『特撮ロボ』60年代前後から70年代の特撮番組に登場する人型のロボット(アンドロイド)

『特撮ロボ』60年代前後から70年代の特撮番組に登場する人型のロボット(アンドロイド)

現在では「特撮ロボ(ロボット)」と言えばスーパー戦隊シリーズに登場する人型の巨大メカ「戦隊ロボ」が代表的ですが、かつてはロボットもの単独の特撮番組も多く存在しました。1960年代前後から1970年代(1979年まで)までの懐かしい特撮ロボットを振り返ってみましょう。


アイアンキング(1972年) 最弱なヒーロー。全26話のうち、「アイアンキング」が敵を倒したのは、たったの4回。

『アイアンキング』は、1972年(昭和47年)10月8日から1973年(昭和48年)4月8日まで毎週日曜日19:00 - 19:30に、TBS系で放送された宣弘社製作の特撮テレビ番組(全26話)、および作品中に登場する変身ヒーローの名称である。1958年(昭和33年)2月から1974年(昭和49年)3月まで、TBS・日曜の武田薬品工業1社提供枠(『タケダアワー』)17作目にあたる。

静弦太郎(しずか げんたろう)
この物語の主人公。設定年齢23歳。国家警備機構の「密使」と呼ばれる凄腕のエージェントで、黒のテンガロン・ハットにウエスタン風の服装がトレードマーク。アイアンベルトという鞭や剣のように変形する武器を駆使して、たとえ巨大なロボット相手でも臆することなく立ち向かい、その抜群の運動能力で巨大怪獣やロボットを倒す実力がある。

普段は陽気で人懐こく美人に弱い若者だが、「日本転覆をたくらんでいる組織の壊滅」という任務のためには、内心では葛藤しつつも露悪的に振舞ったり、時に非情な判断も辞さない。それは周りを利用したり切り捨てるだけでなく、時には自分の生命をも顧みない。同時に有事の際に個人的心情を優先したり、現実から目を逸らしたきれいごと、非合理的な行為には嫌悪感を見せている。

アイアンキングについての情報は与えられていたが、最終回までは相棒の五郎がそのアイアンキングだとは想像もしていなかった。全話を通じてギターをつま弾きながら歌うシーンがたびたびあり、童謡や歌謡曲などバリエーションに富んでいた。
設定では、津島研究所の前に捨てられていた孤児であり、置手紙によると父の名は弦之助、母の名は小枝という。

霧島五郎(きりしま ごろう)
国家警備機構の一員で、登山家風の格好をしたサングラス着用の青年。設定年齢28歳。弦太郎を身近でサポートするべく派遣された。劇中では語られていないが、設定では「登山中の落雷事故で死亡したが、津島博士によってアイアンキングに変身する能力を与えられて蘇生した」とされており、当時の小学館の学年別学習雑誌の記事など、掲載誌で解説されていた。

弦太郎とは対照的にドジで間抜けな三枚目だが妙に馬が合い、弦太郎のことを「弦の字」の愛称で呼ぶ。初期では敵に囲まれてもほとんど活躍しなかったが、段々と戦う場面も増え、道中で迫り来る敵組織の軍勢を前に、二人で掛合い話を繰り広げつつ丁々発止で切り結ぶ様子が散見された。しかし、たまにドジを踏んで弦太郎を困らせることもある。人情家でお人好しのため弦太郎の非情すぎる判断を躊躇なく非難することもあるが、その判断で敬遠された彼をフォローすることもあり、彼の心中を察していないわけではない。

弦太郎はもちろん、国家警備機構の関係者でも五郎がアイアンキングであることを知る者は少ない。ただし、弦太郎の前で時折自分がアイアンキングだと示唆する言葉はこぼしている。アイアンキングから五郎の姿に戻った際には、ことあるごとにエネルギー源の水をガブガブ飲んでいる。第4話ではジュースやコーラ、第19話では雪を、第20話では水を飲む代わりにツララをしゃぶっており、水分であれば水そのものでなくてもエネルギー源となる。但し第3話では海水を飲んでしまい「海水飲んだら喉が痛いよ~」とのたうち回っていたので、生命には異常は無いにしても海水によるエネルギー補給は禁忌のようである。
不知火一族を一撃で消滅させ、怪ロボットの足止めができるほど強力な光線銃を所持しているが、使うことは少ない(生命の危機となる大ピンチでも使わないことがある)。

アイアンキング(1972年)

アイアンキングは国際警備機構の津島博士が製作した巨大戦闘用サイボーグ。

登山中の落雷事故で落命し、変身用システムを組み込まれて蘇生した霧島五郎(サイボーグ)が変身する。身長45メートル、体重55万トン。

アイアンキングは水をエネルギー源としており、活動時間はわずか1分。

エネルギーの消費具合は胸と首筋と額に輝くカラータイマー状の発光器官がひとつずつ消えてゆく様子で確認できる。具体的には活動を開始してから30秒で胸のアイアンスター、50秒で首筋のキングスター、1分を過ぎると額のアイアントップが点灯し始める。

