【ランボルギーニ】歴代車種まとめ (ミウラ・カウンタック・ディアブロ・アヴェンタドール・ウラカンetc.)

【ランボルギーニ】歴代車種まとめ (ミウラ・カウンタック・ディアブロ・アヴェンタドール・ウラカンetc.)

かつて日本で起こった“スーパーカーブーム”の火付け役である「カウンタック」を生み出したイタリアの自動車メーカー【ランボルギーニ】。フェラーリと並びスーパーカー界の頂点に君臨する【ランボルギーニ】の歴代モデルを振り返ってみましょう。


ランボルギーニは戦後のイタリアで「農民のトラクター」造りから始まり世界の誰もが憧れるスーパーカーブランドを育て上げたフェルッチオ・ランボルギーニがフェラーリの創始者エンツォ・フェラーリへの反発心が元で設立されたとされるイタリアの自動車メーカー。ランボルギーニ社のエンブレムは猛牛(通称:暴れ牛)であるが、その由来については諸説あり、創始者のフェルッチオ・ランボルギーニの星座が牡牛座だったからという説、また、フェラーリの跳ね馬のエンブレムに対抗したという説もある。

Lamborghini (ランボルギーニ)

1960年代

●最高速度:280km/h

ランボルギーニが会社設立と同年に発表したプロトタイプ。1963年トリノショーに出品された世界にたった1台しかないクルマです。

350 GTV (1963年)

この350GTVは非常に目を引く独創性にあふれたフランコ・スカリオーネのデザインによるボディラインを持ち、性能面や上質なインテリア等で一定の評価を得ましたが、居住性やGT(グランツーリスモ)としての使い勝手で酷評を受けました。

そこで、翌年カロッツェリア・トゥーリングによりボディの手直しを受けた「350GT」が市販車第一号としてデビューします。

●最高速度:250km/h

現在の1,200万円相当の価格設定にもかかわらず130台以上も売れたそうです。

350 GT (1964-1966年)

●最高速度:250km/h

1965年開催のパリモーターショーで初公開された、ランボルギーニ初となるオープンモデルです。

350 GT スパイダー (1965年)

●最高速度:260km/h

1965年、ロンドンオートショーで発表され、2台が生産されました。

3500 GTZ (1965年)

●最高速度:250km/h

350GTのホイールベースを延長して4座席とし、ルーフラインの変更により全高を40mm高くし実用性を向上させた改良発展型として開発されました。
V型12気筒3,929cc、320馬力のエンジンを搭載。

400 GT (1966-1968年)

当時の高級車の公式ともいうべき、本革とウッドでしつらえられたインテリア。

●最高速度:280km/h (P400モデル)

1966年から1973年までに約750台が生産。1966年ジュネーヴ・モーターショーに登場した当時は、市販車としての構想はなく生産は30台程度とされていましたが、見た目のエレガントさとは裏腹な闘牛のように荒々しいまでもの性能で市場からの人気が高まり、量産車として販売をされたランボルギーニの歴史に残る伝説のクルマです。

Miura / ミウラ (1966-1973年)

当時前例のない“V型12気筒をミッドに載せた”2シーターミッドシップスポーツ。

子供の頃こんな風に開くミニカーで持っていた人も多いのでは!?

●最高速度:260km/h

Islero / イスレロ (1968-1969年)

CNN.co.jp : ランボルギーニ50周年、歴代モデルを見る - (1/47)

●最高速度:245km/h (400GTモデル)

エスパーダは完全4シーターのスーパーGTとして設計され、400GT、ミウラと同じV12エンジンをフロントに積み、全4輪ディスクブレーキを備えていました。

10年にわたる生産期間に累計1,217台という、当時のランボルギーニとしては比較的多い生産数。

Espada / エスパーダ (1968-1978年)

●最高速度:280km/h

ミウラよりフロント・ウィンドウの傾斜がきつく、 車高もロールバーの位置で30mm低くなっています。

Miura Roadster / ミウラ ロードスター (1968年)

1970年代

●最高速度:260km/h

ヘッドライトは上部がカバーされていますが、点灯時には下にスライドします。

Jarama / ハラマ (1970-1976年)

●最高速度:240km/h (P250モデル)

発売当初モデルのP250は、SOHCのV8エンジンを搭載し、最高出力は220PS、最高速度は240km/h。シリーズ計791台を生産して1979年に製造を中止。

Urraco / ウラッコ (1972-1979年)

1970年代後半から1980年代の日本におけるスーパーカーブームの火付け役!

