午後の紅茶「コイズミトランク」

コイズミトランク
1986年から販売されているキリンビバレッジ(発売当初は麒麟麦酒)のドリンク「午後の紅茶」。90年発売のプレーンティーや99年発売のクリームミルクティーなどのラインナップも懐かしい人気商品です。
販促キャンペーンのひとつとしてCMに小泉今日子を起用し、応募を募った懸賞景品「コイズミトランク」が人気を集めました。

約5年という長期間にわたって同商品のイメージキャラクターを務めた小泉。20代後半から30歳前半にかけてCMに出演していた彼女のアイドル時代と変わらぬ笑顔に癒された方も多かったのではないでしょうか。
CMのキョンキョンが可愛すぎる!
CMでは「10年の感謝を込めて コイズミトランク プレゼント」とのナレーションが流れ、午後の紅茶の10周年を記念していたことが分かります。プレゼント用に用意されたコイズミトランクの数はなんと1万個で、作りもしっかりしていたようです。ぐるりとケースを囲むように配された皮のベルトも女性受けの良さそうな愛らしさがありました。
また、当選した方に贈られた内容物は本体以外に、鍵が2つ、バンダナ、革製のタグが入っており、まさにノベルティ感満載。同キャンペーンの3年目となった97年には、トランクの底部分が開き、さらなる収納箇所が加えられるなどデザイン性、実用性も兼ね揃えた一品となっていました。
コイズミトランクは、今もインターネットオークションで1万数千円で取引されています。
サントリー「ボスジャン」

ボスジャン
「働く人の相棒コーヒー」として1992年に発売されたサントリーの缶コーヒーの「BOSS」。今も売れ続けるロングセラーとなっています。
そんなBOSSですが、発売の翌93年に懸賞景品として「ボスジャン」が当たるキャンペーンを展開しました。BOSSのお馴染みであるパイプをくわえた男性がジャンパーの絵柄となり、2万名にプレゼントされるなど大きな話題となりました。
メルカリでは21,900円の値が付いていました!

2017年には「〈急募!〉初代ボスジャン、探しています。」と題したキャンペーンが行われています。当時の資料をもとに「初代ボスジャン(復刻版)」を制作した際の最終チェック時に、ホントかウソか、初代ボスジャンの現物がサントリー内に無く、初代ボスジャンを持っている方からの提供を呼び掛ける内容となっていました。

「〈急募!〉初代ボスジャン、探しています。」キャンペーンの告知
応募者は「初代ボスジャン写真」と「ボスジャンの思い出エピソード」を添えて応募。厳正な審査のすえに1名の当選者を選び、初代ボスジャンを送付してもらうというもの。選ばれたボスジャンは、エピソードとともに新焙煎工場「サントリーコーヒーロースタリー(株)海老名工場」内にある「ボス クラフトマンズルーム」にて保管されているそうです。

歴代ボスジャン
また、2022年7月には育成シミュレーション「ウマ娘 プリティーダービー」とBOSSのコラボキャンペーンが開催され、対象商品を購入するとボスジャンをモチーフにした「ボス×ウマ娘コラボキーホルダー」がもらえました。告知ではウマ娘たちが初代以降の歴代ボスジャンを着用しており、その意外な組み合わせでファンを喜ばせてくれました。
ケンちゃんラーメン「パズル」

ケンちゃんラーメン パズル
志村けんが長年CMキャラクターを務めていたサンヨー食品のインスタント麺「ケンちゃんラーメン」。タレントをモチーフにした商品がロングセラーとなるのは今も昔もなかなか考えられないことですが、発売されていた80年代後半に「志村けんのだいじょうぶだぁ」や「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」といった自身の人気冠番組を持っていた志村けんでこそ可能だったのかも知れません。
CMには変なおじさんも登場!


CMでは様々なキャラに扮した志村が終始変顔などでふざけるという流れが確立されており、当時大人気キャラであった変なおじさんも登場し「だっふんだ」を披露しています。
また、発売から数年が経ってもCMでは「ケンちゃんラーメン 新発売」を謳っていることについて視聴者からイジられることも多々あり、志村本人も「8年経って まだ新発売だからなぁ」と発言したとかしないとか...。
懸賞景品は他にも「ケンちゃんボールペン」や「ビックリカードペン」「ケンちゃんレーシングカー」などがラインナップされていました。

ケンちゃんボールペン
チョコボール「金・銀のエンゼル」

チョコボール ピーナッツ
懸賞景品といえば、森永製菓のチョコレート菓子「チョコボール」も代表的な存在ではないでしょうか。おもちゃのカンヅメを当てる仕掛け型の懸賞で、チョコボールの箱に配されたくちばし部分に金のエンゼルが出たら1枚で1缶、銀なら5枚で1缶が当たるという内容です。
なかなか出会えない金と銀のエンゼル!
この金と銀のエンゼルですが、なかなか出ないことでも知られています。2001年に放送されていたよゐこによる深夜番組「よるこ」のロケで、金のエンゼルが出るまでチョコボールを購入し続ける企画が行われ、銀のエンゼルの出現までに60枚、金のエンゼルに至っては2100箱以上を要しています。本当に金のエンゼルが出なかったために、約半年間だった番組の放送期間の内、最終回までにわたり複数回ロケが続けられ、総計2250個目にしてようやく発見することが出来ました。

金のエンゼル

銀のエンゼル
他にもあった懐かしの懸賞景品!!

ファミコンソフト 「グラディウス アルキメンデス編」(非売品)
1985年に発売された大塚食品のカップ麺「アルキメンデス」。お湯が不要で待ち時間がなく、あんをかけるだけで食べられるインスタント麺として販売されましたが、味はイマイチの評価でした。しかし、その懸賞キャンペーンでは、なんとファミコンソフト 「グラディウス アルキメンデス編」(非売品)が製作されています。現在ではプレミア価格となっていて、20万円程度で取引されています。

スーパーファミコン「U.F.O.仮面ヤキソバン ケトラーの黒い陰謀」
元々は日清食品の「日清焼そばU.F.O.」のCMで人気を博した「UFO仮面ヤキソバン」シリーズの懸賞景品でしたが、後にスーパーファミコンのカセットとして発売されています。
懸賞版からの変更点は「パッケージやラベルシールが写真からイラストに変わっている」「起動直後のロゴマークが『NISSIN』から発売元である『DEN'Z』に変更されている」などでした。

どん兵衛 ぶっと目覚まし時計
1976年の発売以来、定番の和風カップ麺として揺るぎない地位を確立している「日清のどん兵衛」。懸賞景品にマスコットキャラクターであるどん兵衛くんをキュートなカラクリ目覚まし時計に組み込んだ「ぶっと目覚まし時計」のプレゼントキャンペーンが話題となりました。設定時間になると、どん兵衛くんが「ぶっとく」膨らんだり、「ぴん」と伸びたりする動作もまた関心を惹きました。
オススメ記事
「すったからった、すったからった、あ、ラーメンばあ!」のCMでお馴染みだった、異色のシール付きお菓子「ラーメンばあ」 - Middle Edge(ミドルエッジ)
家にあるかも・プレミア品がたくさん、ビックリマンチョコシールの驚きの価格! お宝発見? - Middle Edge(ミドルエッジ)
「アルキメンデス」というカップ麺を思い出しました!!更に、ファミコンファンの皆様、驚きの事実が・・・!! - Middle Edge(ミドルエッジ)