【カルチャー・クラブ】「あの懐かしい曲を聴きたい」に必ず入る彼らを振り返ってみます(バンドエイドもあり)。

【カルチャー・クラブ】「あの懐かしい曲を聴きたい」に必ず入る彼らを振り返ってみます(バンドエイドもあり)。

 1982年にデビューしたカルチャー・クラブは、ボーカルのボーイ・ジョージの奇抜なファッションとソウルフルな歌声で80年代のポップ・スターとなりました。「カーマは気まぐれ」「ポイズン・マインド」「ミス・ミー・ブラインド」などのヒット曲…きらびやかな容姿の裏で、その実は、寂しさや虚しさを歌詞に込めたものだった…。第2弾となります。あわせて、うーくんさんの記事もご参考ください。


カルチャー・クラブ

カルチャー・クラブ(80年代)

カルチャークラブって今どうしてるの?? - Middle Edge(ミドルエッジ)

 こちら、うーくんさんの記事もぜひともご参考に!

 デュラン・デュランやカジャ・グーグーなど…大人気でしたね!
 そのカルチャー・クラブをはじめ、デュラン・デュランなどは、「ニュー・ロマンティック」と呼ばれることもありました。

デュラン・デュランは、なんとなくカルチャー・クラブのライバルのような感じでなかったですか?

デュラン・デュラン(80年代)

ニューロマンティック

 ニューロマンティック(ニューロマンティックス、ニューロマンティクス)とは、1970年代後半のロンドンで、ニュー・ウェイヴシーンから派生した音楽ジャンルのひとつ。イギリスでYMOを最初に紹介したとされるスティーヴ・ストレンジが主宰していたクラブ・ビリーズで開催されていた「デヴィッド・ボウイ・ナイト」が発祥と言われ、スティーヴ・ストレンジのバンド“ヴィサージ”が元祖ニューロマンティックであり、後にデュラン・デュラン、カルチャー・クラブなどが登場してきた。  ニューロマンティックのサウンド面は、基本的にはシンセサイザーを多用したエレクトロ・ポップが主体であるが、生演奏主体のバンドも多く存在するため音楽性は様々である。 ルーツとしては、デヴィッド・ボウイやロキシー・ミュージック系等のグラム・ロックの流れからのダンディズムが構築されていったとされる。 巧みなビジュアル戦略により、1980年代前半のアメリカで第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンと呼ばれる一大ブームを巻き起こした。  日本では、後のヴィジュアル系等にも影響を与えることとなった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF

Wikipedia

元祖。

ヴィサージ

メンバー

ボーカル。

ボーイ・ジョージ

ドラム、リーダー。
一見、ボーイ・ジョージがリーダーのようですが、ジョンがリーダーです。

ジョン・モス

ギター。

ロイ・ヘイ

ベース。

マイキー・クレイグ

 外国のバンドはメンバーの流動が激しいのが常ですが、彼らは一時的に離散したりを繰り返しながらも不動のメンバーです。1981年結成以来、メンバー・チェンジなし、オリジナル・メンバーのまま…というバンドはとても珍しいし、貴重なことでもありますね!

当時は、ボーイ・ジョージとリーダーのジョンがつきあっている(恋人同士??)ということも、雑誌などでは話題になっておりました。
これは音楽雑誌「音楽専科」のコーナーの一つ「8ビートギャグ」からです。

雑誌「8ビートギャグ」より

デビュー、そしてヒット曲を連発!

ホワイト・ボーイ(White Boy)

日本のテレビにも出演

 音楽雑誌などで初めてカルチャー・クラブを見た時は、やっぱりボーイ・ジョージに目が行ってしまがちでした。
「綺麗なひとだな…」
 と思ったわけですが、男性だと知ってそれはもう驚きました。
 当時は、男性でも化粧をするアーティストはそれほど珍しくなかったです。けれども、お化粧をしていても男性だとわかるひとがほとんどだったのです。が、このボーイ・ジョージの場合、ほんとに最初は女性だとばっかり思っていたほど…!
 「君は完璧さ」は彼らのヒット曲ですが、それこそ、その言葉をボーイ・ジョージに贈りたいわ…と思いましたよ。
(※誤解なきよう…邦題は「君は完璧さ」ですが、原題は「Do You Really Want To Hurt Me」…「君はほんとに僕を傷つけたいの?」なので、ちょっと意味合いが違ってきます…私の場合、邦題の本来、そのままの意味の「君は完璧さ」です)