プロトタ イ プのLP500が登場した、3年後の1973年に市販モデルのLP400が完成。

Countach / カウンタック (1973-1981年)

画像のLP400モデルは1978年までに150台が生産。
これは、1999台が生産されたカウンタック・ シリーズの中で最も少ない。

カウンタックLP400の性能に不満を持っていた、カナダの石油王でF1チームのオーナーでもあったウォルター・ウルフが作った特別モデル。

スーパーカーブーム当時の日本では、5Lエンジンを搭載していることから「LP500S」と呼ばれました。

LP400モデルのスペシャルモデルとして有名なのがわずか3台のみが製作されたウォルター・ウルフ・カウンタック

劇中で松田優作演じる主人公・朝倉が乗り回すウォルター・ウルフ・カウンタック(LP500S)1号車。

国会議事堂前を駆け抜けるシーンは必見です!

「ウォルター・ウルフ・カウンタック」1号車は、映画『蘇える金狼』(1979年公開)にも登場!

「ウォルター・ウルフ・カウンタック」1号車は、僧侶でタレントの織田無道氏が所有していたことでも有名!

●最高速度:260km/h

2+2座席のウラッコをベースとした2座席スポーツカーの開発企画が立ち上がり、1976年のジュネーブモーターショーで初披露されたのがこのモデル。オイルショックの影響で、1976年から3年間にわず か52台しか生産されませんでした。

Silhouette P300 / シルエット P300 (1976-1979年)

エンジンはウラッコ(P300モデル)と共用の3.0L水冷V8DOHCエンジン(出力は上げられて260馬力/7,800rpmに!)をミッドシップレイアウトで搭載。

1980年代

●最高速度:234km/h

Silhouette(シルエット)をさらに改良した後継車、2座席のミッドシップカーです。

Jalpa / ジャルパ (1981-1988年)

●最高速度:293km/h

フェラーリ・テスタロッサに対抗すべくV12エンジンを4バルブ化、排気量を拡大し455馬力にパワーアップ!

Countach 5000 Quattrovalvole / カウンタック 5000 クアトロバルボーレ (1985-1989年)

●最高速度:206km/h

パートタイムのオフロード4WD車。元々はアメリカ軍向け高機動車のプロトタイプで、1977年のジュネーブ・ショーで発表された「LM001チーター」がベース。LMは「ランボルギー ニ・ミリタリー」の略です。

総生産台数は301台。

LM 002 (1986-1993年)

●最高速度:295km/h

ランボルギーニ創立25周年記念モデルとして、1988年9月のランボルギーニ・デイで発表。
最終的に657台が生産され、カウンタック・シリーズの中でいちばん多い台数となりました。

Countach 25th Anniversary / カウンタック 25th アニバーサリー (1988-1990年)

1990年代

●最高速度:325km/h

世界中で大ヒットを博した1970年~1980年代の名車「カウンタック」の後継車種。車名のディアブロの意味は「悪魔」。

Diablo / ディアブロ (1990-2001年)

ディアブ ロ開発当初から予定されていた4WDモデルで、1993年にラインナップに追加されました。

Diablo VT / ディアブロ VT (1993-1999年)

●最高速度:333km/h

創立30周年の記念モデルとして、1993年9月の「ランボルギーニ・デイ3」で発表。SEは“スペシャル・エディション”の意で、150台の限定車でしたが、最終的には197台が出荷されました。

Diablo SE 30 / ディアブロ SE 30 (1993年)

オープン4WDモデル。

Diablo VT Roadster / ディアブロ VT ロードスター (1995-1999年)

