ジェントルマンといった言葉が似合う男、【田尾安志】は真摯な野球選手だった。

ジェントルマンといった言葉が似合う男、【田尾安志】は真摯な野球選手だった。

中日ドラゴンズ時代から、甘いマスクと華麗なプレー。真直ぐな仕草に若い人から年配の方まで様々な人から愛される選手だった田尾安志は、円月打法を引っ提げて、左へ右へと打ち分けて、安打を量産する安打製造機だった。そんな田尾の現役時代から引退後までの軌跡をご紹介します。


安打を量産するも首位打者のタイトルを取れなかった男。田尾安志

1954年1月8日生まれ
身長173cm、体重75kg
左投げ左打ち
ポジション:外野手

中日ドラゴンズ時代に、最多安打を3年連続で獲り、打率も.350を記録するほどの安打を量産したスター選手。
それだけの記録を残しながらも、首位打者のタイトルだけは、一度も獲ることが出来なかった悲運の選手でもある。
さらに33試合連続安打の日本記録を打ち立てた。

田尾安志(たお やすし)

田尾安志の獲得タイトルや主な表象と記録

最多出塁数:1回 (1982年)
最多安打(当時連盟表彰なし):3回 (1982年 - 1984年) ※1994年より表彰

新人王(1976年)
ベストナイン:3回 (1981年 - 1983年)
月間MVP:1回(1981年4月)

オールスターゲーム出場:7回 (1980年 - 1986年)

田尾安志のプレースタイルは?

円月打法を引っ提げて、広角に打ち分け安打を量産すること1500安打。最多安打の称号は獲るが、首位打者の称号は獲ったことがない。

悲運の安打製造機

安打を量産し、クリーンナップへ繋げれる最高の打者である田尾は、体も決して大きくなく、守備も走塁も目立ってすごかったわけではない。

練習に、練習を重ね、安打を生み続けることをプレースタイルとして活躍してきた選手である。

田尾安志の生い立ちとプロに入るまでの軌跡

中日ドラゴンズに入団後、安打製造機として大活躍!

1975年にドラフト1位で中日ドラゴンズに入団した田尾は、当時の監督が田尾に対し、「アンダースロー用の代打として期待している」とのコメントを見た田尾はレギュラーを取って、3割以上の打者として活躍してやる!と奮起して入団したらしい。

実際、4月は代打だけでの出場だったので、自ら二軍行きを志願し、二軍に行かせてもらったらしい。5,6月の2か月は二軍でみっちりと練習と実戦経験を積み、7月には1軍に返り咲き、代打ではなく、スタメンで活躍するほどまで成長した。

1976年には、新人王にも輝く活躍をし、1982年には最多安打の称号を獲り、中日ドラゴンズのリーグ優勝に大きく貢献し、中日ドラゴンズに田尾安志ありとスター選手へと駆け上がったのだった。

中日ドラゴンズのスター選手時代

1982年から1984年にかけて、最もリーグで安打を打った人間にはなれたが、首位打者の座は結局獲れなかった。

そして、1985年には交換トレードで西武ライオンズに移籍することとなる。

西武ライオンズに移籍して。。。

西武ライオンズに移籍し、127試合に出場し、リーグ優勝に大きく貢献した。数字こそは残せてないが、1986年には、日本一も経験するほど

その後、1987年には交換トレードで、自身の念願だった阪神タイガースのユニフォームを着ることになり、スタメンでの出場は減るが、勝負強さを発揮し、シーズンで3本サヨナラ本塁打を放つなどの大活躍を見せます。

伝説の5打席連続敬遠・・・。

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