“心のかさぶた”優しくはがす、S・ワンダーの主題歌に超感涙!コッポラ珠玉の青春映画『アウトサイダー』

“心のかさぶた”優しくはがす、S・ワンダーの主題歌に超感涙!コッポラ珠玉の青春映画『アウトサイダー』

『アウトサイダー』は巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督による青春映画の金字塔だ。本編のみならず、スティービー・ワンダーが歌う主題歌「ステイ・ゴールド」も感涙もの。時を超えて、私たちを少年だったあの頃に優しく誘ってくれる。観てない人はぜひ、一度観た人も再鑑賞必須のこの映画、ミドルエイジになって自分が失ったものの大きさがわかるかも!?


『アウトサイダー』を観るべき3つの理由

まずは、この映画を観るべき理由を3つ、挙げてみよう。

1.『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』の巨匠フランシス・コッポラによる青春映画。

若い頃のお茶目(?)な写真。こんなことする人の青春映画ってどんなん!?

2.のちに人気者となる若手俳優が多数出演している。

左からトム・クルーズ、ロブ・ロウ、C・トーマス・ハウエル、マット・ディロン、ラルフ・マッチオ、エミリオ・エステべス、パトリック・スウェイジ。のちのスターたちの若かりし日の決めポーズ。

3.あのスティービー・ワンダーの主題歌「ステイ・ゴールド」があまりにも素晴らしい。

「この曲聴かずに死ねるか!」ってほどの名曲中の名曲「ステイ・ゴールド」。天才、スティービー・ワンダーの真骨頂バラード。

とまあ、すでに観ている人には周知の事実かもしれないが、公開から約30年経ったいまだからこその観るべき理由でもある。初めて観ても、再鑑賞でも、いろいろな意味で楽しめる。ミドルエイジには、コッポラ監督のメッセージが余計身に染みると思われるので(たぶん)、ぜひ鑑賞をおすすめしたい。

巨匠コッポラが描く正統派の青春映画!

貧乏で家庭環境も良いとは言えない。これといった夢もなく、もどかしさと切なさを抱えているアウトサイダーたち。でも、無邪気に笑いあえる仲間がいる。そんな少年たちの刹那を描いた珠玉の青春映画である。1983年にアメリカで公開。『ウエストサイド物語』や『アメリカングラフティ』といった正統派青春映画の流れを受け継ぐ作品だ。アメリカの作家、スーザン・エロイーズ・ヒントンが1967年16歳の時に発表し、大ベストセラーとなった青春小説をコッポラが映画化。『ランブルフィッシュ』『コットンクラブ』と続くコッポラYA(ヤング・アダルト)三部作の第一作である。

1970年代に『ゴッドファーザー』『ゴッドファーザーPARTⅡ』『地獄の黙示録』と重いテーマの大作を世界中で大ヒットさせたあとの作品と考えると興味深い。ジョージ・ルーカスが、『スター・ウォーズ』の前に『アメリカン・グラフィティ』を作ったように、“青春もの小作品”(ブレーク前)⇒“大作”(大ブレーク)というハリウッド監督の出世街道の図式の逆をいったのだから(逆といっても名声が落ちたわけではない。ただ、80年代に何度か破産したことが関係してるとかしてないとか・・・)。

当時、まだ無名だった若手俳優たちは、すでにスター監督だったコッポラからどんな演技指導をされたのだろうか・・・。

<< ストーリー >>

舞台は、オクラホマ州タルサ。14歳のポニーボーイは、両親を交通事故で失い、長兄ダレル、次兄ソーダポップと暮らしていた。ポニーボーイは、親友ジョニー、リーダー格のダラスといつも一緒だった。彼らが住んでいるイーストサイドには貧民階級のグループ「グリーサー」があり、ウェストサイドには富裕階級のグループ「ソッシュ」があった。対立関係にある両グループはことあるごとに小競り合いを繰り返していた。そんなある夜、ジョニーはソッシュのひとりをナイフで刺し殺してしまう。ジョニーと一緒にいたポニーボーイは、相談したダラスの指示でタルサを離れ、廃屋の教会に身を隠す。

数日が経ち、2人の様子を見に来たダラスと食事をしたあとに戻ってみると教会は大きな火柱を立て、火事になっていた。遊びに来ていた子供たちが教会の中に取り残されているのを知ると、ポニーボーイとジョニーはダラスの制止を振り切り、火の中にとび込む。子供を助けることはできたが、ジョニーは大火傷を負って入院してしまう。

ジョニーの容態が悪化していく中、グリーサーとソッシュは決闘をする。ダレルを先頭に大乱闘の末にソッシュに勝利するグリーサー。勝利の報告をしに病院へ行ったポニーボーイとダラスはジョニーの死を知る。自暴自棄になったダラスはスーパーを襲って逃走。パトカーに追われ、あげく射殺されてしまう。ポニーボーイがジョニーから譲り受けた小説「風とともに去りぬ」にはさんであった紙には、死んだジョニーからのメッセージが書かれているのだった……。

左からジョニー(ラルフ・マッチオ)、ダラス(マット・ディロン)、ポニーボーイ(C・トーマス・ハウエル)。マッド・ディロンはほんとセクシーだった・・・。

エミリオ・エステべス(一番左)が着ているミッキーマウスの袖なしTシャツが印象的。

C・トーマス・ハウエルもラルフ・マッチオもホント美少年だった。

ポニーボーイの長兄ダレル役のパトリック・スウェイジ(中央)の上半身がすごい。さすが、ダンサー。

「グリーサー」と「ソッシュ」の違いはこんな感じ。とてもわかりやすい・・・。

3人の兄弟愛にもグッとくる。

次ページ「若かりし日のスターが勢ぞろい!」に続く・・・

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