World History Maps & Timelines | GeaCron
およそ5000年の人類の歴史が、地図上に刻まれています
紀元前3000年から現代までの世界地図を俯瞰出来るこのサービスには、国や地域、都市の歴史が克明に刻まれています。
のみならず、各時代に繁栄した国々の始まりと終わり、また都市名が変わった年までが克明に反映されているんです。
例えば、東京だったら「1590年・・・江戸」となり、「1869年・・・東京」と切り替わっています。
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それでは、歴史が刻まれた世界地図を現代から遡っていきましょう。
2016年の世界地図

2016年の世界地図
これが2016年現在の世界地図。
これだけでは分かりませんが、私たちが世界地図と向き合って授業を受けた30年前などと比べると、当然違うんですよね。
では、徐々に時代を遡ってみます。
2000年の世界地図

2000年の世界地図
地図上で大きな変化としては表れませんがモンテネグロ共和国、コソボ共和国、セルビア共和国、東ティモールなどの国々が2000年以降に独立したことから、南東ヨーロッパやアフリカで一部の変化が見られます。
次に私たちの多くが学生だった1985年、世界はまだ冷戦状態でした。
1985年の世界地図

1985年の世界地図
多くの人の記憶に残っている部分だけでもロシアはまだソビエト社会主義共和国連邦であり、東ヨーロッパと西ヨーロッパには大きな境界線がありました。
では次に冷戦以前、第二次世界大戦下にあった1940年です。
1940年の世界地図

1940年の世界地図
列強帝国主義の時代から世界中が混乱に突き進んだ時期。
アジアやアフリカなどはヨーロッパ各国の植民地として色分けされています。
日本もまた満州国などと一括りにみなされており、地図上の特色とすればまだ「色が少ない」時代です。
次に、アメリカ合衆国が独立して間もない1800年を見てみます。
1800年の世界地図

1800年の世界地図
まだずいぶんと「白地図」状態であることが分かります。
アメリカの西部、アフリカ、オーストラリアなどは、未だ開拓されていない時代でした。
イギリスがやたら大きいのがわかると思います。
次は、さらに遡って大航海時代の世界地図です。
1500年の世界地図

1500年の世界地図
世界はまだ、ほとんどが未開拓の時代。
しかしながら、ヨーロッパの国々が海路を用いて世界を開拓に向かって行ったことが地図からも分かります。
次に1000年の世界地図です。
1000年の世界地図

1000年の世界地図
日本はまだ平安時代、東日本はまだ「アイヌ」と記されています。
まだ世界のほとんどは白地図で、国は地中海沿岸や中東、中国あたりに集中しています。
紀元1年の世界地図

紀元1年の世界地図
紀元の始まり。
古代ローマや古代ペルシア、中国あたりにしか国は存在していません。
まだこの時代は、日本も国として認識されていないのです。
紀元前1500年の世界地図

紀元前1500年の世界地図
紀元前1500年の世界。
4つの色は、そのまま四大文明をさしていると思われます。
メソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・黄河文明ですね。
紀元前3000年の世界地図

紀元前3000年の世界地図
さらに遡って紀元前3000年。
かろうじて色分けされているのがエジプト文明、メソポタミア文明でしょうか。
GeaCronの世界地図は地域ごとに拡大縮小して閲覧出来ます
本記事では便宜上もっとも俯瞰した地図を年代ごとに追ってみましたが、GeaCronが凄いのは世界地図の各地域で詳細を見ることも出来る点、そしてそのマップから史実を知ることが出来る点でしょう。
例えば、下図はGeaCronで1600年の日本を拡大表示しています。

1600年の日本地図
よくみていただくと、関が原に印がついているのが分かると思います。
ここをクリックすれば「関ヶ原の戦い」についてのWikipediaを確認することが出来るのです。
世界地図で歴史を紐解く、そんな作業がこのGeaCronなら可能なんです。
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