『特撮ロボ』60年代前後から70年代の特撮番組に登場する人型のロボット(アンドロイド)

『特撮ロボ』60年代前後から70年代の特撮番組に登場する人型のロボット(アンドロイド)

現在では「特撮ロボ(ロボット)」と言えばスーパー戦隊シリーズに登場する人型の巨大メカ「戦隊ロボ」が代表的ですが、かつてはロボットもの単独の特撮番組も多く存在しました。1960年代前後から1970年代(1979年まで)までの懐かしい特撮ロボットを振り返ってみましょう。


ブレイン
元は佐原博士率いる科学者チームが作り上げた超高性能コンピューター。一つ眼の本体から何本ものパイプが宙に伸び、更にこのパイプにいくつもの球体をぶら下げたような形状をしている。

自我と、「オートダイオードワンセブン」により完全自衛システムを保有。更にあらゆる物体を生み出せる超生産能力で、重さ2000トンの巨体を誇る巨人頭脳へと成長したが、これが仇となり、科学者チームの中でも狡猾で野心家だったハスラー教授の策略で、人類を地球にとって邪魔な存在と見なし、人類を全滅させるべく幾多のロボットを作り上げ征服に乗り出した。

さらに世界中の刑務所から囚人を集めブレイン党を結成し、レッドマフラー隊に戦いを挑んだ。またハスラー教授から主導権を奪って「私のことはミスター(・ブレイン)と呼びたまえ」と告げると同時に、ハスラーのことは「ハスラー君」と呼んで奴隷扱いし、自らブレイン党のトップとして君臨した。第12話で佐原博士によって破壊されたが、超生産能力で瞬時に再生した。

自分を中心に半径2キロ以内のコンピュータを支配下に置く能力もあり、この影響を及ぼせる区域は「ブレインエリア」と呼ばれる。そのためワンセブンはうかつにブレインに近づくことはできなかったが、最終話で三郎がワンセブンを手動操縦することでブレインと対抗した。

ワンセブンは自分だけで「ブレイン」に特攻する。ブレインはワンセブンと共に爆発四散し、戦いは終わった。

バトルフィーバーJ(1979年) 「バトルフィーバーロボ」

『バトルフィーバーJ』(バトルフィーバー ジェイ)は、1979年(昭和54年)2月3日から1980年(昭和55年)1月26日までテレビ朝日系列で毎週土曜18:00 - 18:30(JST)に全52話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第3作目に当たる。

現在の「スーパー戦隊シリーズ」へと到る転機となった作品でもあり、昭和から平成にかけての数年間はシリーズ第1作として扱われていた。

5人組のグループヒーローという骨子に加えて、『ゴレンジャー』『ジャッカー』では登場しなかった巨大ロボット(戦隊ロボ)「バトルフィーバーロボ」やロボを輸送する巨大母艦「バトルシャーク」の登場など、後のメカによるスーパー戦隊シリーズにおける基本的なフォーマットは本作品において確立された。

このコンビネーション・システムと呼ばれる巨大ロボットと巨大母艦の組み合わせは当時、トミーから発売され好調だった『恐竜探険隊ボーンフリー』の「ボーンフリー合体セット」に対抗して発案されたものである。

『バトルフィーバーJ』(1979年)

バトルフィーバー隊各員は「ジェットオン!」の掛け声とともにジャンプして腰のバックルに相当する入口から乗り込み、頭部の中にある操縦席へと移動する。

基本は5人全員で操縦するが、緊急時(敵ロボットとの二面作戦対策)はメイン操縦者のジャパンのみでも操縦可能。

また当初は操縦席にシートベルトが存在しなかったため、バトルフィーバーロボが大きな衝撃を受けて転倒したような場合には、搭乗中のメンバーが操縦席から投げ出される描写があった。

第11話から4点式シートベルトが装備されるようになったが、第13話のように2点式シートベルトとして利用する描写も存在している。

バトルフィーバーロボの頭部の中にある操縦席

倉間鉄山将軍の指揮の下、バトルフィーバー隊のために建造されたISO合金製の巨大ロボット。1話からストーリー中で語られ登場していたものの、実戦投入は5話からとなった。

上半身は日本の鎧武者、下半身は西洋の鎧騎士をモチーフとし、赤と黒をベースに、黄色をアクセントとした配色が施された、重厚な意匠が特徴。当時はメイン商品として「DXバトルシャーク」が位置づけられ、ロボはその付属アイテムとして考えられていたことから変形や合体などの機構は内蔵されておらず、デザイン面においてはシリーズ中でも特にシンプルかつスマートなものに仕上げられている。

