よくある野球漫画とはどう違う?
主人公の番場蛮の父は漁に出て、クジラに船を壊され亡くなってしまう。その頃、監督の川上は野性味あふれる選手を求めていた。川上野球の不人気を払しょくするため、サムライのような選手を・・・。その話を偶然聞いていたチームメイトに番場蛮の事を聞いた監督と長嶋は早速スカウトに行き、その破天荒なフォーム、野球魂に触れて唖然とする。その後、蛮と直接話し、クジラと巨人は大嫌い、もし巨人に入団したら大嫌いな巨人をぶっつぶすことはできないという蛮の言葉を聞いて入団させる。なぜなら、そんな蛮だからこそ観客が喜ぶ試合ができると信じたからだ。紳士の揃った巨人の選手の中で蛮の試合は周囲を騒然とさせるものだった。巨人がテコ入れのために全く無名の選手を入団させるなんてアニメならでは。
ノリのいいリズムのOPは耳に残る。
自分で伴奏を歌うのも当時は斬新だった。蛮のイメージがわくオープニングとなっている。
登場人物にはあの人も?

番場 蛮(ばんば ばん)
侍ジャイアンツの画像 - 原寸画像検索

八幡太郎平(はちまん たろへい)
特集・侍ジャイアンツ | 東京ムービーONLINE

長嶋茂雄
侍ジャイアンツの画像 - 原寸画像検索

川上監督

王 貞治
「侍ジャイアンツ」~追悼・川上哲治氏~|「ガキおやじくまもん」のなんでもJOCKEY!

金田正一
「侍ジャイアンツ」の検索結果 - Yahoo!検索(動画)

野村克也(右)
野球地獄で男を磨け。: kikka's blog :大人になりきれない人の日記(仮題)
実在の人物を描くときはその人に似せるように描かないといけないので難しいが、このアニメは本当によく特徴をとらえて描かれている。
いろんな魔球も勢ぞろい
今思えばどの魔球もボークだったり、硬球をこんなに曲げることは無理。いかに蛮が無鉄砲だったのかがよくわかる。

ハイジャンプ魔球
侍ジャイアンツの部屋

大回転魔球
侍ジャイアンツの部屋

分身魔球
侍ジャイアンツの部屋
意外とみなさん侍ジャイアンツの中毒では?
なによりやっぱりこれでしょ!!
そして気になる最終回は
ジャイアンツのV10がかかった終盤、なんとしても負けられないとチーム全体で死闘を繰り広げていた。
蛮が登板すると勝利するため、蛮は自ら志願し驚異の連日登板をしていた。
しかし、連日登板による疲労と、ただでさえ体に負担のかかる魔球を連投していたので球威が落ちてきていた。
その日、これでジャイアンツの勝利が決まるという最終バッターにライバルの大砲万作が現れた。蛮は渾身の魔球で三振に打ち取り、みごと優勝を勝ち取ったのだ。
歓喜に沸くチームメイトが駆け寄ると、なんと蛮はマウンドで仁王立ちのまま息絶えていたのだ。
翌日、球団葬が執り行われ、蛮の急逝を惜しむチームメイト達。それを見届けるとひっそりと立ち去る人物がいた。
蛮の女房役、八幡太郎平である。
八幡は、故郷の土佐に戻り、自身と蛮の出身校で後輩の野球の指導もあたっているそうだ。
蛮の活躍も、すべて八幡の導きがあったからこそ。
多くの魔球も二人で作り上げたといっても過言ではない。それは、二人が心から信頼しているからできることであって、なかなかここまでの関係は作れないと思う。
そして、蛮の思い出を胸に八幡は後輩の指導にあたるという・・・。なかなか素晴らしいアニメなのではないだろうか。