ラブ・ストーリーを君に | Movie Walker
西穂高の美しい風景も印象的だったラストシーン。弱々しく「明さんのお嫁さんになりたい」と告白する由美に、「もう、お嫁さんじゃないか」という明。切なくて映画館で号泣したのを覚えています。由美を最後まで自由に好きに生きさせようとする母親役の佐藤友美、見守る医師の露口茂と、当時まだ演技が未熟な主演2人の脇を固める俳優陣が素晴らしかった。美少女としてドラマやCMで活躍していた後藤久美子ですが、あらためて薄命の美少女としてスクリーンで観る彼女の美しさは息を呑むほどでした。ビーバップのリーゼントのイメージが強すぎた仲村トオルも「普通のどこにでもいる大学生」を好演していました。しかし、しばらくビーバップの印象はぬぐえなかったですね。
主題歌は財津和夫の「ラブ・ストーリーを君に」
風の音で始まるこの曲が、映画のラストシーンの余韻にかぶってきて、さらに号泣レベルがアップ!!
当時の後藤久美子
美少女モデルとして活躍
宮沢りえとキットカットのCMに出演。同じ歳の宮沢りえとは比較される対象に置かれながらも共に1980年代後半からの美少女ブームの火付け役として活躍しました。当時活躍していたゴクミ、宮沢りえと同世代の美少女は「小川範子」「桜井幸子」「高橋かおり」など。美少女というだけでなく、みんな演技も達者でしたよね!
1980年代後半の「美少女ブーム」を牽引した美少女たち 10選:後藤久美子・小川範子・坂上香織・宮沢りえ・観月ありさ・桜井幸子・一色紗英ほか - Middle Edge(ミドルエッジ)
「生意気」としてその名を轟かす
プライベートを中心に、インタビューをまとめたエッセイ。当時、雑誌のインタビュー中に敬語を使わない、マスコミに対して中指をたてる、質問中の記者に「マスコミ大っ嫌い!」などと言い放つなど美少女らしからぬ(?)振る舞いが話題にもなりました。「ラブストーリーを君に」のロケの休憩時間に、スタッフさんとトランプをしているゴクミが、あまりにもワガママを言うので、仲村トオルが叱りつけた!というエピソードは有名です。そんなエピソードの積み重ねで、「生意気」となったんでしょうね!
「トロイやつ見ると殴りたくなっちゃう。」って・・・!当時はゴクミだから許された?