昭和の家庭に1台は置いてあった「パタパタ時計」!!
昭和の時代に各家庭に普及していた、プラスチック板を回転させて時刻を表示するタイプの置時計。「パタパタ時計」などとも呼ばれ、液晶画面などを用いたデジタル時計が普及するまでの間、我々にとって身近な存在でした。この記事では、そんなパタパタ時計について振り返ってみましょう。
こちらがパタパタ時計の一例。

パタパタ時計が登場したのは1904年のこと。ゼンマイ動力の卓上デジタル時計「Plato Clock」の名で、アメリカから輸入されていました。それから時は流れ70年代に入ると、「目覚まし」「ラジオ」といった機能が付属したパタパタ時計が登場。他のデジタル時計同様、枕元に1台あると重宝する一品として愛用されていました。しかしながら、80年代に入ると液晶画面を用いた置時計が普及。それに取って代わられる形となり、製造メーカーは相次いで撤退してきました。
パタパタ時計の構造。

色々な会社から出ていたパタパタ時計!!
当時パタパタ時計を製造していたメーカーですが、セイコー、シチズンといった大手時計メーカーや、ナショナルといった家電メーカーも参戦し、様々な製品が生み出されていました。ここでは、当時の主要メーカーが販売していたパタパタ時計を画像で振り返っておきましょう。当時、皆さんのご家庭に置いてあった機種もあるかもしれません!
セイコー


シチズン


三菱

日立

ナショナル

コパル

「パタパタ時計」今でも売ってます!
平成に入る頃には市場からほぼ姿を消していたパタパタ時計ですが、近年になってそのデザイン性が再評価され、「インテリア雑貨」「パソコンのスクリーンセーバー」「スマホのアプリ」などといった形で復活を遂げているケースがあります。実際、インテリア性の高いパタパタ時計が大手通販サイトで人気商品となるなど、一定のファンがついている模様です。皆さんもこの機会に、是非パタパタ時計の魅力を再確認してみてはいかがでしょうか?
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