アイアントップが消灯する(=エネルギーを使い果たす)と強制的に五郎の姿に戻ってしまう。

この「1分間」のタイムリミットが語られるのは不知火一族編のみであり、中盤以降は「アイアンキングの体の水分が無くなるまで」とされている。最終回前後編では、タイタニアンに操られたアイアンキングが、かなり長時間活動している。

霧島五郎(きりしま ごろう)がアイアンキングに変身する。活動時間はわずか1分(アイアンキングの体の水分が無くなるまで)。

アイアンキングが敵を倒すのではなく、主人公の人間である静弦太郎(しずか げんたろう)が敵を倒すことが多い。

最弱の巨大ヒーロー「アイアンキング」

いじけてしまう五郎・・・

霧島五郎「俺なんか行ったって助けられないよ・・・」

なんと全26話のうち、「アイアンキング」が敵を倒したのは、たったの4回だけ。

巨大なやられサイボーグのアイアンキング

アイアンベルトという鞭や剣のように変形する武器を駆使して、たとえ巨大なロボット相手でも臆することなく立ち向かい、その抜群の運動能力で巨大怪獣やロボットを倒す実力がある。

人間として最強の「静弦太郎」がアイアンベルトを使って敵を倒す

恐竜大戦争アイゼンボーグ(1977年) 戦闘巨人「アイゼンボー」

『恐竜大戦争アイゼンボーグ』(きょうりゅうだいせんそうアイゼンボーグ)は、1977年10月7日から1978年6月30日まで東京12チャンネル(現:テレビ東京)系列で毎週金曜19:30 - 20:00に放送されていた特撮・アニメ番組である。円谷プロダクション制作。全39話。

1986年、七千万年前に絶滅したはずの恐竜たちが、超能力を持って蘇り人類に宣戦を布告した。事故で重傷を負いサイボーグとなった立花愛と善の兄妹は、地球上のあらゆる生物による攻撃から人類を守るプロジェクトチーム・D戦隊の仲間たちとともに戦闘マシンを駆って恐竜軍団に立ち向かう。やがて戦いは新たな敵、恐竜魔王ゴッテスや戦闘巨人アイゼンボーの参戦で、より激化することとなった。

恐竜大戦争アイゼンボーグ(1977年) 戦闘巨人「アイゼンボー」

立花善は愛とクロスすることによってアイゼンボーグマンになる。
立花愛は善とクロスすることによってアイゼンボーグ号の制御回路になる。

アイゼンボーグマン

アイゼンボーグマンとなった善が「ボー・チェンジ」の掛け声でアイゼンボーグ号の制御回路になった愛と再度合体

アイゼンボーグマン・アイゼンボーグ号からアイゼンボーへの変身

アイゼンボーグマン・アイゼンボーグ号からアイゼンボーへの変身

額部分にカラーチェッカーと化したアイゼンボーグ号を装着

第19話で重傷を負った愛を手術した際に高圧電流を受けたことが原因で愛が超能力を得たため巨大化が可能になったと第20話のナレーションでは語られている。

サイボーグである立花愛が巨大化するので、アイゼンボーはロボット(=アンドロイド)ではなく、巨大サイボーグであろうという解釈です。

恐竜大戦争アイゼンボーグ(1977年) 戦闘巨人「アイゼンボー」

アイゼンボーグマンとなった善が「ボー・チェンジ」の掛け声でアイゼンボーグ号の制御回路になった愛と再度合体、巨大化し、額部分にカラーチェッカーと化したアイゼンボーグ号を装着した正義の超戦闘巨人。

第20話で恐竜魔王ゴッテスが最初に送り込んだケラトサウルス型怪獣ギラーとの戦いで絶体絶命のピンチになったアイゼンボーグマンが「死ぬなら(妹と)一緒に」と制御回路に飛び込んだところ突然出現。

飛行能力を持ち、宇宙も飛行可能。アイゼンボーグ号から変身する関係上、活動時間は2分20秒に縮まっており、タイムリミットが近くなると額のアイゼンボーグ号が点滅を始め、時間切れになると大爆発を起こしてしまう。

アニメから実写に変わるという、特異な変身構図を持っており、アイゼンボーグマンと比較すると、アニメと実写という相違を除けば、顔を覆うマスク以外に際立った変更点はない。

アイゼンボー

初登場時(20話)と26話と31話で、それぞれギラーとゾビーとボロロを倒している。

アイアンフックカッター 右手をローリングカッターに変形させた武器。

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