『秘密のデカちゃん』
石立鉄男の演技の面白さはもちろん、
ヒロイン大場久美子の美しさが光る!
刑事だけど、LOVEがいっぱいつまったラブコメです。

『秘密のデカちゃん』

ふたりの夫婦関係は秘密のまま
あらすじ
物語は、10数年前にさかのぼる。刑事・日暮庄助(石立鉄男)は、ある詐欺事件に巻き込まれて自殺を図った人物から、6歳の娘が20歳になったら結婚してやって欲しいという遺言のような頼みを、つい承諾してしまう。
その結婚を依頼された娘である日暮祥子(大場久美子)は、幼いころに実父と庄助が交わした約束を一途に想い続け、20歳の誕生日に庄助に告白。
なんと強引に迫って夫婦関係になる。
周囲には祥子は庄助の義理の娘として認識されているが、本当のところは、独身の庄助が祥子を養子にするのはおかしいと考えた庄助の父が、自ら養父となることを名乗り出て養子縁組を行っていたため、戸籍上は兄妹という間柄にある。
警察学校を卒業した祥子は、庄助のいる朝日警察署に配属される。
美人で性格のいい祥子は、もちろん独身男性刑事たちからモテモテ。
そして庄助もまた、その優しい人柄から、医師や署長など魅力的な女性から好意を寄せられ、迫られる。
刑事ドラマらしい事件解決の場面ももちろん、表面上は父娘、実際は夫婦というラブラブカップルのラブコメディも見どころ。
主な登場人物

日暮庄助(演:石立鉄男)

日暮祥子(演:大場久美子)

夏井刑事(演:秋野太作)

秋葉刑事(演:鈴木ヒロミツ)

福山刑事係長(演:谷幹一)

小川刑事(演:宅麻伸)

春野刑事(演:岡本達哉)

旭日奈雅子(演:比企理恵)

大川奈々子(演:岡まゆみ)

横山婦警(演:海老名美どり)
もう一度見たい懐かしのドラマです!
最終回のネタバレ
中年ダメ刑事でありながらも、庄助はモテモテ。
朝日警察署の嘱託医である大川奈々子(岡まゆみ)をはじめ、朝日警察署の婦警の丘小百合(由紀さおり)、さらには署長の娘で高校生の旭日奈雅子(比企理恵)までもが猛アタックをしかける日々。
一方美人で活発な性格の祥子には、庄助の独身同僚たちからの積極的なラブアタックが繰り広げられている。
しかし、ふたりは家に帰るとラブラブの夫婦。
バレたらクビだと言われている父娘の仮面をかぶった夫婦のドタバタ劇は、最後まで続く。
ラストシーンは、庄助と祥子が一緒に逃げ回る。
ふたりの会話は
「いつまで逃げればいいの?!」
「いつまでって今日でもう終わりなんだから」
「でもまたやるらしいわよ!」
「今度はよく考えて引き受けよう。本当に疲れるよ」
という感じで、続編が期待されるような内容だったが、結局続編は制作されていない。
結局ふたりが夫婦関係であることは周囲にバレることなく終わってゆく。
大映テレビのヒット作であった『噂の刑事トミーとマツ』の一時休止によって急遽企画されたインターバル作品だったが、そんなことは感じさせない内容の濃さから、高視聴率を獲得する人気番組となり、当初19回の放送予定だったのにも関わらず30回に延長された伝説のドラマでもある。