火災が発生。ロスの街は一瞬のうちに大混乱に陥った。
その頃、デニスは行方不明の息子コリーを探していた。そして水の流れていない河底の砂利の上に気絶しているコリーを発見した。河底に降りたデニスはコリーを河岸の上に持ち上げようとするが手が届かない。その間も切断された高圧電線がスパークしてはねている。ふと見ると水量調節で放流されたダムの水が上流から迫ってくる。もし電流に水が触れたら母子の命はないのだ。
ちょうどそのとき、近くでオートバイの曲乗りをやっていたアイルス(リチャード・ラウンドツリー)とサルがデニスの悲鳴を聞いて、かろうじて母子を救出した。
放送局の全滅で市当局と市民のコミュニケーションも絶えがちだった。警官ルー・スレード(ジョージ・ケネディ)は混乱を鎮めようと必死の努力を続けていた。一方、ウィルソン・プラザの診療所ではバンス医師が運ばれてくる負傷者の処置に追われていた。コリーは快方に向かい、サム・ロイスは心臓麻痺で死んだ。
さらに余震が大地をゆるがせる。さすがのウィルソン・プラザ・ビルも轟音と共に崩れ落ち、地下に収容されていた何百人かが生き埋めになった。
救急診療所の出口は完全にふさがれた。ビル構造に精通するグラフは勇敢なスレードと共に早速さく岩機を使って必死の作業にとりかかった。数十分後地下室に通じる穴をあけることに成功した。その中にはデニスもコリーもいた。二人の抱擁を生存者の群れの中でレミーが見ていた。コリーとデニスがまっ先に運び出され、皆は先を競ってそれに続いた。
そのとき、またも余震が起こり、ハリウッド・ダムに致命的な打撃を与えた。決潰したダムの水は洪水となってロスの下流の街をのみこんだ。家は木っ端みじんとなって流れ、何百人という人が濁流の中に消えた。
ウィルソン・プラザの地下室にいた人たちは殆ど外に逃れたが、
一部分の人とレミー、そしてスレードとグラフは最後の救出と脱出に懸命だった不気味な水の流れる音が脱出路の下水溝に聞こえてきた。ダムの洪水があっという間に何人かの生存者をのみこんでしまった。
脱出可能なグラフは一瞬とまどいマンホールの上のデニスを見上げた。
しかし、グラフはレミーのあとを追って濁流に飛び込んだ。そしてレミーの体を浮かび上がらせようとしたとき、もろくなった天井の一部が二人の頭上に落ち、二人の姿は水の中に消えた。その二人を助けるすべのないスレードは地上に出た。
地震は、人事ではないので観ていると恐怖を感じます。
映画の地震について
映画では迫力ある音響効果でクレームもありました。
映画は、地震を体感できる『センサラウンド方式』上映でした。
大地震 (1974年の映画) - Wikipedia
Kat Tanaka - センサラウンド[編集] センサラウンド "Sensurround" とは、... | Facebook
映画の恐怖の地震シーン
地面にはひび割れが!!