【日産・5代目シルビア S13型】デートカー、走り屋の車、二面性を持つS13シルビア

【日産・5代目シルビア S13型】デートカー、走り屋の車、二面性を持つS13シルビア

デートカーと言えば、プレリュードやシルビアが有名ですね、また80年代後半から90年代にかけてスポーツカーを語る上で忘れてはいけない車種とも言えるでしょう。180SX兄弟車として1988年フルモデルチェンジしたS13 シルビアを振り返ってみましょう。


5代目 S13型(1988年-1993年)

歴代シルビアの中で最も人気が高かったのがこの5代目のS13型ではないでしょうか。若者を中心に約30万台を販売したそうです。

【画像提供:カーセンサーnet】

5代目シルビア( S13型)

「プレリュード」「ソアラ」「シルビア」等、かつての「デートカー」を振り返る!-あの頃、男たちはモテるために車を買った- - Middle Edge(ミドルエッジ)

3種類のグレード「J's」「Q's」「K's」

グレードはJ's、Q's、K'sの3種で、特別仕様車の名称も含めてトランプの「キング」「クイーン」「ジャック」を意識した構成になっていた。

3種類のグレード

J'sの新車価格は166万5千円とお手頃な設定でエンジンはNAモデル、そしてJ'sの特徴は装飾装備などを全てとっぱらってしまっって、パワーウィンドウ無し、集中ドアロック無し、電脳格納ミラー無し等、余計なモノはいらない!という男の車ですね。

J's

Q'sもNAモデルですが、こちらは装備品が充実しているため、新車価格は176万5千円からとなっていました。デートカーとしては、このグレードを買う人が多かったのではないでしょうか。

Q's

最上級の「K's」は、インタークーラー付ツインカムターボエンジンを搭載して当時の車両本体価格は、214万円でした。走り屋さんはやっぱりK'sですね。

K's

主なスペック(前期)

寸法 全長4,470mm
全幅1,690mm
全高1,290mm
ホイール
ベース
2,475mm
トレッド 前1,465mm
後1,460mm
車両重量 1,110kg〜1,210kg
総排気量 1,809CC
最高出力 J's Q's 135ps/6,400rpm
K's 175ps/6,400rpm
最大トルク J's Q's 16.2kgm/5,200rpm
K's 23.0kgm/4,000rpm
タイヤ J's Q's 185/70R14
K's 195/60R15


エンジンはグレードごとに違い、K’sがターボエンジン(175ps/6,400rpm)を搭載するグレード、その他のJ's Q'sがNAで(135ps/6,400rpm)

【画像提供:カーセンサーnet】

エンジン

数多くの賞を受賞

CMや雑誌広告のコピーでも「アートフォース・シルビア(ART FORCE SILVIA)」と表現しており、数多くの賞を受賞した。

広告キャッチは「ART FORCE SILVIA」

1988年10月、昭和63年度の通産省選定グッドデザイン大賞を受賞。1988年12月、'88~89年日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞、またモーターマガジン誌などでベストワンオブザイヤー1位など車雑誌でも1位や賞をとりました。

CMで見るシルビア

カタログで見るシルビア

この色のシルビアは、今でも印象に残りますね。

外装

外装は四角デザインなのですが、内装はまるみを意識したデザインになっていますね。

インテリア

ノーマルなステアリングが逆に斬新ですね。今でも中古市場で検索するとS13シルビアはヒットしますが、多くの車が改造されていてノーマルステアリングな車を探すほうが難しいかもしれません。

コクピット

実にシンプルなデザインで、余計な線が少なくしていて、まさにアートフォース。

シート

オプションでこんなハイテク機器もありました。「フロントウインドウディスプレイ」はデジタル表示でフロントガラスにスピード表示を映し出すことが可能です。

フロントウインドウディスプレイ

1988年7月、オーテックジャパン製の「コンバーチブル」を追加発売。K'sを改造したものであり、製造はオープン構造の車の生産を得意とする高田工業に委託されていた。

【画像提供:カーセンサーnet】

コンバーチブル

スポーツカーとしてパーツが豊富

この車種はカスタムパーツが各社から多く出ていたこともあり、走り屋さんの中でも人気の車種でしたね。

【画像提供:カーセンサーnet】

カスタムカー

【画像提供:カーセンサーnet】

日産 シルビア 2.0 K’s

懐かしのシルエイティ、ワンビア等の【顔面スワップ】な車、画像まとめ。 - Middle Edge(ミドルエッジ)

関連する投稿


雑誌『OPTION2025年9月号』が発売!R30スカイライン、Z31フェアレディZなど「ネオクラシック80's」特集!

雑誌『OPTION2025年9月号』が発売!R30スカイライン、Z31フェアレディZなど「ネオクラシック80's」特集!