ミステリー・ボーイ(MYSTERY BOY)

 「ミステリー・ボーイ」は日本のみで発売されたシングルだったようです。サントリーホットウィスキーのCMソングになりました。曲名の如く、ミステリアスなボーイ・ジョージです。

タイム(Time (Clock Of The Heart)

カーマは気まぐれ(Karma Chameleon)

 この曲にそんな意味が込められていたなんて、今までまったく気づきませんでした。
 ボーイ・ジョージもこの頃、割り切れないような複雑な想いを胸に秘めながらも、歌い続けていたのですね…なんだか、せつなくなってきますね…。
 音楽界はきらびやかですし、実際、カルチャー・クラブは大スターでしたが、心の中は普段の普通の人々と同じなんだな…と、当たり前のようなことを考えてしまいました。
 
 

ミス・ミー・ブラインド(Miss Me Blind)

 今更ですが、ボーイ・ジョージというひとは、歌詞に自分の想いを込め曲にすることに長けたひとだったのですね。
 MVはアジアン(どちらかと言えば、日本的?)ですが、歌詞の内容は、ボーイがジョンへの想いで葛藤していた曲だったのですね…。
 ジョンの方はどう思っていたのでしょう…。それも気になるところですね…余計なお世話かもしれないのですが。

“ゲイのラヴ・ソング”としてのカルチャー・クラブ

戦争のうた(The War Song )

ボーイ・ジョージ

ボーイ・ジョージ(Boy George) 
1961年6月14日生まれ。
本名はジョージ・アラン・オダウド(George Alan O'Dowd)。

ボーイ・ジョージ 10歳

学生時代は注目されるために、メイクをはじめたボーイ。

目立つために女装していたボーイ・ジョージ

そのうち、クラブで目立つためにもメイクをしていたボーイ・ジョージですが、デビュー前と後では、化粧の仕方も変わってきます。

デビュー前のボーイ。

バンドエイドに参加

バンドエイド(80年代)

 「バンドエイド」のドキュメンタリー動画(3)では、ボーイ・ジョージが、
「不仲の噂を打ち消すチャンスだ」
 と言って、デュラン・デュランのボーカル、サイモン・ル・ボンと肩を組んで歩く場面もありますね。
 当時はやっぱりライバル…という感じで噂されていたけれど、本当はそうでもなかったのかもしれないですね。

度重なるトラブル~そして復活

 しかし、86年にボーイ・ジョージが麻薬所持で逮捕、カルチャー・クラブも活動を休止しました。
 その後は、ボーイ・ジョージはソロで活動したり、カルチャー・クラブ時代のことを綴った自伝本を発行(ミュージカルにもなった)したりもしていましたが、どちかと言えば、激太りだとか、度重なる逮捕劇などゴシップの方で目立っていたように思います。
 2015年には、見事にスリムになって復活しました!
 
※その辺は、最初にリンクした、うーくんさんの記事をぜひご覧ください。

【歓喜】ボーイ・ジョージが大復活! 2本の最新PVを公開 | Qetic

 雨降って地かたまる…なんて古いかもしれないのですが、いろんなことがあったけど、今はこうしてテレビでライヴができるほどに復活しています。
 カルチャー・クラブもそうですが、80年代のアーティストについて調べてこうして記事にしていると、やはり低迷期というのはどのバンドもあったりします。それでも、こうやって復活している姿を見ると、なんだか他人事とは思えず「良かったな…」と安堵した気持ちになります。
 時代によって音楽も様相が変わるのは仕方がないことですが、カルチャー・クラブ、ボーイ・ジョージには、今でもポップ・アイコンとして「毒舌」も含めて(割と毒舌家の方のようです)、現役でいてほしい存在です。

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