熱狂!ソウルオリンピック名場面を振り返る!
1988年ソウルオリンピックは、日本と時差がない韓国・ソウル開催だっただけに、見やすい時間帯の放送で、リアルタイムでテレビにかじりついていた人も多いのではないでしょうか。そこで、ここでは感動あり、騒動ありのバタバタだったソウルオリンピック名場面を振り返ってみましょう。

陸上男子100m カール・ルイス 金メダル

アメリカが生んだスーパースター、カール・ルイスと、カナダの新生、ベン・ジョンソンとの世界最速を決める100m走は大会前から、ソウルオリンピック最大の関心事の一つでした。結果はベン・ジョンソンの圧勝・・・のように思われたが、ドーピングが陽性となりベン・ジョンソンは失格、カール・ルイスが金メダルに輝いたもののスッキリしない形で幕を下ろした。
競泳男子100m背泳ぎ 鈴木大地 金メダル

近代競泳では、絶対に日本人は勝てないと思われていたが、ふた開けると、半分くらいまで進んでいるような驚異的な距離のバサロ泳法みで、鈴木大地が金メダルに輝き、競泳会場に君が代が響いた。その興奮は今も鮮明に残っているのでは!?
鈴木大地 - Wikipedia
陸上競技男子棒高跳 セルゲイ・ブブカ 金メダル

鳥人という名を欲しいままにして最強のアスリートのイメージのブブカだが、実はオリンピックで金メダルを獲得したのは、このソウルだけ。まさに鳥のごとく、空中に飛ぶ姿は、あまりに美しくうっとりしたものです。
柔道男子95kg超級 斎藤仁 金メダル

長い間、天才・山下泰裕の陰に隠れた存在だったが、練習の鬼がとうとうソウルで華咲いた。まさに努力の人で、決して諦めない不屈の魂は無条件の感動を運んできてくれた。
斉藤仁 - Wikipedia
陸上競技女子100m/200m/400mリレー フローレンス・ジョイナー 金メダル

100mも200mも制覇するという圧倒的な強さに加え、派手なマニュキアなど陸上選手のイメージを覆すような奇抜なファッションも印象深く、記録にも記憶にも残る名選手。
陸上競技女子走幅跳/陸上競技七種 ジャッキー・ジョイナー・カーシー 金メダル

JACKIE JOYNER-KERSEE
Jackie Joyner-Kersee | Profile | iaaf.org
上記のジョイナーと双璧をなすアメリカが生んだ陸上アイドル。クイーンオブアスリートと言われる七種制覇と、一芸に秀でる人が勝つ走り幅跳びの両方制覇は、彼女の類まれなる才能を見せつけられた。ちなみにジョイナーは義理の姉という最強陸上ファミリー。
水泳シンクロナイズドスイミングソロ 小谷実可子 銅メダル

日本人離れした華麗なスタイルで、世の男性のハートを鷲掴みにしていた。また、見た目だけでなく演技も華麗そのもので、見事に銅メダルを獲得。
レスリングフリースタイル48kg級 小林孝至 金メダル

もちろんながら競技での金メダルは栄光そのものだが、彼が話題になったのは、公衆電話ボックスに金メダルを忘れてきてしまうという前代未聞の大珍事。とにかく見つかってよかった!
小林孝至 - Wikipedia
いかがでしたでしょうか?名場面ではないのでカットしましたが、ソウルオリンピでは、ボクシングの乱闘あり、柔道の不可解なジャッチあり、韓国の八百長疑惑ありと、あまり後味のよくないオリンピックだったように思えます。
4年に1度しかないスポーツ好きにとってはオリンピックは夢のような舞台、常にクリーンに正々堂々の大会が観たいですね。