井上尭之バンドが時代を超えて与えた心に残る音楽、そしてバックバンドへの軌跡

井上尭之バンドが時代を超えて与えた心に残る音楽、そしてバックバンドへの軌跡

ロックバンドを超えて映画音楽やドラマ主題歌そしてバックバンドとしての存在感。 アーティストを支え続けた音楽の魅力と記憶をたどり、井上尭之作品の一部を紹介。あのギターサウンド。あのフレーズ。 まぎれも無く日本の音楽シーンを大きく揺るがした作品と、変わらなく響き渡るその音色は、今もまた頭の中を駆け巡る。


第二弾!陽気なギターフレーズで有名の「傷だらけの天使」

こちらも『太陽にほえろ!』同様に有名すぎる一曲。
ギターリストなら、このオシャレなイントロはクリーンサウンドで練習したものだ。
『傷だらけの天使』は、1974年に日本テレビ系で放送されたテレビドラマである。全26話。
萩原健一や水谷豊。岸田今日子と言う錚々たる役者勢だ。

傷だらけの天使

井上堯之バンド / 傷だらけの天使 / 天使の憂鬱 (傷だらけの天使 主題曲集) (7") - HIP TANK RECORDS

奇跡であり運命の出会いでもあった井上尭之と沢田研二

沢田研二氏とは切っても切れない関係だ。
グループサウンズ全盛期の仲間と言う事もあるが、その後の活動にも大きな影響を与えた。
タイガーズの頃も含めメインシンガーとして活躍していた沢田氏に憧れもあったと言う。(スパイダーズには決まったメインシンガーは存在しなかった)
数々の作品を残す中、この有名すぎる一曲が転機となり、お互い別の道を歩む事となる。
噂によるとこの衣装に抵抗があったらしい。
ジョーダンではあると思うが、この時期に朝まで飲み明かし語り合ったと言う。

TOKIO

井上尭之を支えたフェンダーツインリバーブ

余談ではあるが、違う角度から攻めてみよう。
井上氏がこよなく愛したであろうギターアンプのひとつ。
ギターはテレキャスターで有名(初期はリッケンバッカー)だが、
アンプはフェンダーツインリバーブ。マスターボリューム無し銀パネである。
内臓スピーカーはJBL製。真空管はRCAと記憶する。
あの鋭い立ち上がりと暖かいギターサウンドはここから生まれたのである。
持ち運びとして大変重量のあるアンプと言う事もあり、いずれは小さめのマーシャルと言うアンプに切り替えた時期もあると言う事だ。
マーシャルと言えばパフォーマンス抜群の3段積大きなアンプをステージにひきつめてのライブもあった。

井上尭之を支えたギターアンプの一つ

Twin Reverb

ショーケンと井上尭之の意味深い一曲『愚か者よ』

グループサウンズ時代もあり萩原健一氏との関係は井上氏の活動において最も影響があった。
この愚か者よは競作となり、井上氏が編曲を行っている。
筆者世代としましては、マッチの『愚か者』をカラオケで歌う事が多い。
萩原氏との歴史は深くあるが、以外にも萩原氏の『愚か者よ』はマッチ盤より後に発売となっている。

NHK紅白歌合戦にて歌唱曲となり、 当時の人気歌番組ザ・ベストテンでは堂々の第1位(マッチ盤)を獲得した。

愚か者よ

No.115  「愚か者よ」 萩原健…の画像 | kazukunの神出鬼没 2

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