株式会社三栄より、雑誌『OPTION(オプション)2025年9月号』が現在好評発売中となっています。価格は1200円(税込)。


「頭文字D」の30周年記念イベント『頭文字D 30th Anniversary 2days』が富士スピードウェイで開催!

「頭文字D」の30周年記念イベント『頭文字D 30th Anniversary 2days』が富士スピードウェイで開催!

富士スピードウェイ株式会社が、講談社の後援で伝説的大ヒット漫画「頭文字D」の連載開始30周年を記念したスペシャルイベント『頭文字D 30th Anniversary 2days』を開催します。


150個限定生産!「頭文字D」の世界観を楽しむ「特別仕様ZIPPO」が予約スタート!!

150個限定生産!「頭文字D」の世界観を楽しむ「特別仕様ZIPPO」が予約スタート!!

ノリモノ雑貨ブランドCAMSHOP.JPより、漫画「頭文字D」の名シーンがレーザーで精密に再現された「特別仕様ZIPPO」が発売されます。


26年ぶりの復活!タミヤの「RCカー」の誕生50周年記念企画『タミヤRCカーグランプリ』がYouTubeで公開中!!

26年ぶりの復活!タミヤの「RCカー」の誕生50周年記念企画『タミヤRCカーグランプリ』がYouTubeで公開中!!

総合模型メーカーのタミヤが、タミヤのラジオコントロールカー(RCカー)の誕生50周年を記念し、1984年~1999年に15年間にわたって放送されたRCカーレース番組『タミヤRCカーグランプリ Special』をタミヤ公式YouTubeチャンネルにて公開しています。


シリーズ初のカスタムギミック!トミカ「日産 スカイライン 2ドアスポーツクーペ 25GT TURBO」が発売決定!!

シリーズ初のカスタムギミック!トミカ「日産 スカイライン 2ドアスポーツクーペ 25GT TURBO」が発売決定!!

タカラトミーグループのトミーテックが2004年から発売しているダイキャスト製ミニカー「トミカリミテッド ヴィンテージ」シリーズにて、初のカスタムギミックを搭載した製品「日産 スカイライン 2ドアスポーツクーペ 25GT TURBO」(銀・青2種)の発売が決定しました。


最新の投稿


世界が熱狂!葛飾商店街×『キャプテン翼』コラボ「シーズン2」開催!新エリア&限定メニューで街を駆け抜けろ!

世界が熱狂!葛飾商店街×『キャプテン翼』コラボ「シーズン2」開催!新エリア&限定メニューで街を駆け抜けろ!

葛飾区商店街連合会は、2025年10月10日より『キャプテン翼』とのコラボイベント「シーズン2」を亀有・金町・柴又エリアで開催。キャラクターをイメージした限定メニューやスタンプラリーを展開し、聖地巡礼と地域活性化を促進します。


キン肉マン愛が英語力に!超人たちの名言・名場面で学ぶ『キン肉マン超人英会話』発売

キン肉マン愛が英語力に!超人たちの名言・名場面で学ぶ『キン肉マン超人英会話』発売

人気アニメ『キン肉マン』の「完璧超人始祖編」の名言・名場面を題材にした英会話学習書『キン肉マン超人英会話』が、2025年11月29日(土)にKADOKAWAより発売されます。超人たちの熱い言葉を通じて、楽しみながら実用的な英語表現をインプットできます。TOEIC満点保持者やプロレスキャスターなど、豪華プロ集団が監修・翻訳を担当した、ファン必携の英語学習本です。


【カウントダウン】あと2日!古舘伊知郎&友近「昭和100年スーパーソングブックショウ」いよいよ開催迫る!豪華ゲスト集結の東京国際フォーラムは「昭和愛」で熱狂へ!

【カウントダウン】あと2日!古舘伊知郎&友近「昭和100年スーパーソングブックショウ」いよいよ開催迫る!豪華ゲスト集結の東京国際フォーラムは「昭和愛」で熱狂へ!

開催直前!TOKYO MX開局30周年記念「昭和100年スーパーソングブックショウ」が10月16日に迫る。古舘伊知郎と友近がMC、豪華ゲストと共に贈る一夜限りの昭和ベストヒットに期待高まる!


ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂が、『鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブ~Autumn Season~』を11月13日にビルボードライブ大阪、16日にビルボードライブ東京にて開催する。今回は、1975年にリリースされた1stソロアルバム「BAND WAGON」の発売50周年を記念したプレミアム公演となる。


【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

2025年(令和7年)は、1965年(昭和40年)生まれの人が還暦を迎える年です。ついに、昭和40年代生まれが還暦を迎える時代になりました。今の60歳は若いとはと言っても、数字だけ見るともうすぐ高齢者。今回は、2025年に還暦を迎える7名の人気海外アーティストをご紹介します。