大地震
映画『大地震』
メインキャスト
スチュアート・グラフを演じるチャールトン・ヘストン
レミー・グラフを演じるエヴァ・ガードナー
ルー・スレードを演じるジョージ・ケネディ
サム・ロイスを演じるローン・グリーン
デニス・マーシャルを演じるジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド
マイルズ・クエイドを演じるリチャード・ラウンドトゥリー
ストーリー(ネタバレ)
リウッド貯水ダムを見下ろすロサンゼルスの高級住宅地に朝が訪れる。
建築会社の副社長スチュワート・グラフ(チャールトン・ヘストン)は40を越したばかりの働きざかり。一見何不自由ない暮しのように見えるがグラフには重苦しい悩みがあった。それは妻レミー(エヴァ・ガードナー)と離婚寸前の状態だったからだ。レミーは夫が出世したのは、彼女の父親サム・ロイス(ローン・グリーン)が建築会社の社長で、彼を引立てたからだと思い込み、彼を軽んじてきた。
しかも最近になってグラフが、事故で殉職した同社の技師の未亡人デニス・マーシャル(ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド)と息子のコリーをそれとなく面倒を見ていることを知って嫉妬に狂っていた。震度3の地震が襲ったのはそんな朝だった。
カルフォルニアの地震研究所では科学者たちが朝の地震についてデータを調べているうち、途方もない大地震が起こることを予測した。それは2回目の余震後、48時間以内に発生し、そのエネルギーは広島と長崎の原爆を合わせた以上の威力を持つというものだ。
ストックル博士(バリー・サリヴァン)が市長に連絡したあと、2度目の余震が起こった。
一方、グラフは会社でロイスから社長の座をゆずることを聞かされたが、ちょうどそこに入ってきたレミーの言葉からそれがレミーの差し金だったことに気づき、部屋を出た。
レミーがあとを追ってビルの外に出たとき、予測通りの史上最大の大地震が遂にロサンゼルスを襲った。それはまさにマグニチュード8以上の激震だった。グラフは、恐怖のあまり身動きできないレミーを車の下に引きずり入れ、超高層ビルの中の自分のオフィスに駆け込んだ。
すさまじい地鳴りと振動で地割れと同時にビルも住宅もみる間に崩れ、