バトルフィーバーロボ スーパー戦隊シリーズにおいて最初に登場した巨大ロボットである。このバトルフィーバーロボの玩具が商業的成功を収めたことが、以降のシリーズ後継作でも様々な巨大ロボットが登場するきっかけの1つとなった。

必殺技は、電光剣を回転させて宇宙エネルギーを集めて上段から敵を一刀両断にする「電光剣・唐竹割り」

バトルフィーバーロボの「電光剣・唐竹割り」

バトルフィーバーロボの超合金での商品名は「バトルフィーバー」。

「DXバトルシャーク」と超合金「バトルフィーバー」のセット

ロボット(アンドロイド等)ではなく巨大サイボーグ

スペクトルマン(1971年) ネビュラ人のサイボーグ・エージェント。巨大ヒーローとして最弱の部類。どの話でも一度はやられてしまう程、かなり弱い。

『スペクトルマン』は、1971年(昭和46年)1月2日から1972年(昭和47年)3月25日にかけてフジテレビで土曜日19:00-19:30に全63話が放送された、ピー・プロダクションが企画、制作した特撮ヒーロー番組の題名。およびその番組に登場するヒーローの名称。

番組開始当初の題名は悪役を冠にした『宇宙猿人ゴリ』であったが、その後『宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン』を経て、最終的に『スペクトルマン』へと改題された。第二次怪獣ブーム(または「変身ブーム」)の先駆けでもある。

宇宙からの侵略者「宇宙猿人ゴリ」の送り出す怪獣対ネヴュラの星のヒーロー・スペクトルマンの戦いを描く。
怪獣に対して主人公が変身して戦うことは他の特撮テレビ番組と同じだが、当初は悪役が主役、正義のヒーローが脇役という逆転の演出となっていた。

また、スペクトルマンがネビュラ71遊星の指令により常にその行動を管理されていて、その指令がないとスペクトルマンに変身できず、地球防衛のためとはいえ非情な命令を下されて苦悩したり、さらに無敵のヒーローではなく強敵怪獣に圧倒されて敗北することも少なくないなど、独自の作品世界を決定付ける新機軸が盛り込まれていた。

スペクトルマン(1971年)

非常に官僚的な変身システムになっている。

ネビュラ遊星に変身許可を申請する。ネビュラ遊星に断られて、変身できないこともある。

蒲生譲二「ネビュラ71、スペクトルマンへの変身願います」

地球人にとっては「スペクトルマン」とは、一貫してあくまでも変身体のことを指すが、ネビュラ71にとっては変身体も蒲生譲二の状態も一貫して「スペクトルマン」であり、常にそう呼ばれる。

ネビュラ71「了解・・・スペクトルマンに告ぐ・・・スペクトルマン変身せよ」

この変身は、蒲生の身体自体の変形ではなく、ネビュラ遊星の承認を受け、遊星から照射された光線を浴びることにより転送されたマスクやスーツ等の装備に、蒲生の全身が包まれ装着・変身するというものである。

宇宙刑事ギャバンなどの装着に近い。

ネビュラ71からの変身光線を浴びて変身が実行される。

変身時にアニメ画面になる・・・変身後、実写に戻る。

スペクトルマンに変身完了

格闘戦で苦戦すると、苦し紛れに大木やパイプラインなどを拾い上げ、武器として振り回して使用することが多々ある。

さすが70年代です・・・

スペクトルフラッシュは、すぐに発射されない・・・

最大威力で発射すると力尽き倒れ果ててしまうため、「失敗すれば命はない」とネビュラより宣告されるほどである。

放送当時の雑誌の記事には一発で全エネルギーの90%を消耗すると紹介されている。番組後半では作風が変わったせいか、フラッシュを放った後でも力尽きて倒れなかったり、連発したりもしている。

スペクトルフラッシュの構えに入ってから発射するまでの時間が2.5秒もかかる・・・

最終話になる第63話で、スペクトルマンに腹心ラーをやられたゴリは、全てに絶望して崖から飛び降りて自殺してしまいます・・・特撮ヒーローっぽくない最終回です・・・さすが70年代です。

スペクトルマンがゴリに自殺を思いとどめさせようと説得しても駄目でした・・・

地球を狙う天才科学者宇宙人「ゴリ」と、その部下で頭の悪い「ラー」。二人の信頼関係は深い。

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