上司に問題の件で叱責され、晩酌しながら自分の信念が理解されない事を嘆く院長。
その様子を見て「(父親は)進歩がないよ・・・どうして、あんな思いしてまでつっぱるのかな。」と息子。
しかし、桑田は院長が心配しなければ、新しく入所した少年達はどういった気持ちで過ごすのかと諭す。
院長は「来年あたり、どこかへ飛ばされるかもしれん・・・」と奥さんに伝えるが、「どこだってかまいませんよ。慣れてますから。」と奥さん。
息子が桑田から預かってきた「ヒトリシズカ」を見て、院長がポツリと一言。
「あいつめ・・・僕が落ち込むたびに、これを持って来る・・・」
「逃走」が起こる度に鉢植えをもらっていて、今回で10鉢目である事に気付く院長。
「まあ!」と拍手する奥さん。
その後、「う~ん」と唸る院長「我ながら、こんなにとは思わなかった。」
「人に歴史あり!」とまたまた奥さん(笑)
そして、息子が「馬鹿じゃないの、この夫婦・・・」と呆れ顔で心で呟き、物語が終わる。
原作者・毛利甚八という人物
毛利甚八とは - はてなキーワード
家裁の人(漫画)の原作者毛利甚八さんが死去!ドラマ名言や経歴は?
桑田判事のような性格
「家栽の人」はこれまで三度ドラマ化もされています。片岡鶴太郎や時任三郎が桑田を演じました。
内容は好評で、大貫妙子の主題歌「春の手紙」も非常にマッチしていましたね。
原作の桑田は、非常に優しい人物でしたが、怒っている時が少し怖かったですね。
激高するのではなく、静かに相手の甘えや偏見を諭します。登場人物は一様に己の過ちに気付き、反省します。
そこに社会の「少年犯罪」への無理解といった現状が表出し、物語で伝えたいテーマがより明確になりました。
読者もハッと気付かされる事も多かったのではないでしょうか。
原作者の毛利甚八さんが亡くなり、もう続編は期待できませんが、再度「家栽の人」を読み返すことで「隠れた名言」を発見出来るかも知れませんね。