ジャンプ放送局とは
週間少年ジャンプを裏で支えた立役者
単に投稿されたものを載せるだけというものではなく、ポイントを加算していくレース制にしたことにより、強者たちの熱く熾烈なバトルが展開されていったのでありました。
主なスタッフ
さくまあきら(放送局長:構成担当)
土居孝幸(イラスト担当)
青木澄江(レイアウト担当)
榎本一夫(レイアウト担当)
横山智佐(アシスタント)
鈴木みそ(アシスタント)
初期のころのアシスタント。1984年の一時期(1期4代目レース)、スケジュールの都合で一時離脱したさくまあきらに代わり構成担当をしたこともあった。現在は漫画家として活動、週刊ファミ通で『あんたっちゃぶる』『おとなのしくみ』などを発表。
猫乃都(アシスタント)
1985年に青木澄江と入れ替わる形でレイアウト見習いとして参加するも、加入時わずか16歳であったためマスコット扱いとなる。イラスト上では、ロッカー風ファッションで「〜だぜ!」が口癖。1年後、榎本一夫と入れ替わりに去る。映画監督山本晋也の娘であるが、ここでは公表しなかった。後にドラゴンクエスト4コママンガ劇場や児嶋都名義でホラー漫画を描く。
中西日出海(協力)
編集作業で投稿ハガキをコーナーごとに仕分けする作業に携わる、細身で垂れ目、八重歯の生えた男性。(読者のネタを別にすれば)本誌には全く登場せず、コミックスの巻末マンガ「これがジャンプ放送局だ!!」にのみ登場する。JBS開局から最終巻までずっといた(ただし1巻のスタッフ紹介ではクレジットされていない)のだが、経歴などは一切明かされていなかった。その後さくまのホームページの日記にて、さくまの中学時代の同級生で、後に長年にわたりさくまのマネージャーを務めていたことが明かされている(さくまが脳内出血で入院してからは榎本の会社に勤めている)[1]。
マンガでも数えるほどしか台詞を発さず、他の局員達ともほとんど絡まず、黙々とハガキを仕分けする。その動きは年々速くなっていったそうで、付けられる効果音は「サッ、サッ、サッ」から「しゅたたたた」とパワーアップし、さらに残像で千手観音のごとく手が何本にも見えるという描き方をされていた。局員達との旅行などにも付き合うが、やはり台詞は発さずメンバーの横でただ微笑むのみ。ただし焼肉などではハガキの代わりに肉で「しゅたたたた」の動きを披露するのが持ちネタ。
ショッカーO野(協力)
さくまの会社出身ということもあって、一時期編集作業を手伝っていた。先述の中西の仕事の補佐で、投稿ハガキをコーナーごとに分ける。さらに「字の読めないハガキ」「住所氏名が書いてないハガキ」などを振り落とす作業もこのときに行われていた。他には力仕事などの雑用も手がける。現在は専門学校講師、ライブのMCなど様々な顔を持つ。桃太郎シリーズにも実名で出演、作品中のイベントに顔を出している。先述の横山をさくまたちに紹介したのも彼だという。
菊池晃弘(協力)
先述のショッカーと入れ替わりで編集アシスタントを務める。現在は漫画家・イラストレーターとして『Vジャンプ』などで活躍。加入後しばらくして投稿者出身のどんちゃん(後述)もアシスタントになり、彼とは後年『ジャンプ魂』で共に読者コーナーを手がけることになる。
マシリト(初代担当編集者)
JBSでは担当に付いた編集者もキャラクター化され、本誌やコミックスで活躍した。鳥山明の担当編集者としても知られる、現・集英社専務取締役の鳥嶋和彦。縦長の顔、薄い眉毛、細い目、尖ったあご、などの特徴ある顔立ちが似顔絵でも誇張付きで再現されている。その姿はほとんどDr.スランプのドクターマシリトそのままだった。榎本が登場する以前の放屁ネタの持ち主で、「映画の試写会などに行って、公開前の作品のストーリーをバラしてしまう」「誰彼構わずヘッドロックをかます」などの困ったちゃんキャラとして描かれていた。担当期間はコミックスの1-2巻だが、その後も脇役でたびたび登場している。桃太郎シリーズの「天邪鬼」のモデル。
