美代子の一件で味をしめた谷本。
法的効力のない証文を武器に、クラブで女性を口説いては、次々と女性と肉体関係を結ぶ。
クラブのママからの要請もあり、銀次郎はホステスを使った色仕掛けの作戦を考える。
恩を仇で返した谷本を成敗する銀次郎!
クラブで女性(美代子の妹達)にチヤホヤされ、気をよくした谷本はいつものように証文に実印を押す。
そこに銀次郎が現れ、「証文があったら、銭払うんやな」と言葉を吐き捨てる。
実はその証文は、借金の連帯保証人となる1000万の証文にすり替えられていた。署名、実印が押してある言い逃れの出来ないものだった。
知らない内にまんまと騙され、我に返る谷本。
「萬田はん、100万払う!1000万堪忍してぇや・・・」と哀願する谷本。
「わしが許しても、ミナミの街があんたを許しまへんのや!」と銀次郎。
がっくりと肩を落とし、美代子から「自業自得や」と罵られる谷本だった。
作品データ
監督 萩庭貞明
脚本 永沢慶樹、伊藤秀裕
俳優 竹内力、大森嘉之、竹井みどり等
公開 1993年(平成5年)
配給 ヒーロー
時間 85分
いかがでしたでしょうか?
萬田銀次郎の両極端の恐ろしさと優しさ。それらが巧みに描かれた本作。
もう公開から23年が経ちますが、萬田はんの魅力はこれからも色褪せる事なく、人々に受け入れられていくでしょうね!