【追悼・洋画】2022年に惜しまれつつこの世を去った有名俳優たち

【追悼・洋画】2022年に惜しまれつつこの世を去った有名俳優たち

2022年、世界の映画界を代表する名優たちがこの世を去りました。映画好きなら一度は目にしているであろう有名俳優ばかりで、数多の名演技が今も記憶に残っています。今回は、2022年に亡くなった俳優の中から、日本でもおなじみの人気映画に出演した6名を追悼します。


ウィリアム・ハート

生誕:1950年3月20日

死没:2022年3月13日(71歳)




ウィリアム・ハートは、1980年のSFホラー映画『アルタード・ステーツ/未知への挑戦』の主演でブレイク。1981年には『白いドレスの女』、1983年には『再会の時』に出演し、活躍の場を広げます。



そして、世界的な名声を獲得したのが1985年。主演映画『蜘蛛女のキス』での演技が好評を博し、アカデミー賞主演男優賞英国アカデミー賞主演男優賞カンヌ国際映画祭男優賞など、各国の主だった男優賞を総なめにしました。1986年の『愛は静けさの中に』、1987年の『ブロードキャスト・ニュース』でもアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、「3年連続主演男優賞ノミネート」を記録しています。



亡くなる直前まで、現役の俳優として活躍しました。

ジャック・ペラン

生誕:1941年7月13日

死没:2022年4月21日(80歳)




ジャック・ペランは、フランスの俳優、映画制作者で、1960年代には、ヴェネツィア国際映画祭男優賞、アカデミー外国語映画賞を受賞するなど、若手の頃から活躍していました。



日本で有名な役柄といえば、1988年のイタリア映画『ニュー・シネマ・パラダイス』で演じた、大人のトト(サルヴァトーレ)役。映画のクライマックスで、恩人のアルフレードが残した形見のフィルムを観て涙するシーンは、映画史上最も感動的なエンディングの一つと言えるでしょう。

レイ・リオッタ

生誕:1954年12月18日

死没:2022年5月26日(67歳)




レイ・リオッタは、1986年のコメディ映画『サムシング・ワイルド』での強烈な演技で注目を集めブレイク。その後、サイコパスから好青年まで様々な役柄をこなし、個性的俳優として人気を確立します。



1990年の『グッドフェローズ』で演じた実在のマフィア、ヘンリー・ヒル役や、1991年の『フィールド・オブ・ドリームス』で演じた実在のMLB投手、シューレス・ジョー・ジャクソン役、2001年の『ハンニバル』で演じた司法省役人役などが有名です。



映画『Dangerous Waters』の撮影で訪れていたドミニカ共和国で急逝しました。

ジェームズ・カーン

生誕:1940年3月26日

死没:2022年7月6日(82歳)




ジェームズ・カーンの出世作といえば、史上最も有名なアメリカ映画の一つ、1972年の『ゴッドファーザー』でしょう。彼が演じたのは、コルレオーネ一家の長男で、熱く気性の激しいソニー役。敵の罠にはまり、蜂の巣のように銃殺されるシーンはあまりにも衝撃的でした。本作の演技で、共演したロバート・デュヴァル、アル・パチーノとともに、3人同時にアカデミー賞助演男優賞にノミネートされています。



他の出演作品では、1981年のフランス映画『愛と哀しみのボレロ』、1992年の『ハネムーン・イン・ベガス』、1995年の『イレイザー』などが有名です。

ルイーズ・フレッチャー

生誕:1934年7月22日

死没:2022年9月23日(88歳)




ルイーズ・フレッチャーの当たり役といえば、1975年の映画『カッコーの巣の上で』でのラチェッド看護婦長役でしょう。精神病院を執拗なまでに取り締まり、患者を追い詰める悪役婦長は、誰もが憎むキャラクターでした。その演技が評価され、アカデミー賞では主演女優賞を受賞。また、AFIが企画した「100人のヒーローと悪役」では、悪役の第5位に選出されています。



その悪役ぶりとは対照的に、アカデミー賞の受賞スピーチでは、聴覚障害者の両親に向けて手話で感謝の言葉を述べました。史上最も感動的な受賞スピーチの一つとして、今も語り継がれています。



他の出演作品では、1977年の『エクソシスト2』、1983年の『ブレインストーム』などでの好演が有名です。

ロビー・コルトレーン

生誕:1950年3月30日

死没:2022年10月14日(72歳)




ロビー・コルトレーンの役柄で記憶に新しいのは、ハリー・ポッターシリーズルビウス・ハグリッド役。2001年の『ハリー・ポッターと賢者の石』から、2011年の『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』まで約10年間、シリーズ8作品に出演しました。



他の作品では、ピアース・ブロスナン時代の007シリーズ『ゴールデンアイ』『ワールド・イズ・ノット・イナフ』で演じたロシアのマフィア、ズコフスキー役もおなじみです。2001年の『フロム・ヘル』、2004年の『オーシャンズ12』などの人気映画にも出演していました。

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