「ぽっかぽか」とは?

『YOU』は、年齢層が高めの女性向けの漫画雑誌。子育てに奮闘中の主人公や、不倫、大家族、嫁姑などをテーマにした作品が多く、その中でも「ぽっかぽか」は群を抜いて人気があり、連載は28年続きました。綺麗な涙を流せる名作です。

専業主婦、育児真っ只中のママ達が、家事を終えてゆっくりできる時間帯に放送されていた「ぽっかぽか」。パート3まで続くほど、ドラマも人気が出ました。
麻美の「ぐうたら」なところ、麻美、慶彦の家族に対する愛情が溢れていて、わりとドロドロしたり、トラブルばかり続いてヤキモキ!なイメージがある昼ドラも、「ぽっかぽか」の世界観で、楽しい癒されました。

主な登場人物
田所ファミリー

自然が多い郊外の住宅に住む田所ファミリー。完済までまだまだの一戸建てのローンの返済のために、楽しく節約しつつも月末にはイワシのフライ、つみれ鍋が連続して食卓に上がったりすることも。
慶彦は会社まで1時間以上かけて通勤している。一人娘のあすかは幼稚園年少さん。両親をちち、はは、と呼びます。
田所麻美(たどころ あさみ):七瀬なつみ

専業主婦。早起きが何より苦手!慶彦と見合い結婚するまではアパレル関係に勤めていた。厚化粧でブランド大好きでキメキメのスーツに身を包んで、それが当たり前だと思っていた。現在は動きやすいのを理由にオーバーオールが定番服。手抜き料理と子供と遊ぶのが得意。
田所慶彦(たどころ よしひこ):羽場裕一

真面目で融通のきかないところもあるが、優しい父、頼もしい一家の主でもある。たまに、寝坊した麻美の代わりに料理をすることもある。目玉焼きやパンを焼いたり、焼きそばを作ることもある。「ちち焼きそば」と名づけてあすかは大好き。(もちろん麻美も)
いまや2時間ドラマ界になくてはならない存在の羽場裕一も、当時はまだまだ知名度の低かった。
この作品は間違いなく彼の出世作です。
田所あすか:上脇結友

幼稚園の年少クラス。ははと歌って踊ったり(麻美の適当に作った歌に、適当な踊り)、寝る前に早く帰宅したちちに本を読んでもらうのが好き。
ちなみに・・・現在のあすかちゃん
ストーリー
都心から離れた郊外の住宅地に住む田所ファミリー。ご近所さんやあすかの通う幼稚園のママ達の抱えるトラブル、不妊や浮気疑惑、虐待といった悩みを、麻美・慶彦が一緒に悩み、解決していく。

主題歌は楠瀬誠志郎の「しあわせはまだかい」
楠瀬誠志郎の名曲です!
田所ファミリーの日常

朝寝坊ばかりの麻美に代わってゴミ出しは慶彦がする。その時間の麻美は幼稚園に通うあすかの弁当作りでドタバタ!

商店街にあすかと買い物。自ら作詞作曲(?)した歌を大きい声で熱唱しながら歩く。散歩時も同様。

田所ファミリーの住む郊外はまだ畑や田んぼも多い。畑の前の直売所で安く新鮮な野菜を購入できる。

幼稚園から「送り迎えだけはしっかりしてもらいたい」と、クレームがくるほど、滑り込みセーフか遅刻が多い。たいてい麻美の寝坊か、弁当作りに時間がかかるのが理由。朝はたいてい走ってます。

たま~にファミレスで食事をすることもある。家族3人で行く時は麻美が米を炊き忘れた時、父、あすか2人で行った時は麻美が体調を崩した時。寝込んだ麻美に代わって買い物も慶彦が。
麻美の作詞作曲がナニゲにスゴイ件!
タイトル「ようちえん」
「ようちえん、ようちえん、今日からあすかはようちえん♪」
あすかが幼稚園に通うことに不安を感じていた時に、テンションを上げるために即興で制作。
原作ファンにも嬉しい「ぽっかぽかのおしり」


原作でも何度も歌われる「ぽっかぽかのおしり」。ドラマの中で初めて曲がついて麻美とあすかが歌っているのを聞いて感激した原作ファンも多かったのでは!
サウンドトラックも出ています
「ぽっかぽか」ちょい見せ!
もう一度観たい方、田所ファミリーが初めての方は
とにかく陽気で元気な麻美、可愛すぎるあすか、こんな旦那欲しいわ~、と世の奥様方のハートを掴んだ慶彦の田所ファミリー。日常の小さなこと、ささいなことも麻美はちょっとした工夫、変化を付けて周りも自分も幸せにする天才です。
このドラマを観ていた子育てまっさかりのお母さん、慣れない主婦業でつかれきっていた新米主婦さんなどを含めて、「息抜きしながら頑張ろう」「たまにはグウタラでもいいじゃない?」
と、麻美から元気をもらったミドルエッジ女子は私だけじゃないはず!
家族愛がベースなので、ミドルエッジ男子にも是非、観ていただきたい名作です。