デビューから初重賞制覇まで
フラワーパークのデビューは3歳10月という非常に遅いデビューだった。
初戦は惨敗したものの、その後順調に勝ち上がり、重賞初出走と
なったシルクロードステークスでG1実績のある馬を破り、重賞制覇
次のレースに弾みをつけるのであった。

短距離女王の誕生
フラワーパークはG1に昇格して初めてのレースをむかえる
高松宮杯(現在は高松宮記念)に出走をする。
このレースはなんといっても注目されたのは、三冠馬ナリタブライアンだった。
その他にもヒシアケボノやビコーペガサスなどの実績馬が揃う中
フラワーパークはあっさりと抜け出し、先頭でゴールを駆け抜ける。
新たな短距離女王誕生の瞬間であった。

1センチメートルの死闘
休み明けのCBC賞を2着としたフラワーパークはスプリントG1連覇をかけ
スプリンターズステークスに出走する。
逃げるエイシンワシントンに詰め寄るも、エイシンワシントンも譲らない
二頭が鼻面を並べたところがゴール。
長い長い写真判定の末、フラワーパークが勝利した。
その差は僅か1センチメートルであった。


ハナのハナ差勝利
2011年03月 - 馬券を当てて、○○を買おう!!
JRA賞受賞
春秋スプリントG1制覇の実績が評価され
フラワーパークは最優秀短距離馬、最優秀父内国産馬に選出される
最優秀4歳以上牝馬は惜しくもダンスパートナーに譲ったが
1996年に活躍した馬の一頭と言えるだろう。

その後のフラワーパーク
翌年も現役を続けたフラワーパークだったが
前年ほどの勢いは無く、この年は1勝もできずに終わった。
この年で引退をし、繁殖生活へと入ることとなる。
産駒には今のところ安田記念2着のヴァンセンヌがいるが
母のスピードを受け継ぐ産駒はまだまだ出てくるはずだと
期待をせざるをえない。


ヴァンセンヌは東京新聞杯制覇、安田記念2着と活躍
ライバル、エイシンワシントン
エイシンワシントンとは初オープンの陽春ステークスで敗れ
CBC賞でも敗れたが、G1のスプリンターズステークスでは前述のとおり
1センチメートル差で勝利をした。あまり対戦が無いように思われるが
実はこの年に3度も1着2着を争っているライバルなのである。


父ニホンピロウイナーとの共通点
父のニホンピロウイナーも短距離で活躍した名馬である。
実はニホンピロウイナーは初代マイルチャンピオンシップの勝ち馬であり
フラワーパークはG1昇格後、初の高松宮記念の勝者である。
父と同じく短距離の初代王者だったのだ。
