魔法少女アニメといえば、1966年に放映された『魔法使いサリー』を思い浮かべる方も多いかもしれない。『魔法のプリンセス ミンキーモモ』は、サリーちゃんの後、1980年代に第二期魔法少女ブームを巻き起こし、変身魔法少女という新しいジャンルの先駆けとなったアニメである。
地球に夢と希望をもたらすために送られた、「夢の国」のプリンセス、ミンキーモモ。今でこそ、社会で活躍する女性も増えたものだが、このアニメ放送が始まった当時は、まだまだ女性の社会参画が厳しかった時代。
ミンキーモモが様々な職業の大人に変身して、問題を解決していくという設定は、女の子たちにダイレクトに夢を与えるストーリーだったといえるだろう。
1991年から第二作が放映されたが、本記事では、第一作についてとりあげる。
『魔法のプリンセス ミンキーモモ』 アニメ概要
あらすじ
夢の国フェナリーサは、むかしは誰もが行き来できる国でした。
しかし、人々の心に夢や希望がなくなっていくと、だんだん、地球から離れて行ってしまいました。
そのことを残念に思ったフェナリーサの王様は、自分の娘ミンキーモモを地球へ送り出すことにするのです。
一方、地球にある、どこかの国のどこかの町に住む夫婦には子供がおりませんでした。そのことを悲しんでいたところ、あるとき、夢の国フェナリナーサのプリンセス、ミンキーモモが3匹のお供を連れて空から降りてきたのです。
こうして、ミンキーモモはこの夫婦の子供として地球で暮らすようになりました。
ミンキーモモは、地球の人々の色々な問題や事件に毎回遭遇します。そして、その問題を解決して、人々の夢を叶えようと大人の職業ウーマンに魔法で変身するのです。
しかし、やがて、魔法では本当に誰かの夢を叶えるということはできないことを知り、持っていた魔法も徐々に失われていってしまいます。
主な登場人物
シンドブック&モチャー&ピピル
モモのパパとママ
フェナリーサ 国王
フェナリーサの王妃
王様とは全く不釣り合いの絶世の美女。 モモをいつも心配している、心のやさしい母親。
http://www.minkymomo.jp/momo1982/character08.html魔法のプリンセス ミンキーモモ 公式ホームページ