真のサムライに化けた男~ハドラー
ガンジーも助走をつけて漫画を読むレベル 小物臭全開の魔軍司令ハドラーの自己紹介シーン
どこかヤケクソにも見える顔
ガンジーも助走をつけて漫画を読むレベル 小物臭全開の魔軍司令ハドラーの自己紹介シーン
ハドラーさんのリーマン日記
部下にこんなことまで言われてました
落ちるとこまで落ちたとまで言われる
もう後には引けない・・・男の決意がハドラーを変える
禁断の魔改造を自らの体に施す
オレに最後のチャンスをくれるなら・・・たとえ相手が神でも悪魔でもかまわん!
死ぬなよダイ!という言葉を口にするとは
友情のようなものもたしかに芽生えていた
急げポップ!骸が動いたのだ!もうけものと思え!!
最後は師のように
このときのハドラーは、間違いなくもう一人のアバンの使徒だった
自分を救ったポップ。その気持ちに涙が止まらない
そうして男は心から願った。この男の命をどうか救ってくれと。
俺のような悪魔のためにこいつを死なせないでくれっ!!!
ここまで「ダイ」におけるおじさんキャラの紹介をしてきました。他にもバランとか、ロンベルクさんとか、かっこいいおじさんがたくさん居るのですが、紹介しきれませんでした。
ダイがこれまでの漫画と違っていたのは、味方だけではなく、敵にも様々な葛藤がある、それぞれの立場がある、ということをクローズアップし、あまり注目されてこなかった敵キャラの心情描写をしたことだと思います。単なる敵でも奥行きのある人物として描かれていて魅力的です。また、敵と味方の間にも友情に似た感情が芽生えることがある、というストーリーが感動を生みました。
人生の甘さも苦みも両方知っている、そんなおじさんキャラたちがいて、主人公たちを陰で支えたり励ましたりしている。そんな「ダイ」を読むと、誰にも人生のストーリーがあって、それぞれの人生を生きている、そういうことに改めて気づかされます。「ダイの大冒険」はそういう素晴らしい漫画でした。