「ザ・ビートルズ」最初の5枚

「ザ・ビートルズ」最初の5枚

60年代を代表するに留まらず、いまだに大きな影響力を持っているザ・ビートルズ。永遠のアイドルにして音楽界きってのイノベーター。そんな彼らの初期のアルバムを辿ってみます。


ザ・ビートルズ

ザ・ビートルズ(The Beatles)はイギリス・リヴァプール出身のロックバンドで、20世紀の音楽界に最も大きな影響を与えたバントと言ってもよい存在です。

メンバーは、以下の4人です。

1940年10月9日生まれ
【担当】 
ボーカル・リズムギター・リードギター・ベース・ハーモニカ・ピアノ・オルガン

ジョン・レノン (John Lennon)

1942年6月18日生まれ
【担当】
 ボーカル・ベース・アコースティックギター・エレクトリックギター・ドラムス・ピアノ・オルガン・メロトロン・モーグ・シンセサイザー

ポール・マッカートニー (Paul McCartney)

1943年2月25日生まれ
【担当】
リードギター・ボーカル・シタール・タンブーラ・ソードマンデラ・ピアノ・モーグ・シンセサイザー

ジョージ・ハリスン (George Harrison)

1940年7月7日生まれ
【担当】
ドラムス・ボーカル

リンゴ・スター (Ringo Starr)

ザ・ビートルズのナンバーは全部で213曲。そのほとんどがシングルになるのではないか?!というほどポップでキャッチーでありながら、実験性、革新性もそなえているという奇跡の楽曲群。
非常に稀な存在といえます。
デビューアルバムから順に初期のアルバム5枚を辿ってみました。

Please Please Me

1963年3月22日(モノラル盤)、1963年4月26日(ステレオ盤)がイギリスで発売。

プリーズ・プリーズ・ミー

ザ・ビートルズは1963年2月11日午前10時にプロデューサーのジョージ・マーティンと共にスタジオ入りし、10時間弱でシングルで既に発表されていた4曲を除く10曲を完成させました。
事実上1日で作られたこのアルバムは、イギリスのメロディ・メーカー誌で30週間1位を記録し、その座を譲ったのは、なんとセカンド・アルバムの「ウィズ・ザ・ビートルズ」でした。

もう一曲。記念すべきデビュー・アルバムの冒頭を飾るI saw Her Standing There」です。
この曲は、ジョンもポールもお気に入りだったようで、2人ともソロになってからもライブで取り上げています。

With the Beatles

1963年11月22日イギリスで発売

ウィズ・ザ・ビートルズ

8曲がオリジナル(ジョージ・ハリスンの最初の作品「ドント・バザー・ミー」収録)で、残り6曲がほとんどモータウンなどのR&Bカヴァーとなっています。
当時大ヒットした“抱きしめたい”や“シー・ラヴズ・ユー”が収録されていませんが、前期のザ・ビートルズはシングル・リリース曲を基本的にアルバムに収録していません。
前作と比べると垢抜けたといいますか、スマートになった印象を受けます。これは同時代の他のミュージシャンたちと比べると更に際立ちます。

ところで、ちょっと信じがたいことに、このアルバムはファースト・アルバムからわずか4ヵ月後にレコーディングされています。改めて考えるとスゴイですね!!

“She Loves You”が収録されなかったからでしょうか、同じタイプの“It Won't Be Long”がアルバムの冒頭を飾ります。カッコイイですね。
そして、曲の素晴らしさにジョン・レノンが嫉妬したという、ポールの傑作のひとつ“All My Loving”が3曲目に入っています。

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