1970年代後半のUFOブームを振り返りましょう

1970年代後半のUFOブームを振り返りましょう

1970年代後半に日本でUFOブームと呼ばれる現象が起きました。数多くのUFO本が出版され、ピンク・レディーの楽曲「UFO」、アニメ映画「これがUFOだ!空飛ぶ円盤」、特撮テレビ番組『円盤戦争バンキッド』など多数の作品が製作されヒットしました。1978年に映画『未知との遭遇』が日本公開されると、そのブームは頂点に達しました。


特撮テレビ番組『円盤戦争バンキッド』(1976年(昭和51年)10月3日)

『円盤戦争バンキッド』(えんばんせんそうバンキッド)は、1976年(昭和51年)10月3日から1977年(昭和52年)3月27日まで日本テレビ系で毎週日曜日18:30 - 19:00に全26話が放送された、東宝製作の特撮テレビ番組。

当時話題だった空飛ぶ円盤をテーマに、地球を攻撃するブキミ星人とバンキッドの戦いを描く。

5人組みの集団ヒーローという設定は『秘密戦隊ゴレンジャー』と同じであるが、メンバーが子供だったり、敵勢力が侵略対象を子供に限定して攻撃する、同じ色のヒーローがいるなどの独自の設定も含んでいる。毎回のラストは場面が暗転し、主人公である天馬昇が視聴者に話しかけて終わるという独特の構成を取っていた。1977年1月2日放送の第14話では番組冒頭でバンキッドの5人が新年の挨拶を行っている。

玩具メーカーのタカトクトイスがスポンサーであり、同社製品の「沈没ゲーム」が秘密基地への扉を開ける道具として使用されていた。

奥田英二(現・奥田瑛二)が主人公を演じてデビューしたがその後しばらくは役に恵まれず、不遇の時代を過ごした。本人の公式サイトでは、1979年の主演映画と『もっとしなやかに、もっとしたたかに』がデビュー作とされ、本作に主演したことはプロフィールから抹消されている。これは奥田本人の意向ではなく事務所の方針である。

第6話以降のブキミ星人のデザインは、『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』のデザインを担当していたことでも知られる成田亨が担当した。毎回登場する奇抜な容姿のブキミ星人のデザインは、いわば成田の独擅場でもあった。

特撮テレビ番組『円盤戦争バンキッド』のストーリー
地球への移住を画策するブキミ星人たちは、20年後に開始される移住計画の障害となる子供たちを狙った侵略活動を開始した。
それに気づいた宇崎博士は、5人の少年少女から成る少年円盤遊撃隊・バンキッドを組織した。地球を守るための戦いは今日も密かに繰り広げられているのだ。
(出典:Wikipedia「円盤戦争バンキッド」)

特撮テレビ番組『円盤戦争バンキッド』(1976年(昭和51年)10月3日)

母星が20年後に滅亡するため、地球を征服して移住しようと企む侵略宇宙人。そのために将来、確実に邪魔な存在になるであろう子供を標的とした作戦を遂行する。グザレ司令は地球侵略の先発隊司令官であり、黒幕(首領)については不明である。

一部の者は人間に擬態することもできる。誰か特定の人物に成り切ることも可能で、親しい間柄の者でも見破ることができないが、植物に触れると瞬時に枯れてしまい、飼い犬などは脅えて吠え立てるので正体がバレる。また、初期のエピソードにおいて「この中にブキミ星人がいる」の台詞とともに正体がバレることもあった。
(出典:Wikipedia「円盤戦争バンキッド」)

ブキミ星人

奥田英二(現・奥田瑛二)が主人公を演じてデビュー

ピンク・レディーの楽曲「UFO」(1977年12月)

ピンク・レディー (Pink Lady) は、1970年代後半に活躍したデュオのアイドル。ミー(現:未唯mie、本名:根本美鶴代、1958年3月9日 - 、A型、静岡県静岡市葵区出身)とケイ(現:増田恵子、本名:桑木啓子(旧姓:増田)、1957年9月2日 - 、O型、静岡県静岡市葵区出身)の2人組。多くの楽曲を阿久悠(作詞)・都倉俊一(作曲)のコンビが手がけた。所属事務所はT&C ミュージック、音楽出版権利・管理はバーニングパブリッシャーズである。

1977年末、ピンク・レディーは日本レコード大賞において「大衆賞」を受賞した。(大賞を受賞した勝手にしやがれとはわずか一票差で大賞を逃した。)

第6弾シングルの『UFO』(1977年12月)もミリオンセラーを記録し、1978年末の「第20回日本レコード大賞」を受賞する。

それまでピンクレディーのような“ディスコ・ポップス系”のアイドル歌手がレコード大賞を受賞した例はなく、ピンクレディーのレコード大賞受賞はまさに“前代未聞の革命”であった。

また『UFO』では、“地球の美女が異星人に恋をする”という阿久悠作詞の歌詞も、当時としては画期的なものであった。
(出典:Wikipedia「ピンク・レディー」)

ピンク・レディーの楽曲「UFO」(1977年12月)

映画『未知との遭遇』(日本での公開:1978年2月25日)

『未知との遭遇』(みちとのそうぐう、Close Encounters of the Third Kind)は、1977年に公開されたアメリカ映画である。世界各地で発生するUFO遭遇事件と、最後に果たされる人類と宇宙人のコンタクトを描いた。

映画『未知との遭遇』あらすじ
バミューダトライアングルで行方不明になった戦闘機群や巨大な貨物船が、砂漠に失踪当時の姿のまま忽然と姿を現した。謎の発光体が米国内外で目撃され、原因不明の大規模停電が発生。発電所に勤めるロイ・ニアリーも停電の復旧作業に向かう途中、不可思議な機械の誤作動を起こす飛行物体と遭遇。それが放つ閃光を浴びて以後理由も判らないまま、憑かれたようにUFOの目撃情報を集め出し、枕やシェービング・クリームに漠然と山のような形を見出すようになる。インディアナ州に住む少年バリー・ガイラーは家の台所に入り込み冷蔵庫を漁っていた「何者か」と鉢合わせするが、恐れる様子も無く後を追い掛け、その母のジリアンも深夜外に出て行った息子を連れ帰ろうとする途中で飛行物体の編隊と遭遇し閃光を浴び、ロイ同様に山の姿を描くようになる。
飛行物体の群れにバリー少年が連れ去られる(アブダクション)など謎の現象が続く中、フランス人UFO学者のクロード・ラコームは異星人からの接触を確信し、「彼ら」と直接面会する地球側の「第三種接近遭遇」プロジェクトをスタートさせる。「彼ら」からのデータ送信をキャッチしそれが地上の座標を示す信号で、ワイオミング州にあるデヴィルズ・タワー(悪魔の塔)という山を指し示していた。軍も出動し有毒ガス漏洩を偽装して住民が退避させられるがニュースで報じられた事によってロイとジリアンは探し求めていた奇妙な形の山がデヴィルズ・タワーである事を確信。州境を越えデヴィルズ・タワーを目指す。
デヴィルズ・タワーに陣取ったラコームらプロジェクトチームの目前に飛行物体の編隊が現れ、チームが送った信号に反応を示して飛び去った。関係者達は歓声を上げるが、直後山の背後から「彼ら」の母船とみられる巨大な円盤が重低音を響かせながら出現する。
(出典:Wikipedia「未知との遭遇」)

映画『未知との遭遇』(日本での公開:1978年2月25日)

UFOとのメロディの対話

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