プロデュース
ナイル&バーナードのチームは多くのアーチストをプロデュースしていますが、その代表となるのは、なんといってもダイアナ・ロスのアルバム「ダイアナ」(1979年)とシングル「アップサイド・ダウン」(1980年)でしょう。どちらも大ヒットしています。
ダイアナ・ロスの成功により、次々にプロデュースの依頼が舞い込みます。
その中でもナイル・ロジャースがプロデュースしたデヴィッド・ボウィの「レッツ・ダンス」(1983年)やマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」(1984年)は代表作と言えるでしょう。
グッド・タイムス
Risque (1979)
3枚目のアルバム「危険な関係 Risque」が1979年に発売され、このアルバムからも全米ナンバー1ヒット「グッド・タイムズ」が生まれ、いよいよシックの人気はピークを迎えました。
【収録曲】
1.グッド・タイムス
2. 暑い夏の夜
3. キープ・ダンシング
4. 禁じられた恋
5. ラヴ・ユー
6. ウィル・ユー・クライ
7. 私はどうなるの
この後もシックは「Real People」(1980年)、「Take it off」(1982年)、「Tongue in Chic」(1982年)、「Believer」(1983年)とコンスタントにアルバムを発表していますが、次第にプロデュース業へと移行していき活動停止。
ようやく1992年に再始動となりますが、その間パワー・ステーションなどで活動していたドラムスのトニー・トンプソンは参加せず、その後、2003年に死去。
バーナード・エドワーズも1996年に急死してしまいました。
Chic
因みに、1979年「Good Times」が全米で大ヒットしている頃、ハーレム出身の若者3人組が「Good Times」のリズム・トラックをそのまま使い、「ラッパーズ・ディライト Rapper's Delight」として発表しました。
この3人組がシュガーヒル・ギャングで、この曲は史上最初にチャートインしたラップ曲となり、ヒップホップをメジャーにしポップス界に大革命をおこしました。
シュガーヒル・ギャング