夏休みの思い出!花王 愛の劇場【わが子よ】を振り返ってみよう!

夏休みの思い出!花王 愛の劇場【わが子よ】を振り返ってみよう!

1981年~1986年にかけて「花王 愛の劇場」(13:00~13:30 TBS系)で放送されていた「わが子よ」シリーズ。毎年7月~8月の夏休み期間中に放送されていたこともあり、夏休みの風物詩的ドラマとして見ていた方も多かったのではないでしょうか。なつかしくなり「わが子よ」全6シリーズについて振り返ってみました。


愛の劇場「わが子よ」シリーズ

「わが子よ」は主人公の少女が難病におかされ、絶望や苛立ち、将来に対する不安などいくつもの困難を乗り越えていく姿を描いたストーリーです。

病気の恐ろしさや日々健康であることのありがたさはもちろん、難病を患った少女を支える家族の大変さなど、いろいろなことを考えさせられたドラマでした。

わが子よⅠ

「わが子よ」の第一作目が放送されたのは、1981年7月6日~8月28日。
主人公の少女・美樹を演じられたのは高部知子さんでした。

テニスが大好きな中学3年生の少女・美樹は、ある日突然右腕に激痛が走るのを感じ病院にいきます。

診断の結果は「骨肉腫」。

命を優先するため右腕の切断を余儀なくされた美樹は、あまりのショックに絶望し自暴自棄に陥ります。

しかし、母親をはじめ、医師や友人たちの支えにより前を向いて生きていくことを決意。

高校受験に向けて再出発した美樹は、見事第一志望の高校に合格します。
ですが、喜びもつかの間。
美樹は再び入院することなってしまいます。
癌が肺に転移していたのでした。

さあ、これから!という時に再び美樹を襲った病・・・
卒業式も病室で迎えることになった美樹ですが、母と共にこれからも前を向いて強く生きていこうと決意を新たにしたところで最終回となりました。

この物語を見て初めて骨肉腫という病気を知った方も多かったのではないでしょうか。

わが子よⅡ

1982年7月5日~8月27日に放送された「わが子よⅡ」は、交通事故により一家の大黒柱を亡くした遺族のお話です。
主人公の少女を演じられたのは、一作目に引き続き高部知子さんです。

物語は、父親がバイクにひき逃げされたあげく死亡してしまうところから始まります。
悲しみに暮れる母親と3人の子供たち。
しかし、現実は待ってくれません。
大黒柱を失った一家は生活が立ち行かなくなり、長女(高部知子さん)は定時制の学校に通いながら昼間はアルバイトをして家計を助け、幼い弟たちは親戚に預けられ別々に暮らすことに。
しかし、弟たちは預けられた先で冷遇され常に虐げられる日々・・・
唯一味方となってくれた祖母も病死するなど、様々な試練が家族にふりかかります。

幼い子供たちが大人にいじめれらるようなシーンが見ていて辛かったですが・・・
ラストは、家族は再び一緒に暮らせることになってホッとしたのを覚えています。

ちなみに、高部知子さんが「欽ちゃんのどこまでやるの!」(1976年10月~1986年9月 テレビ朝日)に、のぞみ役として登場したのが1982年9月からだったので、この「わが子よⅡ」の放送が終わった直後ということになりますね。

わが子よⅢ

1983年7月25日~9月2日から放送された「わが子よⅢ」。
主人公を演じられたのは星谷和美さんです。

マラソンランナーを夢見て陸上部で汗を流す中学3年生の碧は、練習中に倒れ病院に運ばれると「腎炎」であることが発覚します。
以来、1回数時間に及ぶ人工透析を一週間に数回行い、その上、食事や運動の制限もされる日々が始まりました。

そんな時、両親の離婚により別々に生活している父が腎移植を申し出てきました。
母は元夫からの申し出を拒絶。
ですが、碧が以前のような元気な体を取り戻す唯一の方法は腎臓移植だったため、やむなく受け入れることに。

しかし、移植は失敗に終わります。拒絶反応が激しく移植はしてみたものの結局摘出するしかなかったのです。

落ち込む碧の様子を見かねた母が、胃潰瘍を患っている中移植を決意。
手術は無事成功します。

後にアルバイトをしながら定時制の学校に通い、一度は諦めたマラソンランナーへの夢に向かって走り出す・・・というところで最終回を迎えました。

人工透析や臓器移植がテーマになった「わが子よⅢ」。

人工透析を初めて知ったのがこのお話だったような気がします。

わが子よⅣ

主題歌は三田寛子さんの「20才の前で」

1984年8月1日発売の「恋するメトロ」のB面に収録された曲でした。

1984年7月30日~9月14日に放送された「わが子よⅣ」。
主人公の少女・あずみを演じられたのは前作に引き続き星谷和美さんです。

水泳が得意な中学3年生の少女・あずみは、高校に合格したことを一刻も早く祖母に伝えたくて交差点を渡った先にある公衆電話を見つけて走り出します。
しかしその時、角を曲がってきたダンプカーにはねられあずみは意識不明の重体に・・・

