あの頃洋楽が熱かった~全米トップ40あの年、あの月のベスト10曲(1975年11月)

あの頃洋楽が熱かった~全米トップ40あの年、あの月のベスト10曲(1975年11月)

あの時代、テレビと共にラジオにも夢中だった。テレビでは毎日歌謡番組が放送され、知らないうちに歌が身体に沁みこんでいった頃、ラジオでは洋楽専門の番組が各局に増えていた。その中でひと際洋楽ファンを虜にした番組が「全米トップ40」だ。ここでは、70~80年代のランダムにピックアップした月のチャートのトップ10曲をまとめました。


全米トップ40 American Top40 とは?

1975年11月のある週のトップ10

日本では、三億円事件の時効が迫って話題が尽きず、紅茶キノコの大流行、ダウンタウンブギウギバンドの「アンタ、あの娘のなんなのさ」、山上たつひこのがきデカ「死刑!」などが、巷に蔓延した1975年。「大地震」や「タワーリングインフェルノ」「エアポート’75」などパニック映画がヒットしたこの年、全米ではソウル、ファンクのブラックパワーが強かった。そしてディスコブーム到来の兆しの1975年、どんなトップ10がチャートを賑わせていたのでしょうか?

第10位 ステイプル・シンガーズ/レッツ・ドゥ・イット・アゲイン

1975年、ステイプルシンガーズが手がけた、カーティス・メイフィールド製作の映画「レッツ・ドゥ・イット・アゲイン」のサウンドトラックからの同名主題歌。

The Staple Singers:Let's Do It Again

第9位 ジグソー/スカイ・ハイ

一発屋との声が高いイギリスのバンド、ジグソーの「スカイ・ハイ」。エヴァーグリーンヒット曲として、日本でもバカ売れいたしましたが、全米でも最高位3位。ミル・マスカラスのテーマとしても日本では有名ですね。

Jigsaw:Sky High

この曲は色々なヴァージョンがあるのですが、’75年の香港・オーストラリアの合作映画「The Man From Hong Kong」のメインテーマとして。この映画は日本では’77年、「スカイハイ」という邦題で公開されてまたもや主題歌が再ヒット。メインタイトルとシングルヒット版では、イントロの長さが違います。

シングル盤の「スカイ・ハイ」がヒットしちゃったので、無理矢理邦題に持ってきたな感が、ミエミエですね。

映画「スカイ・ハイ」のメインタイトル

第8位 ウォー/ロー・ライダー(日本未発売)

アニマルズのエリック・バードンを中心に結成されたウォー。ラテンの匂いがしますが、殆どが米国黒人によるファンクバンド。アルバム「仲間よ目をさませ!」に収録

War:Low Rider

第7位 モリス・アルバート/フィーリング

モリス名義でありますが、モーリス・アルバートとしての方が日本ではお馴染みかもしれません。常套句「愛の」を付けたモノもあり、カバー曲もいっぱいありますね。一番有名なのはハイ・ファイ・セットのヴァージョンでしょう。

Morris Albert:Feelings

一時期、この「フィーリング」が盗作ではないか?とフランスの作曲者が訴えを起こし、一部で騒がれた事がありますが、ちょっと聴いてみましょう。

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