【訃報】白川由美さん死去。二谷英明さんとおしどり夫婦でも有名。

【訃報】女優の白川由美さんが死去

女優の白川由美（しらかわ・ゆみ、本名二谷安基子＝にたに・あきこ）さんが14日夕方、心不全のため死去した。79歳。東京都出身。品のあるお母さん役を中心に活躍。

通夜は17日、告別式は18日、いずれも東京都渋谷区広尾5の1の21、祥雲寺で近親者のみで営まれる。喪主は長女友里恵さん。

亡くなった白川由美さん

所轄の警察署関係者によると、14日夕方に白川さんが自宅の風呂場で倒れているのを家人が発見した。すぐに119番に通報したが、すでに心肺停止の状態で病院に搬送されたという。
事件性はないが突然死のため、監察医が死因を調べ、一夜明けた15日になって心不全と特定された。

周囲によると、ここ最近はとても元気で、体調不良を訴えることもなく、通院などもしていなかったという。近所の人も「いつも、明るくあいさつをしてくれる人でした」と話し、突然の訃報に驚いていた。

白川由美さんのプロフィール

1936年10月21日生まれ。
東京都品川区出身。頌栄女子学院中学校・高等学校卒業。

本名は二谷安基子（にたにあきこ）。旧姓は山崎（やまさき）。
学生時代の愛称は安基子嬢。

若い頃の白川由美さん

1956年、東宝に入社し「ならず者」で映画デビュー。
小津安二郎監督作品「小早川家の秋」をはじめ、「空の大怪獣ラドン」、「地球防衛軍」、「妖星ゴラス」などSF特撮映画や「サラリーマン出世太閤記」シリーズ、「サザエさん」シリーズなど多数の映画に出演。知的な美貌で人気を博した。
東宝の特撮映画を代表する女優でもあった。

1964年、俳優の二谷英明さん（2012年没、享年81）と結婚し、友里恵さんを出産した。

結婚後はテレビドラマに多数出演。母親役を好演し、「母親にしたい女性タレント」の上位ランクインの常連となった（一時期は野際陽子と並んでTBSホームドラマの母親役として多く起用されていた）。

2011年の大ヒットドラマ「家政婦のミタ」にも出演していた。