<概要>ドラゴンクエスト天空シリーズ第1作目!
ドラゴンクエストシリーズ第4作であり、ファミコンで発売された最後のドラゴンクエスト作品です。
前3作までで、シリーズ開発当初から構想されていた「初心者でも遊べるようにハードルを低くした
コンピュータRPG」という目的は達成したようで、(そんな目的があったことは知らなかったですが…)
本作からはドラゴンクエスト独自のシステムの導入が進んでいったのでした。
本作では、5つの章に分かれたシナリオや、AIによる戦闘システム、5人以上の仲間キャラクターと同時に冒険できる馬車システムが導入されました。
主要プレイヤーキャラクターは勇者を含めた導かれし者と呼ばれる8人で、第一章から第四章までは勇者の仲間それぞれの旅立ちが描かれ、第五章は主人公である勇者が他の7人を次々と仲間に導き、人間達を滅ぼそうとする「地獄の帝王」を倒すために冒険をするのです。
本作は後に「天空シリーズ」の第1弾という位置づけとされようです!


充実したストーリー ~キャラクター紹介ともに~

第一章 王宮の戦士たち
バトランド王国の王宮戦士のひとりであるライアンが主人公です。
王の命令により、最近次々と起こる子供の失踪事件を解決していくのですが・・・。


王宮の戦士ライアンは、失踪した子供たちの事件を追い、単身で王命のもと捜査に向かいます。
なんで、一人だけ鎧がピンクなのか、今でもなぞです。
別に、他の戦士たちより偉いわけでもないのに・・・。

色々と手がかりを探しているうちに、洞窟に落ちてしまったライアン。
変なホイミスライムと仲間になる。
「人間になるのが夢」という一見非常識な夢でも、心優しいまっすぐな男ライアンは
その夢を応援することにしたのだった。
実際、この章の後どこでどんな別れ方をして、どうして人間になってライアンと再会できたのかまで、
描いてほしかったのですが、当時は無理か。
でもPSでリメイクしたときちょっと期待はしたが・・・やはり無理だったか。

ラスボスへの伏線をはっている感が満載の「ピサロのてさき」という半漁人。
じつは、となりの大目玉のが強いことが判明したとき、取り返しのつかないことになる・・・。
大目玉はなるべく瞬殺することを強くお勧めします。
第二章 おてんば姫の冒険
サントハイム王国のおてんば姫アリーナと城の神官クリフト、教育係の老魔法使いブライが主人公。力試しの旅に出るべく、父であるサントハイム王に見つからぬよう城を抜け出したアリーナは後を追ってきたクリフト、ブライとともに旅をする。




お城の壁をぶち壊して外に出るお姫様とそれを追う士官たち・・・。
常識を逸脱した始まり方に引き込まれます。

武術大会での腕試し、この章のメインイベントです。
ここで、出てくるベロリンマンは強敵です。
攻撃が当たる確率4分の1。

結局、ピサロとは闘わずに不戦勝で優勝するアリーナ。
しかし、喜んで城に返ると、城はもぬけの殻だった・・。
この章の終わり方は、とてもさみしいのですが、
そのあとの展開をすごく気にさせます。
第三章 武器屋トルネコ
武器屋で働く商人トルネコが主人公。世界一の武器商人になることを目指し、故郷レイクナバを離れて金儲けの旅をする。トルネコの出世の過程を描くシナリオとなっており、ボス敵は登場せず、一定の金額を稼ぎ出して進めるイベントが続く。


まずは、破邪の剣を売ってくるやつが現れるまでひたすら粘ります。
そして、それを店頭に並べたら、ひたすら売るのを拒否して、自分で買います。
最初から、すごく楽な冒険が楽しめます。

ついに念願の自分の店を持つことに成功したが、結構な金額を支払った。
鉄の金庫という死んでもお金減らないアイテムでどうにかしのいできたものの・・。
そして、トンネル開通悲話。
開通するお金が60000G。
王様の兵士たちの武器防具を調達イベントで大半は何とかなるが、
たしか自力でためてた方もいらしたような・・・。

そんな感じでトンネルが開通して、この話は終わりになります。
とくにこれといって、可もなく不可もなくといった感じですが・・・。
家族愛の素晴らしさを教わった気がしました・・。たぶん。
第四章 モンバーバラの姉妹
モンバーバラの踊り子マーニャと占い師ミネアの姉妹が主人公。殺害された錬金術師の父、エドガンの敵討ちの旅をする。この章において、「進化の秘法」など、物語の核心に迫る内容が明かされる。





第五章 導かれし者たち
住んでいた村をデスピサロ率いる魔物の軍団に壊滅させられ、ただ一人生き残った主人公(勇者)が旅に出る。章の前半は、ほかの7人の導かれし者たちを探すことが中心となる。全員集結後は、天空城へ行くために必要な天空の武具を集め、その過程の途中で地獄の帝王と戦う。天空の武具を全て集めた後、天空城でマスタードラゴンと謁見し、闇の世界で“第二の地獄の帝王”となったラストボスとの最終決戦に挑む。



馬車と船と気球で旅に出よう!

カジノはドラクエ初の試みでした。

懐かしの出会いと別れ!?








全てにおいて、やりこめる!
小さなメダルもこのシリーズが初です。集めた枚数に応じて、使えるステテコパンツなどに交換してもらえます。おすすめは「はぐれメタル兜」ですが。
何から何までやり込める要素の沢山つまりまくったFCドラクエシリーズの最高の作品です。
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皆さんのご意見!
まとめます!

ドラゴンクエスト4、最大の魅力はやはり「AI戦闘システム(学習機能付)」ではないでしょうか。
当時、私はこのシステムが嫌いでした。
自分の思った通りにキャラが任意で動かせないことに、苛立ちさえ覚えたほどです。
でも、時間がたつにつれて、これでよかったのかもしれない。これが正解だったのか。
と、ふと思うようになりました。
大事なのは、人間は当たり前だけど自分の思い通りにやってくれるはずがないのです。
このゲームはキャラの個々の個性をとても大事にして、それをシステムとして組み立てた素晴らしい作品なのだと思いました。
作戦は6種類ありますが、どれも基準がわかりやすく使いやすい。
その作戦通りに、キャラの個性を失わせないように、ちゃんと作りこまれています。
そんなわけで、私はこのAIシステムの素晴らしさを後から理解できたのでした。
そんなわけで、ほぼ完全に自分の懐かしさから書いてしまいましたが・・・
もし、やったことがなければ、ぜひやってみてください。当たり前に面白い、それがドラクエ4、それがエニックスです!!
と・・・やはり、FCドラクエシリーズ最高傑作だけあります。
どうやっても許容範囲と自分の実力の無さで面白さを説明しきれないことに悔しさが残ります。
記事を見てご不満の方、多数いらっしゃることと思いますが、謹んでお詫び申し上げます。
