昭和の魅力的なライバルキャラクター・ダークヒーロー・アンチヒーロー

昭和の魅力的なライバルキャラクター・ダークヒーロー・アンチヒーロー

昭和の人気アニメ・漫画(週刊ジャンプ連載漫画など)・特撮作品の主人公と主人公に匹敵する(場合によっては主人公以上に)人気があったライバルキャラ・・ダークヒーロー・アンチヒーローをおさらいしてみましょう。


キカイダー
ジローが両肩のスイッチをONにして戦闘モードにチェンジした姿。左右でデザインとカラーリングが異なり、内部メカの露出した左頭部は透明のカバーで覆われている。左右非対称の姿は良心回路が不完全であるために生じるものとされている。戦闘能力はダーク破壊部隊のアンドロイドを凌駕している。
キカイダーの姿では良心回路が完全に作動しているため、ギルの悪魔の笛は基本的に通用しない。

電子頭脳には自身の設計図も記録されており、簡単な修理ならば自分で行える。アカ地雷ガマに身体を四散された際は、ミツ子に自身の配線を指示し元の姿に組み立て直した。

キカイダー・ジロー(人間態)

キカイダーのライバル的キャラクター「ハカイダー」

ハカイダーの人間態「サブロー」

ハカイダーは悪のヒーローとしてトップクラスの人気を誇る

キカイダーを倒すことがハカイダーの唯一の目的

『快傑ライオン丸』(1972年)の主人公「獅子丸 / ライオン丸」とライバル「タイガージョー / 虎錠之介」

獅子丸

獅子丸 / ライオン丸
両親を戦乱で失い、果心居士に育てられた青年。若さから精神的にもろい面もあるが、技の面では卓越した忍者である。

印を結ぶようなポーズをとって「風よ、光よ」と唱えると、果心居士から与えられた「金砂地の太刀」に施された鎖による封印が解け、その太刀を引き抜いて縦に構えて「忍法獅子変化」と唱えることで、白いたてがみをなびかせた獅子面の剣士・ライオン丸に変身する。

変身後の必殺技は、高くジャンプして一気に切り下ろすライオン飛行斬り。のちに強化版としてライオン飛行返しを用いるようになる。この技のきっかけは以下の通りであり、24話でトビムサシを倒した際に金砂地の太刀が折れたが、25話で獅子丸は兄弟弟子の徳心居士と協力して修理した。修理後徳心居士は死ぬが、彼の魂は金砂地の太刀に宿った。47話ではベルトのバックルを金砂地の太刀の束にくっつけて金砂地の太刀を操り、ジェンマの拳銃に対抗した。胴の朱文字の「心」は暗黒魔人の忍術(14話、エレサンダーのエレキ縛り)を破るだけでなく、飛び道具として、武器にもなる。最終話ではこれを用いて怪人ガンドドロを倒し、タイガージョーの仇を討った。

この後平安京でゴースンと対決した時、ゴースンの雷を金砂地の太刀で反射させて逆用し、ゴースンを失明させ、ゴースンの口に飛び込み、心臓を突き刺してそのまま相討ちとなった。
沙織からは「獅子丸さん」、小助からは「獅子丸兄ちゃん」と呼ばれる。

ライオン丸

「快傑ライオン丸」の主人公「ライオン丸」とライバル的キャラクター「タイガージョー・虎錠之介」

虎 錠之介 / タイガージョー
27話から登場する獅子丸のライバル。もともとはある戦国大名の家に生まれたらしいが、日本一の剣士を目指し出奔、その果てに強さを求めてゴースンと手を結んだ。しかし自身は卑怯な真似を嫌う武士で、獅子丸とは何度も激闘を繰り広げる間に、友情のようなものが生まれていく。

ゴースンから授けられた「銀砂地の太刀」を使ってゴースンタイガーと叫び、虎面の剣士・タイガージョーに変身する。初登場でのライオン丸との戦闘で右目に傷を受け隻眼となり、以後、刀の鍔で作った眼帯を装着するようになる。必殺技はタイガー霞返し。のちに魔剣隼斬り(空中の敵がゆっくり飛ぶところを斬る剣技)を編み出す。42~52話まで象牙の槍を使う。ぶつかり合いを経ながら獅子丸達と共に戦ってはいたが、強さを求める心には勝てず、53話ではドクロ忍者に化けて単独でゴースンに挑み、雷で左目を失った末、ガンドドロに短銃で撃たれ絶命した。

タイガージョーのテーマは口笛のみだが、篠原によれば「予算がなかったので、筒井広志さんに相談したところ口笛アーティストを連れてきてくれた。」と予算不足から生まれたアイディアだったことを明らかにしている。

「虎錠之介」とその変身態「タイガージョー」はアンチヒーローの先駆け

1972年(昭和47年)12月11日、虎錠之介役の戸野広浩司が、ロケ先の滋賀県彦根市の国民宿舎で事故死するというアクシデントが起こった。このため戸野広の出演は第40話までとなり、第42話から福島資剛に交替した。なお、第41話はタイガージョーのみの出演としている。