一命はとりとめたものの、昏睡状態は続き植物状態になってしまいます。

その後、長期間の植物状態にありながらも奇跡的に意識を取り戻したあずみは、後遺症に苦しみながらもリハビリを続け回復を遂げます。

しかし、再び不幸があずみを襲います。
歩道を歩いていたあずみをオープンカーがはねたのです。

「あずみがこれまでどれだけ頑張ってきたか!」
泣き叫ぶ母・・・

意識を取り戻したあずみは、亡き父が好きだった油絵にふれながら自身と向き合い、再び水泳に挑戦するために決意を新たにしたところで最終回を迎えました。

現在も交通事故による悲しいニュースが絶えません。
使い方によっては人の人生を奪うことになってしまう車。
交通事故について考えさせられたお話でした。

わが子よⅤ

主題歌は荻野目洋子さんの「心のままに〜I'm just a lady〜」(1985年8月5日発売)

「ダンシング・ヒーロー」でブレイクする前の荻野目ちゃんです。

1985年7月22日~8月30日に放送された「わが子よⅤ」。
「わが子よⅢ」「わが子よⅣ」に続き、主人公の少女を演じられたのは星谷和美さんです。

柔道に打ち込む少女・みづきは、練習中に足に激痛を感じ病院へ。

診断の結果は10万人に1人の難病と言われる「骨肉腫」でした。

母親は医師から命を優先するため片足を切断するよう言われたものの、娘の気持ちを考えるとどうしても決断できず、病名は伏せたうえで抗がん剤などを使った温存療法を選択します。

しかし、一時は回復したかのように見えたものの、やがて再発。
膝上からの片足切断を余儀なくされてしまいます。

みづきは、入院中に自分と同じように骨肉腫により片足を失った少年と出会います。
しかし、少年は癌が肺に転移したことが原因で帰らぬ人に・・・

少年の死がまるでそう遠くない自分の未来のように感じ、みづきは絶望します。
自暴自棄に陥るみづきでしたが、母や医師、さらに自分と同じように骨肉腫を患いながらも死の淵から生還した人々の励ましにより立ち直ります。

やがて、みづきはテレビで義足をつけてマラソンをする外国人ランナーを見て、新たな夢に向かって生きていくを決心したのでした。

一作目と同じく骨の癌である骨肉腫と戦った少女のお話です。
片足を切断しなくてはいけないことや、本当の病名を告知することになった時の母娘のやり取りが辛くてショッキングで・・・

五体満足ということがどれだけ贅沢で幸せなことか思い知らされたお話でした。

わが子よⅥ

主題歌は中林由香さんの「輝きたいの」(1986年7月21日発売)

わが子よシリーズの最終作となったのが、1986年7月21日~8月29日に放送された「わが子よⅥ」。
主人公の少女を演じられたのは、若林志穂さんでした。

バレーボールに青春をかけていた少女・さつきは、ある日不良グループに絡まれて困っている友人を見かけ助けに入ります。
不良グループたちと揉み合いになったさつきは、突き飛ばされて岩に後頭部を強打。

病院に運ばれたさつきは緊急手術を受けますが、打ち所が悪く視神経を損傷。
その結果、失明してしまいます。

住み慣れた家の中でさえ一人では何もできなくなってしまったことに絶望するさつき。
見かねた母親は自身も布で目隠しをして生活してみることにします。
「これでお母さんもさつきと一緒よ」
そういって何とかさつきに寄り添い支えようとしますが、
「違うよ!お母さんはそれを取れば見えるもの!」
絶望と苛立ちから、殻に閉じこもるさつき・・・

ですが、さつきに助けてもらった友人が毎日家を訪れては本を読んでくれるなど、周囲の励ましを受け、少しずつ前を向き始めます。

やがて盲導犬と出会い、バレーボールが大好きだったさつきはパートナーとなった犬に「サーブ」と名付け共に歩んでいくことを決意します。

さつきとサーブが信頼関係を築いていく過程なども描かれていて、盲導犬に対する理解も得られるお話です。

母親役は小林千登勢さん

全6シリーズ通して母親役を演じられたのが、小林千登勢さんです。

明るい未来にあふれているはずの娘が突如難病を患い、母としての苦悩を一人で抱えながらも娘を支える強いお母さんでした。

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