全米トップ40 American Top40 とは?
American Top 40 - Wikipedia
1975年11月のある週のトップ10
日本では、三億円事件の時効が迫って話題が尽きず、紅茶キノコの大流行、ダウンタウンブギウギバンドの「アンタ、あの娘のなんなのさ」、山上たつひこのがきデカ「死刑!」などが、巷に蔓延した1975年。「大地震」や「タワーリングインフェルノ」「エアポート’75」などパニック映画がヒットしたこの年、全米ではソウル、ファンクのブラックパワーが強かった。そしてディスコブーム到来の兆しの1975年、どんなトップ10がチャートを賑わせていたのでしょうか?
第10位 ステイプル・シンガーズ/レッツ・ドゥ・イット・アゲイン

The Staple Singers:Let's Do It Again
第9位 ジグソー/スカイ・ハイ

Jigsaw:Sky High
この曲は色々なヴァージョンがあるのですが、’75年の香港・オーストラリアの合作映画「The Man From Hong Kong」のメインテーマとして。この映画は日本では’77年、「スカイハイ」という邦題で公開されてまたもや主題歌が再ヒット。メインタイトルとシングルヒット版では、イントロの長さが違います。

映画「スカイ・ハイ」のメインタイトル
第8位 ウォー/ロー・ライダー(日本未発売)

War:Low Rider
第7位 モリス・アルバート/フィーリング

Morris Albert:Feelings
一時期、この「フィーリング」が盗作ではないか?とフランスの作曲者が訴えを起こし、一部で騒がれた事がありますが、ちょっと聴いてみましょう。
☆『愛のフィーリング』はシャンソンの盗作だった!(FEELINGS / MORRIS・ALBERT)(POUR・TOI / DARIO・MORENO / LINE・RENAUD)70年代ポップス | ルゼルの情報日記 - 楽天ブログ
第6位 ナタリー・コール/ジス・ウィル・ビー

Natalie Cole:This Will Be
第5回東京音楽祭グランプリ
ナタリー・コールといえば、日本では’76年の東京音楽祭に初お目見えし、圧倒的な存在感、歌唱力を披露して見事にグランプリに輝いた「ミスター・メロディー」が有名ですね。全米ではトップ40入りしませんでしたが、日本のポップスベスト10などでは1位になっておりました。ナタリーの’76年に発表したセカンドアルバムに収録。
第5位 キャプテン&テニール/君こそすべて

Captain&Tennille:The Way I Want To Touch You
第4位 エルトン・ジョン/アイランド・ガール

Elton John:Island Girl
第3位 ザ・フォー・シーズンズ/愛はまぼろし

The Four Seasons:Who Loves You
第2位 シルバー・コンベンション/フライ・ロビン・フライ

Silver Convention:Fly,Robin,Fly
3週連続1位だったエルトン・ジョンの「アイランド・ガール」を蹴落として1位になったのは、ディスコミュージックの金字塔、これしかないんかい?王道のこの曲でございました。
第1位 KC&サンシャイン・バンド/ザッツ・ザ・ウェイ

KC&The Sunshine Band:That's The Way
1973年にヴォーカルのハリー・ケーシーを中心に結成、その頃からいち早くディスコサウンド中心の楽曲で、75年「ゲット・ダウン・トゥナイト」をスマッシュヒットさせてからの「ザッツ・ザ・ウェイ」で爆発、一大ブームを起こしました。その後も活動を続けてきましたが、ザッツ~を超えるヒットがなく人気は下火に。ところが’83年KC名義で(サンシャインバンドが抜けた)「ギブ・イット・アップ」が全米18位を記録するヒットでカムバック。しかし後が続かずに’85年に引退を表明しました・・・が。
いきなり「キングスマン」で蘇るKC&サンシャインバンド

おお~~ん、還暦過ぎたKCさん。
日本では・・・1975年10月の歌謡曲ベスト10
【1975年10月】「いちご白書」をもう一度/解散覚悟のバンバン ユーミンに依頼
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/yomimono/music/anokoro/10/kiji/K20111015001820000.htmlスポニチ Sponichi Annex 芸能 365日 あの頃ヒット曲ランキング 10月
こう見ると、この時からドラマの主題歌や挿入歌がヒットするという形が目立ってきています。どうしてもテレビ全盛時代だったから、このタイアップは根強いのかもしれません。