1980年代を代表する超大作邦画
1980年代、デートの大定番といえば、やはり映画だった。インターネットもない時代、娯楽の中心が映画と言っても過言でない時代の大ヒットしたスケールの大きい超大作邦画を紹介します。

影武者

監督:黒澤明
出演:仲代達矢 山崎努 萩原健一 根津甚八など
公開:1980年
配給収入:27億円
カンヌ映画祭でグランプリも獲得した、今も日本を代表する超大作映画。スピルバーグやジョージルーカスなど超大物がこの映画を見てインスパイアされたと言われている。
ちなみに当初、主演は勝新太郎だったが、黒澤と勝が揉めて降板した。
影武者 (映画) - Wikipedia
セーラー服と機関銃

監督:相米慎二
出演:薬師丸ひろ子 渡瀬恒彦など
公開:1981年
配給収入:23億円
薬師丸ひろ子が機関銃をぶっぱなし「カ・イ・カ・ン」とつぶやくシーンはあまりにも有名。公開から35年余、1000年に1度の逸材と言われている橋本環奈主演でリメイク版が公開される。
1980年代 映画(邦画)ランキング | 年代流行
南極物語

監督:蔵原惟繕
出演:高倉健 渡瀬恒彦 岡田英次 夏目雅子 荻野目慶子
公開:1983年
配給収入:59億円
配給収入59億円、興行収入では100億円強と言う超大ヒットの邦画界の金字塔。
映画館のあちこちからすすり泣く声が聞こえるほどの感動巨編。
若い人には木村拓哉主演のドラマ版でお馴染み。
ビルマの竪琴

監督:市川崑
出演:石坂浩二 中井貴一
公開:1985年
配給収入:29億円
1953年に大ヒットした映画を巨匠・市川崑が撮ったリメイク版。
当時、京都に留学中だった現ミャンマーの指導者・アウンサンスーチー氏も観賞したらしい。感想は、「中井貴一がカッコ良かった」だとか。
子猫物語

監督:畑正憲
出演:チャトラン(子猫)(多数) プー助(犬:パグ) 動物多数 小泉今日子(詩の朗読) 露木茂(ナレーション)
公開:1986年
配給収入:54億円
当時、テレビでも大人気だったムツゴロウこと畑正憲監督作品。
30代だと、この映画が初映画館鑑賞と言う人も多いのでは!?
今見ても猫の可愛さにキュン死します。
子猫物語 | Movie Walker
ハチ公物語

監督:神山征二郎
出演:仲代達矢 八千草薫 長門裕之
公開:1987年
配給収入:20億円
前年の「子猫物語」に続き、2年連続で動物モノ映画が大ヒットとなった。当時、空前のペットブームだったこともあり、感情移入がしやすかったのでしょう。出演に仲代達矢、八千草薫、長門裕之、脚本に新藤兼人と邦画界を代表する重鎮が揃ったことも特徴。
ハチ公物語 | Movie Walker
敦煌

監督:佐藤純彌
出演:西田敏行 佐藤浩市 柄本明 田村高廣 中川安奈 三田佳子 渡瀬恒彦など
公開:1988年
配給収入:45億円
1988年の日本アカデミー作品賞を受賞したこの年を代表する作品。
セットなども凄く空前のスケールで、バブル時代ならではと言う感じを受ける。
敦煌 (映画) - Wikipedia
マルサの女

監督: 伊丹十三
出演:宮本信子 山崎努 津川雅彦 大地康雄 桜金造など
公開:1987年
配給収入:12.5億円
伊丹十三監督の代表作。この映画によって「マルサ」という存在を知った人も多かったのでは。棚の後ろに札束を隠している、金持ちはコップから溢れた水だけ飲みなどの名シーンを今も覚えている人も少なくないでしょう。
男はつらいよ

監督: 山田洋次
出演:渥美清 倍賞美津子 前田吟 佐藤蛾次郎など
公開:1969年~
配給収入:12.5億円(1980年 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花)
言わずと知れた日本映画の代表作。何が凄いって1980年代も毎年必ず配給ランキングトップ10にランクインしている事、定番の人気となっていたとともに、年によっては2作ランクインするなど撮影ペースも驚愕。
ドラえもん長編映画

監督: 芝山努など
出演:ドラえもん のび太君 ジャイアン しずかちゃん スネ夫など
公開:1980年~
配給収入:15.5億円(1980年 ドラえもん のび太の恐竜)
1980年から春休み映画の定番として今も続く長編版のドラえもん。本編以外にもスピンオフストーリー的な短編もあり、盛りだくさんな内容だった。おまけが楽しみで映画館に行っていた子どもたちも多いのでは!?
いかがでしたでしょうか?名作は時代を超えて色褪せないですから、休みの日に名作邦画に浸る1日を作ってみるのも楽しいと思いますよ。