みやざき 長作 (みやざき ちょうさく)
塩澤が担当していた漫画家。妻と離婚、娘がいる。 かつての輝きを取り戻そうと、日々もがいてはいるが…
伊賀
後輩・漫画編集者。塩澤が 去った編集部の仕事を淡々と行う。
青木 収 (あおき しゅう)
若手漫画家。長作に憧れて、漫画を持ち込み、 塩澤が担当になるが、退職により林に担当が替わる。
林 りり子 (はやし りりこ)
後輩・漫画編集者。塩澤から青木の 担当を引き継ぎ、新連載を始めた。
マンガ「東京ヒゴロ」の見どころ
会社を辞めた漫画編集者と漫画家たちのヒューマンドラマを、松本先生が味のあるタッチで描いています。一つ一つのシーンがスケッチしたような、素朴でどこか懐かしい雰囲気を出しているところが魅力的です。飼っている鳥と会話する主人公の塩澤の姿や、彼がかつて担当した漫画家と会い、過去の輝きを取り戻して欲しいと願う姿に哀愁が漂います。その姿の中には塩澤の漫画に対する捨てきれない情熱が存在するのです。その後、自分の漫画雑誌を作ろうと決意し、大切に思う漫画家に執筆をしてもらうため漫画家たちを巡っていきます。人間の美しさを描きしみじみとした気持ちさせてくれるヒューマンドラマをぜひご堪能ください。
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