「メガドライブ」の登場
1988年、セガのゲーム機「メガドライブ」が発売されました。
その翌年、北米でも海外版メガドライブ(Sega Genesis)が発売されています。
当時は言わずと知れたファミコンの全盛期。
セガは知る人ぞ知る、と言ったイメージでしたが、このTVCMで一気に知られることとなりました。
筆者の周りにもメガドライブを持っている友達は何人もいて、最終的にそのうちの一人から譲ってもらったという思い出もあります。
(なお、ひとつ前の機種である「マークⅢ」は一人だけ持ってました。)
セガが社運を懸けて発売した新時代のゲーム機「メガドライブ」。
その「メガドライブ」の顔に選ばれたのが【獣王記】なのでした。
では、その【獣王記】についてふり返ってみましょう!
【獣王記】の概要について
【獣王記】は、セガが1988年6月に発表したアーケード用アクションゲームです。
獣人の派手なパワーアップや、映画ばりの変身シーンが話題になりました。
また、不気味でグロテスクながら、どこかコミカルなビジュアルも魅力でした。
敵を蹴れば凹むわ、倒せば肉片は飛び散るわ、果ては巨大ボスが自分の首をちぎって投げるわと、とにかくインパクトたっぷりだったのです。
そのお陰で、同年販売された新ゲーム機「メガドライブ」に早くも移植され、その能力を大いにアピールすることとなります。
当時のパッケージ
【獣王記】ストーリー
獣王記(アーケード版) | Wii(R) バーチャルコンソール メガドライブ/マスターシステム/アーケード 公式サイト
【獣王記】ゲーム内容
横スクロールのアクションゲームです。全5ステージ。
伝説の獣戦士を操り、キックとパンチで現れる敵を倒していきます。
白い双頭の狼(アルビノラスケルトウルフ)を倒すとスピリットボールが現れ、取るとプレイヤーキャラクターは段々パワーアップしていきます。
スピリットボールを3つ集めると、獣人へと変身します。変身できる獣人はステージごとに決められています。
変身前は動作が鈍くパワーがないうえ、操作にクセがあって(下キックで上部攻撃など)イライラが溜まるのですが、変身後はスピード・パワーも大幅アップし、飛び道具も使えるようになります。
耐えて耐えて、そして爆発!という、そんな変身後の無敵っぷりも爽快でした!
・変身後の獣人たち
ウェアウルフ(1面・5面)
ウェアドラゴン(2面)
ウェアベアー(3面)
ウェアタイガー(4面)
最後に現れるボス・魔神ゴーム=ハマーを倒し、アテナを救出すればクリア。
ただし、1〜4面までの魔神はニセモノです。
ラウンド5で、ついに魔神が正体を現します。
ラスボス
ビジュアルショック!サウンドショック!
このゲームの見どころは、なんといってもビジュアルのインパクトでした。
実際に、プレイ動画も観てみましょう!
変身シーンもばっちり登場します!
これらがいかにビジュアルショックだったか、参考にファミコン版「獣王記」の動画もどうぞ。
【獣王記】おまけ
恐ろしい獣人やグロテスクなモンスターだらけの【獣王記】の世界にも、ラブリーな存在が混じっていました。
ウェアベアー。
そして、2005年に発売されたPS2版の「獣王記」にも、ウェアベアー(グリズリー)が登場します!
石化ブレス、回転アタックに、放屁攻撃まで加わってる・・・
最新版になっても、相変わらずお笑い要員のウェアベアーでした・・・