【青が散る】石黒賢のデビュー作!当時話題となった5人の二世俳優たちとその後

【青が散る】石黒賢のデビュー作!当時話題となった5人の二世俳優たちとその後

1983年のTBSドラマ『青が散る』。宮本輝の青春小説をドラマ化した作品で、二世俳優の出演が話題になりました。視聴率が伸びず、2クール予定が1クールで打ち切りとなる憂き目にあいましたが、40年近く経った今もファンの多いドラマです。今回は、出演していた5人の二世俳優とその後の活躍についてご紹介します。


父は有名俳優

佐藤浩市の父は、言わずと知れた名優、三國連太郎。三國が離婚で家を出て母に育てられた経緯から、親子の間には確執があり、映画『美味しんぼ』では、その関係をそのまま反映するかのような対決構造が描かれました。しかし、その後徐々に関係は改善され、2008年のANAのCMでは親子共演を果たしています。

現在も人気俳優として活躍

現在も、第一線の人気俳優として、活躍し続けています。2015年には、ドラマ『ハッピー・リタイアメント』で、石黒賢と共演を果たしました。

佐藤浩市 - 石つぶて

テアトル・ド・ポッシュ | 佐藤浩市

利重剛

利重剛は、1981年、TBSの金曜ドラマ『父母の誤算』で俳優デビュー。同年、『近頃なぜかチャールストン』のプロットを岡本喜八に持ち込み、自ら主演、脚本で映画化した経験もあります。

『青が散る』では、映画の自主制作に明け暮れ、何をしても中途半端な「和泉達雄」を演じました。映画監督としても、ガリバーのマネージャーとしても、ルームシェアから恋愛関係になった二宮耀子(演:浜尾朱美)の恋人ととしても、何をしても中途半端。しかし、その性格は人間味に溢れ、仲間たちから慕われます。

利重はこの役柄と同様、実世界でも映画監督になっています。

母は有名脚本家

利重剛の母は、脚本家の小山内美江子。TBSドラマ『3年B組金八先生』、NHK大河ドラマ『徳川家康』『翔ぶが如く』などが代表作です。金八先生の脚本執筆の裏では、当時学生だった利重が母の相談にのったり、友人を集めて話し合いの場を設けたりしたのは有名な話です。また、『徳川家康』、『3年B組金八先生第6シリーズ』には、利重自身が俳優として出演しています。

現在も映画監督、俳優として活躍

その後、映画監督、俳優として活躍。自身の監督作品では、1996年には『BeRLiN』で日本映画監督協会新人賞を受賞、2001年には『クロエ』がベルリン映画祭に出品されています。現在は、映画『シン・ウルトラマン』、テレビドラマ『アバランチ』など、主に俳優として活躍しています。

利重剛監督作品 - さよならドビュッシー

利重剛ウェブサイト「利重人格」

清水善三

清水善三は、1981年、映画『なんとなく、クリスタル』で俳優デビュー。『欽ちゃんの週刊欽曜日』にもレギュラー出演し、欽ちゃんバンドではエレキギターを弾いていました。

『青が散る』では、高校時代にテニスの名選手だった「安斉克巳」を演じました。安西は、急性骨髄性白血病を患い、余命5年の宣告を受けたためテニスを諦めます。しかし、燎平、金子らに元気づけられ、再び大学で挑戦することに。最後は、自ら命を絶つという衝撃の結末を迎えます。

祖父は有名テニスプレイヤー

清水善三の祖父は、テニスプレイヤーの清水善造。日本テニス界黎明期の大正時代に活躍した名選手です。日本初のウィンブルドン出場者で、1920年にはベスト4まで進出しました。また、1922年の全米選手権ではベスト8まで進んでいます。これは、2014年に錦織圭が準優勝するまで、92年間も破られなかった記録です。

現在はテニスコーチに

清水善三は、その後、俳優業を引退し、現在は、愛媛県新居浜市にある「新居浜インドアテニスクラブ」でコーチを務めています。公式サイトには、現在の写真が載っています。

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