TVアニメ「エスパー魔美」まとめ
1987年4月7日~1989年10月26日テレビ朝日系列でアニメ化されたエスパー魔美(全119話+SP1話=120話)についてまとめてみました。あらすじやキャラクター、主題歌について、そして気になる最終回についても紹介。
まとめ記事について筆者の思うこと
「エスパー魔美」放送当時は子供だったので魔美のことは瞬間移動が出来る女の子の話くらいしか記憶にありませんでしたが大人になって改めて見ると、瞬間移動のほかにも沢山の能力を使ったり、そういえばヌードモデルって設定だったな・・と思い出したり懐かしさと新たな発見がありました。皆さんもきっと同じような気持ちになるかと思いますのでぜひ最後まで読んで頂けたらと思います!
TVアニメ エスパー魔美とは?
エスパー魔美のあらすじ
明月中学に通うごく普通の少女・佐倉魔美はある日、学校の裏庭で同級生の高畑和夫が
複数の生徒から殴られている場面に遭遇する。
見ていられなくなり魔美が目をふさいだ瞬間に高畑が木の上へ瞬時に移動する。
高畑は自ら移動した自覚は無く不思議に思いながらも、ひとまず怪我を手当てするため
魔美の自宅へ、そこで棚の上から絵が落ちてき高畑にぶつかりそうになった瞬間、
絵と高畑の位置が入れ替わる。度重なる不思議な事態に高畑は自分が超能力に目覚めた
と勘違いし力を試そうとするがうまく行かない。
しばらく様子を見てみると分かれたあと、魔美が買い物から帰った時に玄関先で母と
ぶつかりそうになり瞬間移動してリビングにいた父とぶつかってしまい、
超能力は魔美自身に芽生えたのではと薄々勘付く。
しかし高畑は自身の能力をピンチの時だけ発揮できると仮定して
ここ最近被害が広がっている”辻殴り”の犯人と戦うことに。
戦いの中ピンチに陥るがなかなか能力が発揮されない。
それを木の影から見ていた魔美が超能力を試し高畑を瞬間移動させることに成功、
魔美自身がエスパーだと確信する。
自分ではなく魔美がエスパーと知って落ち込んだ高畑は魔美と距離を置くが
気を取り直しエスパーのコーチとして協力することに。
高畑のサポートの元で超能力に磨きをかけながら魔美は普通の中学生と人助けをする
正義のエスパーとしての二つの顔を持ち生活していくことに。
主な登場人物

魔美の使える超能力
テレキネシス 物質を触らずに動かす力
テレポーテーション 物質を瞬間移動する力
テレパシー 他人の思考や記憶を読み取る力
非常ベル 範囲約1キロメートルの助けを求める思考波がベルとなって聞こえる
プレコグニション 未来に起こることを頭の中に浮かべることができる能力
念写 ビデオや写真に自身のイメージを焼き付ける
クレヤボヤンス 他の物体に遮られて見えない物や空間を見る能力
空間把握 視覚で見えない遠くの空間の状態を把握するレーダーのような能力


オープニングや主題歌の動画を引用
・twitterからの引用
最終回覚えていますか? 第119話 動き出した時間
画家である父のヌードモデルを勤めバイト代をもらう魔美。
父の仕事部屋を覗くと真っ白な新しいキャンバスが置いていた
それを見た魔美は新しい絵を描いてくれると思いわくわくした気持ちで
服を脱ごうとするが、父から今は他の絵を描かなくてはならず、
しばらくヌードモデルのバイトは無いと言われてしまう。
父は魔美に他にも何かを言いたげだがなかなか言い出せずにいた。
仕方なく他のバイトを考える魔美は、ふと保母さんに憧れて
保育園の仕事を見学しに行く。そこで園児達が父親の絵を書いていた。
保母さんによると父親との心の距離によって顔の大きさがちがうと教えてくれた。
その話を聞きもし高畑の絵を描くとしたら・・と考える。
地球を一周しても足りないくらいだと高畑の存在の大切さを実感する。
夕食の時、ついに父が以前から夢に描いていたフランスへ留学が決まり
魔美と母は日本に残りしばらく父と離れて暮らすことになると打ち明けられる。
父にしばらく自分の絵を描いてもらえない寂しい気持ちになると同時に
今まで”止まっていた時間が動き出した”ような気持ちになる。
魔美の父の留学を寂しく思う気持ちを感じ取った高畑は魔美の家を訪問し
いままで父が描いた魔美の絵を見せてもらう。
どの絵もすばらしい絵で魔美の輝いている時も、悩んでいる時も
暖かい目で画家として少し距離を置いて描いている。たとえ離れていても
魔美をイメージして絵を描くだろうと魔美を元気付ける。
父の出発前夜、荷造りをする父を手伝い家族で夕食を取っている時
魔美は母親に今後は困ったことがあれば私にまかせてと強がるが
その夜、寝室で一人枕を涙でぬらす。
翌朝、父の見送りの為に母と高畑とタクシーの乗るが、その瞬間に非常ベル
(助けを求める思考波がベルとなって頭の中に聞こえる)が鳴る。
しかし父の見送りを優先しそのままタクシーに乗ったがどうしても気になり
途中で高畑と共にタクシーを降りてしまう。
ベルの発信元に向かうと銀行強盗が発生し犯人が子供を人質に立てこもっている
その頃空港では父の出発時間となり飛行機に乗り込む。
魔美は超能力を使い銀行強盗から人質を解放してすぐに
父の乗る飛行機を追うが間に合わず飛んでいく飛行機を高畑と眺める・・。
家に帰ると机の上に父から「預けておく」と言うメモと共に魔美がちいさな時に
画用紙いっぱいに大きな父の顔を描いた絵が置かれていた。
最終回では、父の見送りより非常ベルを優先するという魔美の選択には
父と離れて暮らすのは寂しく思うが、自立するしなくてはならない、
今後は自分の道を行く決断をしたというメッセージが込められていたのではないでしょうか?