戸野広の死因は「ロケ先の国民宿舎での夜、次の日がオフだった彼はスタッフとの宴会で深酒をして泥酔し、水を飲もうと洗面所へ行ったが、消灯時間を過ぎて電気が消されていて真っ暗な中、唯一洗面所に明かりのついていた女風呂に迷い込み、酩酊状態で脚を滑らせてガラス扉に突っ込んで、割れたガラスで脇腹を切り、そのまま湯船に落ちて出血多量で亡くなった」とのことである。

うしおそうじが旅館に駆けつけると、同じく急を聞いて駆けつけた戸野広の許婚の姿があったという。

戸野広が死亡した場所が女湯だったことから、状況も理解せず、一部のマスコミはこれを覗きの結果と、好奇の目で報じた。それは以後のピープロの営業にまで影響したという。

その5日後の12月16日、世田谷区民会館で「快傑ライオン丸怪人合同慰霊祭」が催され、戸野広の冥福も合わせて祈祷された。僧侶役は遠矢孝信が務めた。また、この日放送された38話のOP後に戸野広の死去を伝えるテロップが挿入されている。

第40、41話の虎錠之介 = タイガージョーの声は、戸野広の死去がアフレコ前だったため、声優の池田勝が吹き替えている。

虎錠之介(演:戸野広浩司)

『仮面ライダーBLACK』(1987年)の主人公「仮面ライダーBLACK」とライバル「シャドームーン」

『仮面ライダーBLACK』(1987年)の主人公「仮面ライダーBLACK」とライバル的キャラクター「シャドームーン」

シャドームーン

『電人ザボーガー』(1974年)の主人公「大門 豊・電人ザボーガー」とライバル「秋月 玄」

大門 豊
主人公。設定年齢23歳。インターポールにより、地中海にあるコルタ島で訓練を受けた「秘密刑事」と呼ばれる警視庁所属の特命捜査官。この事実は警視総監と大門博士の知己である新田刑事しか知らない。

6歳の時交通事故に遭い死にかけたため、対応策として父が開発した電極回路を埋め込まれ、この電極回路から発生される「怒りの電流」で犯罪捜査用ロボット・ザボーガーを起動させる。感情を露にすることが多い熱血漢。

空手や中国拳法などを生かした格闘技で、Σ団のサイボーグ戦闘員を素手で倒すほどの戦闘力を持つ。必殺技は「飛竜三段蹴り」で、Σ団幹部との戦闘時の決め技として用いることが多い。

拳の一撃でコンクリートの壁をぶち抜き、ジャンプ力は数十メートル。コンクリート詰めにされたり、全身に大やけどを負ったりしても短時間で回復できる、人間離れした強靭な肉体と優れた身体能力の持ち主である。

肉体派ではあるが科学知識にも精通しており、ザボーガー基地内ではたびたび白衣に眼鏡というスタイルで各種実験や分析を行なっている。ただし、ロボット工学には父ほど通暁しているわけではなく、第10話でマシーン・ザボーガーを爆破された際には「自分では修復はできない」と述べていた。

大門 豊

ストロング・ザボーガー(第41 - 52話)
松江健が操るバズーカ砲搭載オートバイマシーン・バッハとザボーガーが合体した姿。ザボーガーにセットされていたダイモニウムを二つに分け、一方をマシーン・バッハに組み込んだことで合体が可能となった。初合体成功時は、まだ名前が決まっていなかったが、メカアーミー1号のガラキを倒した後、「強力なザボーガー」の意味で大門によって命名された。

大門 豊とストロング・ザボーガー

電人ザボーガーとミスラガーズ

秋月 玄
第22 - 30、34 - 38話に登場。高性能バイク・マシーン・ホークを駆る男。孤児で悪之宮によって育てられ、彼の恩義に報いるためにΣ団の一員となった。

大門を敵視して執拗に挑戦する。正々堂々戦うことを身上としており、少しでも誤解が生じると、逆に大門を卑怯者呼ばわりするほどである。

サンダーパンチを必殺技とし、再登場後の必殺技はハリケーンパンチ。作戦よりも大門の打倒のみを優先することが多く、悪之宮の指令に背くこともたびたびあり、懲罰として頭の鉄の輪を悪之宮によって締められ、悶絶する場面が多かった。

第30話での大門との対決で飛龍三段蹴りの前に敗北。その際に鉄の輪も壊され姿を消したが、大門を倒すために再登場。その直後に孤児の冬子と知り合い仲良くなるが、彼女に貰った腕輪は悪之宮に利用され、皮肉にも第二の鉄の輪となってしまう。

第38話で大門との勝負に敗れた後、冬子をはじめとする孤児たちのために生きることを誓い、冬子のいる孤児院、「太陽の家」へ去って行った。

秋月 玄

秋月 玄

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