「平成だけじゃない!特撮ヒーローは昭和時代からイケメンぞろい【1.森次晃嗣】」、お読みくださってありがとうございました!今回は第二弾「宮内洋」さんです!
平成だけじゃない!特撮ヒーローは昭和時代からイケメンぞろい!【1.森次晃嗣】
■宮内洋って?
昭和キッズなら「宮内洋」の名前は知らなくてもその雄姿は誰もが一度はご覧になったことがあるはず!
そうです、「仮面ライダーV3」、風見志郎を演じたヒーローの中のヒーロー、それが宮内洋さんなんです!
宮内さんは早い頃から丹波哲郎さんに憧れていて弟子入り希望したのですが、丹波さんから「高校を卒業してからこい」といわれその教えを守ったのです!
■デビューは「キイハンター」
宮内さんは日大卒業後、東映の第12期ニューフェースとしてデビューします。
デビューの年に何本かテレビ・映画に出演されてますがご本人は「僕のデビューは『キイハンター』です」と言い切ってらっしゃいます。レギュラーですし、長期間続いた作品なので納得ですよね。

キイハンター オープニングより
「キイハンター」エンディングの宮内洋さん
宮内さんはここで千葉さんのアクションを学んだとおっしゃってます。
当時の週刊誌でも千葉さんト「センパイ・コーハイ対談」という記事もありました。
■仮面ライダーV3
宮内さんを一気にメジャーにしたのが初主役の「仮面ライダーV3」。V3に変身する風見志郎を演じました。
これでは主題歌も歌い、レコードは大ヒット、オリコンによると120万枚の売り上げを記録しました。。
宮内さんは、風見志郎を演じるにあたって、常に腰を落として狙った相手は必ず倒す!という気迫を見せていたそうです。
風見志郎は家族を悪の組織デストロンに殺されたという設定ですから、この演技プランはまさにそれを体現していますよね。
また。V3は後に続くライダーにも一番多く客演されていました。
ファンはそのたびに喜んでいたものです。
■秘密戦隊ゴレンジャー
熱血だった風見志郎とは正反対のクールなキザキャラを演じたのが「秘密戦隊ゴレンジャー」のアオレンジャーこと新命明です
これは有名な話なのでご存知の方も多いと思いますが
宮内さんはアオレンジャーは主役じゃないから断ろうと思われたのですが、原作者・石ノ森章太郎先生の「アカレンジャーは宮本武蔵、アオレンジャーは佐々木小次郎とという立ち位置、つまりダブル主役」という説明で納得されたとか。
実は筆者はゴレンジャーで宮内さんのファンになったので、やっぱり出演されてよかったのです!
アオレンジャーは東北出身でメカの使い手という設定ですが、このころは宮内さんは他にもレギュラー抱えていて、スケジュール調整のためかメカ内の撮影のみが多かったですね。
■快傑ズバット
V3もアオレンジャーももちろんいいのですが、宮内洋の魅力が最大限に発揮されているのが「快傑ズバット」その主人公早川健です!
一度見たらハマっちゃう「日本じゃあ二番目だ」
ズバットは親友・飛鳥五郎が謎の組織ダッカーに殺されたその復讐のために全国を旅する、そう、かつての日活の小林旭さんの「渡り鳥シリーズ」を彷彿とさせるストーリーです。
「ズバット」で有名なシーンが、毎回出る「日本じゃあ二番目だ」ですよね!
動画が見つからないのですが、30数年前にテレビランド増刊に掲載されていたものをご紹介します!
すみませんふるい切り抜きですが…つまり筆者はそれだけ昔から宮内さんのファンということで勘弁してください…。