限定生産のSE30のコンセプトを受け継いだモデル。
スポーツ性を重視しており、SVは「スポーツ・ヴェローチェ=スポーツ用の速いクルマ」の意。

Diablo SV / ディアブロ SV (1996-1999年)

2000年代

ランボルギーニがアウディ傘下に入った後に発売された最初の車種で、ディアブロの後継車種となるフラッグシップスポーツカー。

車名の由来は、過去のランボルギーニ車の伝統にならい、19世紀に実在した伝説的な闘牛の名前から取られています。

Murcielago / ムルシエラゴ (2001-2010年)

ムルシエラゴ発売の約2年後の2004年に発表されたたオープンモデル。ソフトトップは悪天候時の非常用として位置づけられており、高速走行時はオープンの状態で走ることが推奨されています。

Murcielago Roadster / ムルシエラゴ ロードスター

ムルシエラゴはディアブロを下敷きにしたモデルだったので、このガヤルドがアウディグループ入り後初のブランニューランボルギーニということになります。
2シーターのスーパースポーツでムルシエラゴが伝統のV12 エンジンを搭載しているのに対し、ガヤルドにはV10エンジンが与えられました。

Gallardo / ガヤルド (2003-2013年)

2005年に追加されたガヤルドのオープンモデル。ルーフがカットされ、代わりに電動ソフトトップ(開閉時間は20秒)が採用されたモデル。

Gallardo Spyder / ガヤルド スパイダー

ジャスティン・ビーバー(LP 550-2 Spyderモデル所有)など世界中の著名人が所有し、ランボルギーニ史上最多となる総生産台数14,022台を誇っています。

ランボルギーニ最大のヒット作となったGallardo(ガヤルド)

パトロールカー用のカラーに塗装され、ルーフにサイレンと点滅灯を備えたスーパーカー。

2004年5月にイタリア警察高速隊のパトカーとしてガヤルド採用!

ムルシエラゴをベースに開発され、20台限定で販売された超高性能スポーツカー。デザインのモチーフはステルス戦闘機。

ちなみに価格は100万ユーロ(日本円で約1億6000万円)と設定されていました。

Revento / レヴェントン (2007年)

2009年フランクフルトモーターショーではロードスターバージョンが公開。

クーペ版との違いはリア部分のブレーキランプの数程度でほとんど変わりません。

2010年をもって生産が終了したムルシエラゴの後継車種として、2011年ジュネーヴショーにて正式発表。

Aventador / アヴェンタドール (2011年- )

2012年よりロードスターモデル「アヴェンタドールLP 700-4 ロードスター」を販売開始しました。(日本国内価格約4660万円)

Aventador Roadster / アヴェンタドール ロードスター

2012年、ジュネーヴショーにおいてオープントップのワンオフモデル「アヴェンタドールJ(イオタ)」が発表されました。

日本には3台しか入らない限定車で、その3台が抑えられなかったGACKTは「ヨーロッパから直で持ってきた」とテレビで語っていました。

ランボルギーニ創業50周年記念モデルの「アヴェンタドール アニヴェルサリオ」(2013年)はGACKTが所有

カスタマイズ中のGACKTのランボルギーニ アヴェンタドール アニヴェルサリオ。

ランボルギーニ創業50周年を記念した限定車としてジュネーブショーで初公開。3台が実際に生産され、300万ユーロ(日本円で約3億6000万円)で販売されました。

「ヴェネーノ」とはイタリア語で「毒」の意味。

Veneno / ヴェネーノ (2013年)

ロードスターモデルも9台生産されました。

Veneno Roadster / ヴェネーノ ロードスター (2014年)

2013年に生産を終了したランボルギーニ最大のヒット作となったガヤルドの後継車種。

Huracán / ウラカン (2014年 - )

2015年8月に発表されたオープンモデル「LP610-4 スパイダー」。

Huracán Spyder / ウラカン スパイダー (2015年)

こうして歴代モデルを見てみると、実に豪華絢爛なラインナップ!!

フェラーリと並ぶスーパーカー界の頂点に君臨しているだけあって、まさに“憧れのクルマ”ばかりですね♪

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