70年代~80年代の音楽シーンで活躍!パンク、ロック界で今なお影響を与え続けている偉大なバンド『ザ・クラッシュ(The Clash)』

70年代~80年代の音楽シーンで活躍!パンク、ロック界で今なお影響を与え続けている偉大なバンド『ザ・クラッシュ(The Clash)』

セックス・ピストルズと並んで、最も成功したパンクバンドの一つであり、また時代を象徴するロックバンドです。レゲエやダブ、ゴスペル、フォーク、R&B、ロカビリー、ジャズ、スカ、カリプソといった様々な音楽的要素をバンドに取り入れていました。そしてローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティストにも28位で選ばれています。


ザ・クラッシュ(The Clash)

活動期間	1976年 ~1986年まで
パンク・ロック

ザ・クラッシュ(The Clash)

メンバー紹介

1952年8月21日生まれ。トルコのアンカラ出身。

「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第44位

バンド活動は、The 101'ers、ザ・クラッシュ、ザ・ラティーノ・ロカビリー・ウォー、ザ・ポーグス、ザ・メスカレロス

2002年12月22日、サマセット州ブルームフィールドにある自宅で死去。当初の発表では死因は心臓発作とされたが、解剖の結果、先天性の心臓疾患だったことが判明

ジョー・ストラマー (ボーカル、ギター)

1955年6月26日生まれ。イギリスのウェールズ出身

バンド活動は、LONDON SS、ザ・クラッシュ、ジェネラル・パブリック、ビッグ・オーディオ・ダイナマイト、カーボン/シリコン

ミック・ジョーンズ (ギター、ボーカル)

1955年12月15日生まれ。ロンドンのブリクストン出身。

バンド活動は、LONDON SS、ザ・クラッシュ、ハバナ3am、ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーン

ポール・シムノン (ベース)

1955年5月30日生まれ。イングランドのケント州ブロムリー出身。

バンド活動は、ザ・クラッシュ

トッパー・ヒードン (ドラムス)

旧メンバーは、

テリー・チャイムズ (ドラムス)、キース・レヴィン (ギター)、ヴィンス・ホワイト (ギター)、ニック・シェパード (ギター)、ピート・ハワード (ドラムス)です。

バンド経歴

※クラッシュ結成前の写真で、ミックジョーンズ(左から2番目)とポール・シムノン (左から3番目)が映っています。

1975年、ミック・ジョーンズは“LONDON SS”というバンドで活動し、マネージャーはのちにクラッシュのマネージャーになるバーニー・ローズであった。“LONDON SS”のボーカリストのオーディションにポール・シムノンが参加し、ジョーンズと知り合う。

一方、ジョー・ストラマーはそこそこ人気のあったパブロック・バンド“101'ers”のボーカリストとして活動していました。

当時は、レゲエの曲とラモンズの曲でベースの練習をしていたらしいです。

1976年、“LONDON SS”は解散。バーニー・ローズは引き続きジョーンズのマネージャーを務め、新たにバンドを結成すべくジョーンズと画策する。同年2月にピストルズを見て衝撃を受けたジョーンズは、ピストルズと同じ方向性を目指すことを決意。ギターを全く弾けなかったシムノンに声をかけ、ギターよりも簡単なベースの担当とし、ボーカリストを本格的に探し始める。

ちなみにミック・ジョーンズ は、101'ersのバンドについてジョー・ストラマー にこう言いました。
『We like you, but your group’s rubbish!』(俺達は君が好きだが、お前のグループはゴミだ!)

ほどなくして“101'ers”の演奏を見てストラマーを気に入った3人は、終演後にストラマーを呼び出し、“101'ers”を辞めて自分たちのバンドに参加しないかと打診。48時間以内に返事をするよう言い残して立ち去るも、最初の24時間でストラマーが参加することを決断し、クラッシュが誕生することとなる。

なぜ、ジョー・ストラマーがバンドに加入したかと言うと・・・。

バンド名は、ポール・シムノンが新聞記事で目にした「Clash」という単語から来ています。

そしてバンド結成後の1676年には柄もなく髪の毛を染めるジョー・ストラマーの姿がありました。

最初に出来た曲は、「I’m Bored With The U.S.A」でもともとミックの書いたラブ・ソングで「I’m Bored With You」という曲名でした。

