プロレスラーを志す

憧れの藤波辰巳(現:辰爾)
山崎一夫は
中学生の時プロレスラーに憧れた
「藤波辰爾(当時は辰巳)さんをテレビで見てスッゲーかっこいいって、絶対にプロレスラーになってやるって。」
http://ameblo.jp/jumpwith44/entry-12059071936.htmlUWF学校生徒会長のファンに愛されるダンディズム/山崎一夫【俺達のプロレスラーDX】|ジャスト日本のプロレス考察日誌

新日本プロレス道場
山崎は
どうしたらプロレスラーになれるのか
新日本プロレス道場に聞きにいった

「ベンチプレスを挙げてみろ」
応対した小林邦昭はいった
「だったらベンチプレスを挙げてみろ」
70kgの山崎は50kgのバーベルを上げるのが精いっぱいだった

山崎は自信を失ったが
この出来事がきっかけになった
猛練習を開始された
朝、授業が始まる前
授業の合間の5分休み
時間があれば腕立て伏せやスクワットをした
ダンベルを購入
バレーボール部からバーベルがある柔道部に入り鍛錬を繰り返した
その結果、
まだプロレスに入る前に
ベンチプレス130kg、
スクワット2000回、
腹筋1200回
をこなせるになる
新日本プロレス入門

姉が前田日明に
高校卒業後、新日本プロレスに入門した
合宿所に入る日、
荷物を運び入れていると
「もしよかったらお茶飲みに行きましょう」
という声が聞こえ
みてみると
引越しの手伝いをしていた姉が前田日明にナンパされていた
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当時、寮長だった前田日明
前田日明は
後輩に厳しい一方、情が厚く
イタズラ好きな憎めない男だった

「またポークソテーか 今日のチャンコ番、髙田やな」
髙田延彦は
ちゃんこ番が苦手で
豚肉を買ってきて
「今日はポークソテーです
焼き加減は皆さんのご自由に」
といって何もしなかった
「またポークソテーか
今日のチャンコ番、髙田やな」
と前田は肩を落とした
髙田は山崎にお金をわたしてチャンコ番をやらせ
自分は練習をしていたこともある
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山崎一夫にアドバイスしてる藤波辰巳
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「前田や髙田は押さえつけると歯を剥きだしにして抵抗するけど 山崎は違う マイペースなんだよ…」 (藤原喜明)
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入門前のトレーニングもそうだが
山崎は目的に向かって地道に努力しつづける能力がすごかった
佐山聡と出会い

初代タイガーマスク、佐山聡
山崎は
初代タイガーマスクとして日本中にブームを巻き起こしていた佐山聡の付き人となった
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初小林邦昭がタイガーマスクのマスクを剥いだとき
山崎が替えのマスクを持ってリングに上がり被らせたことがあった
以後、マスクが剥がされると会場から
「山ちゃん、早くぅ」
という声が上がった
タイガージムへ

佐山聡は 「タイガージム」開設

山崎はタイガージムのインストラクターに
佐山聡は
新日本プロレスを退団、
「タイガージム」開設
山崎も
新日本プロレスを退団し
タイガージムのインストラクターとなった
UWF参戦
前田日明がUWFを立ち上げて
しばらくしてから佐山と山崎は参戦した

山崎は
タイガージムでインストラクターをして指導し
選手として自分の練習も続けた
佐山とスパーリングをして
2000本、サンドバックを蹴り込んで
技を磨いた

山ちゃんの幸せを優先してほしい
ある時期から
佐山聡と前田日明の関係が悪化し
佐山はUWFを去り
山崎は残った
「これからは山ちゃんの幸せを優先してほしい」
と佐山は山崎の決断を温かく受け入れた

その後、UWFは
自力での経営が成り立たなくなってしまう
UWFと新日本プロレスが業務提携

UWFは
新日本プロレスとの業務提携し
UWF選手達は古巣のリングに復帰した
山崎は新日本ジュニアヘビー級戦線で活躍した

越中詩郎
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(第2次、新生)UWF

前田日明が再びUWFを旗揚げすると
山崎も再び参戦
旗揚げ戦では
メインイベントで前田と対戦
ハイキックでダウンを奪った
前田は耐え忍び
最後は片羽絞めで逆転勝ちを果たしたが
退場時
リング階段を踏む外すほどダメージは大きかった


しかしこの(新生、第2次)UWFも崩壊
後に
前田のリングス
高田のUインターナショナル
藤原のプロフェッショナルレスリング藤原組
の3団体に分裂していった
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UWFインターナショナル(Uインター)

山崎は髙田とともにUWFインターナショナル(Uインター)に参加した
ある日
メインイベントの髙田延彦vsボブ・バックランドが消化不良の試合に終わったとき
ファンの不満が爆発した
「金返せ!」
そんな声すらが起こった
リングで山崎はマイクを握った
「自分達はファンの人達がクリーンなのが自慢なんです
誇りなんです」
そういって山崎は頭を下げ謝罪した
「山ちゃんがそこまで言うのなら…」
「次頑張れよ」
「期待しているぞ」
ファンの怒りは静まった
フリーになる

山崎は
Uインターを退団、
フリーとなり新日本プロレスに再復帰した

このとき前田日明が心配して連絡をとってきた
「山ちゃんはいつも自分から損な役回りを引き受けてくれた 全部1人で背負っちゃって… UWFというものが出来たのは山崎一夫がいたからですよ」
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当時、新日本とUインターの関係は最悪だった
Uインターは新日本プロレスにに対して散々挑発行為をしていたからだが
新日本プロレス現場監督の長州力はすごくUインターが嫌っていた
でも山崎だけは好きで
「山崎はどうしてる?」
「山崎はなんていってるんだ?」
と記者に逆取材をかけていたという
新日本プロレスのリングで
山崎はリングではヒール(悪役)を演じたが
なぜかみんな彼がいい人だとわかってしまう
そしてみんな彼が大好きだったから
大「山崎」コールが起こった
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「これはないでしょう これはないんじゃないですか」
1999年1月4日、
小川直也vs橋本真也
山崎は橋本のセコンドについた
小川のセコンドには佐山がついていた
小川に一方的に橋本はボコボコにされ
試合後、山崎は小川と佐山に詰め寄っていった
「これはないでしょう
これはないんじゃないですか」
「そうだな
そうだな」
と佐山は答えたという
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引退

レスラーをやってて本当によかった…」
山崎は引退した
肉体は限界だった
肺挫傷、気管支拡張症も患っていた
37歳
早いし惜しい引退だった
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神奈川県綾瀬市で整体治療院を経営している
「練習もしないで・・・」
といわれながらも学校に通い鍼灸師の資格を取得していた
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また
解説者や格闘技番組などテレビでも活躍中である
解説者としては
元プロレスラーらしからぬとても優しくわかりやすい口調が特徴だが
熱くなると選手にマイク越しで発破を掛けてしまうときもある

ただ挨拶がしたかった
「藤原喜明vs前田日明 SPECIALトークバトル in 猪木酒場」が開催されたとき
山崎は一観客として参加していた
途中、藤原と前田に促され壇上に立たされたが
来場した理由は
ただ先輩に挨拶がしたかったからだといった
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