ライオネス飛鳥 翼を持つライオンの飛翔

ライオネス飛鳥 翼を持つライオンの飛翔

コンプレックスという負のエネルギーを夢を叶えるためにがんばるエネルギーに転換。その力で女子プロレスのスーパースターになり「クラッシュギャルズ」という一時代をも築き上げた。逆境にぶつかっても潰されずバネに変える飛鳥はライオンの顔を持つ不死鳥なのかもしれない。


飛鳥は
長与千種と「クラッシュギャルズ」を結成した

きっかけはケンカ

ミミ萩原(中)をガードする飛鳥(左)と長与(右)

きっかけは
長与が飛鳥の持つ全日本選手選手権への挑戦したときのことだった
そのとき飛鳥は
「何でもこなせるけどつまらない選手」
長与は
空手をしていたので蹴りが使えたが「小さくてつまらない選手」
2人は共に「つまらない」といわれていた選手同士だった
試合前日、
長与が飛鳥に話を持ちかけてきた
「今までにない試合をしよう
嫌かもしれないけど
殴って蹴って絞めて投げるから
どんなにやられても私は立ち上がるから」
飛鳥はいった
「わかった」

試合は
互いに顔面を張り合って蹴り合って投げ合って
まるでケンカのような試合だった
それまでの女子プロレスは押さえ込み中心だった
その退屈な常識を覆す激しい試合内容に
場内は異様なムードに包まれた
試合後、
会社のフロントに呼び出された
「クビ!」も覚悟したが
「おもしろかった!
こんなことができるのに、何でやらなかったんだ?」
と褒められた

名前の由来は前田日明

「クラッシュ」は「壊す」という意味
新日本プロレスで前田日明が「クラッシャー」と呼ばれ人気を集めていて
「私たちはクラッシュギャルになる」
ということで「クラッシュギャルズ」となった

クラッシュギャルズは
そのファイトスタイルも
前田日明を意識したもので
前田との共同トレーニングや誌面対談もたびたび組まれた

山崎照朝

クラシュギャルズの指導員の中には
極真会館の空手家でありキックボクサーでもある山崎照朝もいた

年間310試合

クラッシュ・ギャルズは
年間で最高310試合行い
その他に芸能の仕事もした

アイドル

クラッシュギャルズの活動は
プロレスだけにとどまらず
「炎の聖書」「嵐の伝説」などのヒット曲を飛ばし
CDの総売り上げ83万枚
コンサート動員数21万人
ブロマイドの売上げも1位
社会現象の1つとなった

長与との確執

その後、
クラッシュ・ギャルズとして日本のてっぺんに立った飛鳥だが、
プロレスラーとして肉体的能力では圧倒的に勝っているのに
人気では長与に負けた
華奢な長与が
極悪同盟に血だるまにされ苦痛に顔を歪め
耐えに耐えてライオネス飛鳥にタッチする
そして飛鳥は相手を蹴散らした
しかし客が感情移入するのは長与だった
結局、長与が美味しいところをぜんぶ持っていった
飛鳥の中に大量の不満やストレスが鬱積した

「死神に取り憑かれたね」

飛鳥は誰とも話さなくていいように
常に音楽のかかっていないウォークマンのヘッドフォンを耳につけるようになった
そしてファンとも選手、関係者とも口をきかなかった

また飛鳥は
アイドル歌手:伊藤さやかに心酔し
貯めていた数千万円を彼女のライブ活動などのために投資した
伊藤さやかが
「あなたのイメージカラーは黒よ」
というと
試合着を黒に替え黒いサングラスをした
そんな飛鳥を長与は
「お前、死神に取り憑かれたね」
と罵り
女子プロレス専門誌にも
「いま闘いたい相手は飛鳥についてる死神なの
ぶっつぶしてやりたい
殺してやりたい
息の根止めてやりたい」
というコメントが掲載された
このインタビュー記事を読んだ飛鳥は激怒
ファンへの直筆メッセージを写真製版で載せることを要求した
「活字ではどう編集されるかわからない」からだという
当時の飛鳥の人間不信ぶりが伝わるエピソードである

クラッシュギャルズ解散

ライオネス飛鳥は
「プロレスに専念したい」
と芸能活動停止を宣言
長与千種は
飛鳥の宣言の仕返しのように飛鳥に相談せずに突然のプロレス引退を表明(1989年)
その3カ月後、飛鳥も引退(1990年)
こうして6年間に及ぶクラッシュギャルズの時代に幕が下りた

復帰、開眼!

引退から4年後
飛鳥はプロレスに復帰した
ただしヒール(悪役)として・・・
飛鳥が竹刀で相手を殴りつける姿に観客は怒り罵倒した
しかし飛鳥は嬉しかった
この観客の怒り(感情)は自分がつくり出したものだったから・・・

総合格闘技

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