血とばらの悪魔とは?
「血とばらの悪魔」は、昭和46年11月号~昭和47年2月号まで、まんが月刊誌「なかよし」で連載されました。

単行本全1巻
血とばらの悪魔 (なかよしKC) | 高階 良子, 江戸川 乱歩 | 本 | Amazon.co.jp
原作は江戸川乱歩の「パノラマ島奇談」

総集編の特集が組まれるほどの人気!

「なかよし」昭和48年2月増刊号
『高階良子選集』第19集新発売 | ばくのメモ帳
あらすじと主な登場人物
千代は三重県一の名門の令嬢。両親を早くに亡くし、兄の三郎を頼り、溺愛していた。が、持病が元で三郎が死に悲しみにくれる日々を過ごす。ある日、家政婦達の、「三郎様の病気は死亡したと思っていても息を吹き返すこともある」「死んだと間違えられて生き埋めにされる事がある」という立ち話を聞いてしまい、もしや?!と深夜墓地へ向かう。そこには墓から這い出して倒れている三郎が!!!
三郎は記憶喪失になっていた。生きていただけでいい、と喜ぶ千代達だったが、真実は記憶喪失を装った三郎の偽者、人見広介だった。


西条千代(主人公)
けん

死んだ三郎との日々を思い返し泣いてばかり・・・
けん

人見広介
けん

自分の夢の実現のため、悪魔に魂を売った人見広介
けん

たかし
けん

真
けん
いち早く三郎が偽者であると気づいたたかしだが、人見のパノラマ島に魅せられていく。おかしな振る舞い、言動の連発で徐々に疑いを強くしていく千代。千代を愛し始めてしまった人見は、人間の心を捨てる為、三郎の婚約者を殺害。が、なおも千代に対する愛は止められなくなっていく。パノラマ島を完全にする為、千代を殺すことに決めた人見は、嫌がる千代を連れ、パノラマ島へ。
悪魔的天才!人見広介プロデュース、パノラマ島のアトラクション
海底トンネル

普通の水族館よりも楽しめそう!
けん
お花のトンネル

どこもかしこもお花の通り道!
けん
そそり立つ岩だな、大平原

登ってみたい人は足元に気をつけて
けん

あんまりはしゃぐと・・・
けん
人魚のいる池

可愛らしい人魚もいるんですよ!
けん

池の底には
けん
お客様参加型アトラクション

妖精たちと遊べます。
けん
ラストシーン・最恐ショー
三郎が偽者と確信し始めている千代を連れ、パノラマ島にやってきた人見。千代は驚いたり、感激したりするも、「これは夢よ。悪夢だわ。」と恐怖します。正体がバレ、千代を絞め殺そうとする人見だが未遂。たかしと真が千代を助け、自首を勧めに来ますが、「千代を愛しすぎたため、悪魔が僕を見放したのだ」と独白し、「すばらしいショーがあるから花園で待つように」と言い残し姿を消します。日が暮れても花園で待つ3人。夜空に大きな大きな美しい花火が打ちあがります。それは・・・。

自らを花火と共に打ち上げた!!!
けん

悪魔的天才はこうして最期を迎えました。
けん