作品紹介
1981年8月公開。
太平洋戦争の1940年~真珠湾、ミッドウエー、南方戦線、山本五十六の戦死、戦艦大和の特攻までが描かれています。
見どころは、本郷、小田切の2家族の戦争との関わり合いとそれぞれの運命。
もう一つは戦闘シーンの特撮です。
戦争に巻き込まれ過酷な運命に翻弄される2つの家族、架空とはいえ実際にあったであろう悲しすぎる出来事の連続で、涙なくして見られないシーンとなっています。
まだ現代のようなCGがなかったこの頃、艦船・飛行機の戦闘シーンの特撮次第では、映画そのものが台無しになってしまう恐れがありますが、この映画は見事な特撮(後述)によって緊迫した戦闘シーンを描いております。


あらすじ
連合艦隊 : 作品情報 - 映画.com
2人の息子を失う父

戦争で2人の夫を失う陽子

英一と陽子

兄と弟

山本五十六逝く


沖縄海上特攻作戦

故鶴田浩二は戦時中、整備予備士官という職務についており、特攻隊員を送りだす立場にいたそうです。
彼の葬儀は、多くの元特攻隊員・戦友が参列し、棺を旭日旗で包み、軍歌で送られたそうです。
没年;1987年6月16日 62歳。
父の後悔・葛藤・悲しみ

共に死にゆく親子の別れ


亡き夫の忘れ形見

主題歌
登場人物
本郷英一 永島敏行

本郷真二 金田賢一

本郷陽子 古手川祐子

本郷直樹 故森繁久彌

小田切武市 財津一郎

小田切正人 中井貴一

奈良岡朋子、友里千賀子、小林桂樹、丹波哲郎、神山繁、長門裕之、高橋幸治、小沢栄太郎等々、その他にも多数の俳優が勢揃いしたオールキャスト的な豪華な出演者となっています。
特撮
戦艦 大和
IHI(石川島播磨重工業)、東宝美術等の合同制作で、実寸の20分の1の模型を作成(作成費9000万円)。小型漁船エンジンを搭載し自力航行ができ、火薬を用いて主砲発射の再現もできました。
長さは13m超の大迫力の模型でした。
撃沈シーンのヤマトは別に40分の1の模型を作成し撮影されたものです。
![本作のために製作された縮尺1/20の大和の模型は、撮影終了後に東武動物公園に寄贈され、直後にテレビドラマ[11] の撮影にも使用された。その後、船の科学館に譲渡されて長らく玄関脇に展示されていたが、2004年の年末に暴風雨によって横転し、上部構造物が損壊、修理不能と判断され解体・廃棄された。
《wikipediaより》
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E5%90%88%E8%89%A6%E9%9A%8A_(%E6%98%A0%E7%94%BB)](/assets/loading-white-036a89e74d12e2370818d8c3c529c859a6fee8fc9cdb71ed2771bae412866e0b.png)

大和の最後
大和の最後の爆発炎上シーンは「派手すぎる」「爆発の炎が大きすぎる」等の中傷が出ましたが、中野昭慶特技監督によると「実際はあんなもんじゃない」というコメントがありました。

実際は、1時間以上に及んだ戦闘で、数十本の魚雷、数十発の雷撃爆弾を被弾したと言われ、横転した後大爆発を起こし、船体を2つに分断し沈んでいったと言われております。

