「青いブリンク」には手塚作品だけでなく、天空の城ラピュタやグレムリンをオマージュしたような話もあります。大人になってみると元ネタがあるものがさらにあるかもしれません。
衝撃的なラストで有名な最終回!
カケルの父を誘拐したグロス皇帝の正体はカケルの父・春彦自身の悪の心だったことが発覚しますが、それを受け入れられないカケル。「父さんとグロス皇帝が同一人物だったら会うことができないじゃないか!」と叫ぶカケルに父は衝撃的な一言を放ちます。
「できるんだよ。なぜならこの世界全てが私の造った童話の世界だからだ」
カケルは葛藤の末、父の事実を受け入れると仲間たちは童話の世界に帰り、ブリンクとも決別します。
場面は第1話のブリンクと出会った木の下に戻って、カケルがふと目を覚ますと心配した父が迎えに来てくれていました。全て夢だったのかと落胆するカケルに父が渡した新作の童話には、仲間たちが描かれていました。ブリンクは自分の心の中にいつもいるんだと悟ったカケルはもうブリンクを呼ぶことはありませんでした。
敵が身内というネタとまさかの夢オチに今も賛否両論で、トラウマになった人も多いようですが、個人的には一応救われるラストが用意されているところは良いと思います。
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製作途中で手塚氏が逝去したこともあり、設定やストーリーが杜撰な面もありますが子供向けアニメとしては印象深い作品です。