初期のクラッシュは3人に加え、テリー・チャイムズ 、キース・レヴィンがいました。

CBSレコードのプロダクトマネージャ、ミカエラ・レコルデによりイギリスで1977年に制作されました。

普通のパンクバンドの音楽性とは違う、レゲエや初期ロックンロールの影響を明白に受けたメロディです。

ザ・クラッシュは、当時パリで人気を誇っていたセックスピストルズとライバル的存在となっていきます。

1977年4月8日にファーストアルバム『白い暴動(The Clash』を発売

ライターのデヴィッド・マクローチが「波打つ重金属 (swash-buckled heavy-metal)」と称し、「前回のLP以来最高のLPだ。個人的には過去に録音されたすべてのレコードを超えると思う」と絶賛しました。

1978年11月10日に2ndアルバム『動乱(獣を野に放て) (Give 'Em Enough Rope)』を発売。

直球勝負のパンク・ロックは鳴りを潜め、幅広い音楽スタイルを盛り込んだ作品です。

その後、クラッシュは音楽性の幅を広げ、他のパンクバンドとは一線を画した作品をリリースすることになる。1979年12月14日に3rdアルバム『ロンドン・コーリング』ではアメリカでも広く知られるようになり、今までパンクをこき下ろしてきたイギリスの音楽批評誌にも絶賛されることとなる。

このアルバムで「ストラマー/ジョーンズ」だった作者クレジットがはじめて「ザ・クラッシュ」になりました。そして4人全員がリード・ボーカルを執った唯一の作品です。

1980年12月12日に4thアルバム(3枚組の意欲作)『サンディニスタ!』を発売。本国だけではなくアメリカでも次代を担うバンドの一つとしての評価を確立しました。

しかし、バンド結成の立て役者でありながら一度は解雇されたバーニー・ローズがマネージャーの座に復帰したのを契機に、メンバー間の関係性にヒビが入りはじめました。

1982年5月14日に、5thアルバム『コンバット・ロック』発売前に、バーニー・ローズの発案で、話題づくりのためストラマーが失踪。このことがきっかけとなりメンバー間に不協和が生まれ、『コンバット・ロック』発売直前にトッパー・ヒードンがヘロイン中毒により脱退、1983年3月28日にカリフォルニア州サンバーナーディーノで開催されたUSフェスティバルを最後にジョーンズがグループをクビになってしまいます。

当時のミック・ジョーンズの解散では・・・。

ストラマーとシムノンは新メンバー3人を迎えた新体制で再出発を図るが、1985年11月4日に発表した6thアルバム『カット・ザ・クラップ』はメディア、ファン両者の支持を得られず、結局バンドは解散しました。

ザ・クラッシュの出したアルバムはどれも素晴らしく、現在でも色褪せない曲が多いです。私的には、当時人気だったセックスピストルズよりザ・クラッシュの曲の方が楽しめ聴くことができ、音や歌詞のセンスもあると思っています。有名になった事でバンド内で色々とありましたが、最強のメンバーが終結した最高のバンドです。

ザ・クラッシュが日本で来日公演をしていた!!

ボーカルのジョー・ストラマーについて

1999年に結成したバンド『ザ・メスカレロス』では、

ジョー・ストラマーは、「いつだってパンクロックを信じてるんだ。なぜって、自分自身のために何かをクリエイトするものだからさ」と語っていました。

ジョー・ストラマーとミック・ジョーンズの共演

ジョー・ストラマーは、バンド『メスカレロス』としてイベントに参加していました。
ミック・ジョーンズは、そのステージを観に行きました。

どうやら、ミック・ジョーンズの解雇後に2人は和解したようで、親しく付き合っていても共に演奏することはなかったらしいです。

2000年11月15日、ジョー・ストラマーが死ぬ1ヶ月前に開催された消防団組合の『ストライキを支援するチャリティイベント』

映像関連

音楽を好きだという人、洋楽を聴いてみたいという人におすすめします。聴いて気に入ってくれた嬉しいです。

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