【新システムその6】重要視されたストーリー性
前作ドラゴンクエストⅣでの、5章にまたがるストーリー仕立ても、当時はビックリしたものですが、本作にも、そのビックリが用意されていました。
主人公は変わりませんが、主人公の父との旅から、最後には主人公の子供を共にするという、「親子三代の物語である」ことが、今までの「ドラゴンクエスト」シリーズとは一味違うと感じさせる部分です。
特に、中盤での結婚では、二人の花嫁候補から一人を選ぶという、何ともプレイヤーを悩ませるイベントがあり、当時はどちらと結婚すべきか?と友人と語り合ったものです。
結果的にどちらを選んでもその後のストーリー展開に大きな差はないものの、ビアンカ派かフローラ派か、というのは今でも永遠のテーマとなっています。
(現在リメイク販売されている3DS版では、3人目の花嫁候補として新キャラクターのデボラが登場し、昔からのファンを悩ませているという・・・)
みんなドラクエⅤが大好きですね。twitterではこんな声が。
Youtubeでもたくさん投稿されています。
【まとめ】いったい何が「不遇」なのか?
これだけの大々的な新システムの採用、待望の「ドラゴンクエスト」シリーズ新作という点では、全くイメージできない、本記事のタイトルにもある「不遇」とはいったいどういうことなのでしょうか。
それはズバリ、「売上本数が低い」ことです。
公表は約280万本、現在10作品出ているドラゴンクエストのナンバリングシリーズではワースト3とのこと。いったいこれはどういうことでしょうか。
その原因の一つには、本記事前半にもお話した、ハードの移行が問題になっているのではないか、と予想されます。
ドラゴンクエストⅤは当然ながら制作は前作ドラゴンクエストⅣの制作完了時から企画があがっていたと思います。そして社内でもプロジェクトが組まれ、ドラゴンクエストⅤの販売時には社内で制作も始まっていた可能性があります。
しかし前述したとおり、前作ドラゴンクエストⅣとスーパーファミコンの販売時期が同年であることから、急遽、販売するハードをファミコンからスーパーファミコンに切り替えたのではないか、と考えられます。
現に、ドラゴンクエストⅤはスタッフの退職もあるものの、何度か発売日の延期がなされております。
多くの延期から、ドラクエに愛想を尽かしたファンも少なからずいるのでは・・・と思います。
更に、並行してライバル作品と称される「ファイナルファンタジー」シリーズもどんどんと販売され、そちらに移るファンも多かったと思います。
前作ドラゴンクエストⅣでの章仕立てという新しい試みを、よく思わなかったユーザーもいることで、本作に期待をしなかったために、上記のようなライバル作品に投資した、という話もあります。
どういった理由にしろ、売上という悩ましい問題があるために、ドラゴンクエストⅤは不遇という扱いを受けることになったのです。
しかし、当然コアなファンも多く、賛否両論であることは間違いないでしょう。
決して、人気がないわけではありません。それは、各種ハードにてリメイクを行われていることから、間違いないでしょう。
当時盛り上がった世代も、今の若い世代も、全世代が楽しめる作品、それが、このドラゴンクエストⅤだと、私は思っています。