宮内さんはこのキザったらしいポーズをアメリカの子どもたちのしぐさからヒントを得たとおっしゃってます!
ちなみに、風見志郎と異なり、新命明・早川健はちょっと上から目線の、余裕をもった演技をしています。
ズバットは視聴率はよかったものの、玩具の売れ行きが芳しくなかったので打ち切りになったというなんとも悲運な番組でした。でも、今でも根強いファンがいる作品です。
■ジャッカー電撃隊
ズバットの撮影が終了してすぐに「ジャッカー電撃隊」の「行動隊長番場壮吉・ビッグワン」として参加されました!
宮内さんは23話からの途中参加です
「ジャッカー」は「ゴレンジャー」よりもスパイアクション傾向にあったため、これが低年齢の視聴者層になじめず、てこ入れをすることになり、それがビッグワン=番場壮吉の登場となったと言われています。
当時の話ですが、主題歌を歌っていたささきいさおさんが地方のイベントで「ゴレンジャーが終わってジャッカーになったんだけど、視聴率がよくなくてアオレンジャーを入れた」と語られたそうですよ。
ジャッカーでの宮内さんはまるで主役のようにかっこよかったです。
実は、ジャッカーの主役・丹波義隆さんは丹波哲郎さんのご子息。
しかも当時、宮内さんの所属事務所は丹波さん率いる丹波プロ。
「ちょっとやりにくかった」と宮内さんはおっしゃっていたそうですよ♪
さて、ここで特撮以外の宮内さんの出演作品をご紹介します。
■刑事くん
風間刑事の画像がみつからなかったので桜木健一さんのレコジャで。。
■助け人走る
■ヨイショ
すみません、動画も画像もみつかりませんでした…
1974年はこの「ヨイショ」、そして「助け人」、「刑事くん」とレギュラーを3本抱えていた宮内さん。
このドラマでは「江上久志」という役で三角関係?を演じていました。
宮内さんの現代劇ではなんといっても「Gメン75」がイチオシでしょう!
■Gメン75

さて、宮内さんは時代劇にもレギュラー番組があります。その代表格が…
「暴れん坊将軍」第一期のお庭番・助八役ですね。
■暴れん坊将軍
宮内さんは第一期の87話までご出演されました。
実は、これを降板されたあと、Gメンに参入されたのです。
「暴れん坊将軍」の最後の出演「八百万石を狙う凶弾」が1979年11月17日で、Gメン初登場が1979年10月6日ですから本当に当時は売れっ子だったんですよ♪
■平成の宮内さん
宮内さんは平成になってもイケメンでかっこい!
「特警ウインスペクター(1990年)」「特救指令ソルブレイン(1991年)」では「正木俊介本部長」としてレギュラー出演、続く「特捜エクシードラフト(1993年)」でも同じ役でゲスト出演されました!
また「超力戦隊オーレンジャー(1995年)でも「三浦尚之参謀長」として出演されました。
総じて、平成では「ボス」役ですよね。師匠の丹波さんみたいです♪

■ヒーロー番組は教育番組である
宮内さんは「ヒーロー番組は教育番組である」と名言されています。
それは、ヒーロー番組は正義を愛し、悪を憎み、友情を育む、そんな要素が詰まっている作品だからです。
宮内さんはその著書「ヒーロー神髄」でもはっきりとそうかかれています。
「ヒーロー神髄」(1998年)
わたしたち昭和キッズは、宮内さんのおっしゃる「神髄」を今の平成の世に中に伝えていかなくてはいけないのではないでしょうか…
■宮内洋は不死身の男
このようにとってもかっこいい宮内さんですが、2008年に閉塞性動脈硬化症で体内に人工血管を入れる大手術を受けていたのです。
当時、ファンには公にしていませんでした。ゴレンジャーのイベントで初めて明かしたのです。
その詳細が2014年8月29日の「爆報!THEフライデー」で再現ドラマとして報じられました。ご覧ください。
いかがですか?
筆者はこれを見て、涙が止まりませんでした。
宮内さんはどこまでもヒーローでした。
そしてそんな宮内さんのファンでいることを誇りに思います。
宮内さんのファンでよかったです。
■これからも宮内さんを応援しよう!
宮内洋はヒーローになるために生まれてきたような俳優さん。
子ども時代に宮内さんの作品を見てよかったと思っています。
まだまだ宮内さんについては映画・ゲスト出演などなど書き足りないことがたくさんありますが、ひとまずここで〆させていただきますね。
これからもずっとお元気でご活躍していただきたいです!