先取りしすぎた!?SONYの最先端家電
SONYと言えば、今でこそちょっと元気がないですが、1980,1990年代は、最先端家電で世界を牽引する世界が憧れるメーカーだった。あのスティーブ・ジョブスも憧れていたと言われるSONY,今思うと、先取りしすぎて廃れてしまったSONYの最先端家電を紹介します。

ベータマックス

1975年に発表以来、約20年にわたりVHSとのビデオ戦争を繰り広げたSONYが開発した家庭用ビデオテープレコーダ。画質の良さ、性能など機能面では、VHS陣営を大きくリードしていたが、価格面のネックがあり、VHS陣営に敗れる結果となり、2002年には生産を完全終了する。
MSX hitbit

1983年にSONY発売したパソコンの統一規格MSX2に準拠したパソコン。
モニターを持たず、テレビに接続することで利用すると言う形は、今のスティックPCの先取りの中の先取りと言える。
このマシンでゲームをしたり、自身でプログラミングできたりして、価格も5万円台と低価格だったため、パソコン小僧は色めき立った。
また、赤のボディがあるなどデザインの秀逸性もSONYらしい。
HB-55-コンピュータ博物館
グラストロン

1996年にSONYが発売した約2メートル先に52インチの大画面が広がるマウントディスプレイ。まさに未来を感じる最先端家電で話題になったが、値段が高く、また対応ゲームなどもなく、更には長時間装着はできない重さなどで話題先行型で終わってしまった。
その後、2011年に後継機とも言える3D対応版が出たり、2016年に発売予定のPlayStation VRに受け継がれている。
デジタルマビカ

1997年にSONYが発売した、まだデジカメなんて言葉もなかった時代、フロッピーディスクに写真を記録すると言う斬新なカメラ。
ただ、撮影した写真をテレビなどに接続して見るのみで、印刷できなかったことがネックとなり、「写ルンです」などのインスタントカメラの壁を破ることはできなかった。
ミニディスク(MD)

1992年にあSONYが発売したオーディオディスク。CD並の音質と、カセットテープのように簡単に自分でも録音・編集ができるCDとカセットの良いとこどりで話題となり、一時は主流になりかけていた。
しかし、iPodの登場で、一気に廃れ始め、あっという間に見かけなくなった。
AIBO

1999年にSONYが発売したロボット犬。これまであったおもちゃのロボットとは一線を画すリアルな動きと、学習機能で、大ブレークとなった。
2004年にロボット事業から撤退してしまったが、もし撤退していなかったら今のロボット産業を牽引していたのはSONYだっただろう。
ソニーによる修理対応が2014年3月末で打ち切られたが、いまだにペットとして可愛がっているユーザーも少なくない。
AIBO - Wikipedia
いかがでしたでしょうか?大ヒットしたため、ここでは除外しましたがウォークマンやVAIOなどSONYが世界を牽引していたのは間違いない時代でした。
日本人の繊細さを活かして再びSONYが最先端家電業界を掌握して欲しいです。