ゲゲゲのハセガワ(長谷川)(二代目担当編集者)
コミックス3-7巻の間の担当。なぜかゲゲゲの鬼太郎のような横縞ストライプのちゃんちゃんこを着ている。「エグゾセミサイル」「マイナーハセガワ(飲み物などの注文のときに複雑なものを頼む癖がある)」などのあだ名がある。担当開始時は20歳だったらしい。先輩のマシリトなどに押される「いじられキャラ」で、「かんべんしてくださいよ〜」が口癖。4巻の巻末漫画は彼がメインの話だった。JBSと平行で新沢基栄の担当でもあった。
パラ坊オーハシ(大橋)(三代目担当編集者)
]コミックス8-9巻の間の担当。パラ坊とはパラボラアンテナのもじりで、大きな耳を揶揄したものらしい。イラストでも耳を誇張した姿で描かれ、さらにネズミのごとく前歯が二本出っ歯になっており、顔立ちはとんねるずの木梨憲武にも似ている。「あのですね」が口癖。JBSと平行で車田正美の担当でもあった。ドラゴンボールのキャラクターマジュニアが彼に似ているとの投稿もなされたことがある。10巻の写真ページにも登場、横山とのツーショット写真を披露した。
ウータン大塚(四代目担当編集者)
コミックス10-17巻の間の担当で、担当編集者であった期間が歴代で最長。本名は大塚久永、通称は「攻めの大塚」。大きな口を誇張して描かれており、ウータンとはオランウータンのもじり。8巻あたりから本誌ではイラスト上、局員達が特定のテーマに沿った扮装(時代劇、ファンタジー、F1レースなど)をするのだが、彼以降の編集者キャラはその扮装をして、本誌で局員達と積極的に絡むようになった。その際に「〜だぞよー」という語尾を使うこともある。15巻の巻末マンガで一コマだけペン入れしたらしい。「桃太郎電鉄シリーズ」の「静岡のおもちゃ工場長」のモデル。
レトロのへーちゃん(瓶子)(五代目担当編集者)
コミックス18-19巻の間の担当。18巻冒頭の写真ページで早くも「入社二年目には見えない風貌」と言われている。イラストもかなり似ており、髭を生やし、眼鏡をかけた唯一の担当編集者でもある。イラストの時期によって髭はある時とないときがある。もみあげが長い。「桃太郎電鉄シリーズ」の「大阪のお笑い劇場」のキャラのモデル。ジャンプ放送局終了後WJで始まった漫画『幕張』にて「鬼瓶」の名で登場。
イエローカード関谷(六代目担当編集者)
コミックス20-21巻の間の担当。極端な縦長逆三角形の顔をしている。その名の通り、サッカーの審判よろしく局員の行動に「イエローカード」や「レッドカード」で突っ込みを入れる。年齢が横山より年下であることを突っ込まれ、「セッキー」と呼ばれていた。巨人の元木大介にも似ているらしい。『桃太郎電鉄シリーズ』の「大阪のお笑い劇場」のキャラのモデル。
サンバ大上(七代目担当編集者)
コミックス22-24巻の間の担当。JBSの終幕を見届けた、最後の担当。名前の読みは「おおがみ」ではなく「おおうえ」。上記の瓶子と同期入社で、ジャンプ編集部に来る前は『週刊プレイボーイ』に配属されていた。鼻筋が長い縦長の顔で、土居のイラストが本当に自分にそっくりで感動したらしい。浅草サンバカーニバルに毎年出場しているらしく、初登場シーズンの本誌イラストでは上半身裸に腰ミノ、コステイロ(羽根飾りの背負子)、太鼓というサンバ風の扮装をしていた。
出典:wikipedia
どんなネタが投稿されてたの?
実に数多くのコーナーが存在しましたが、そのごく一部を見てみましょう。
TVいちゃもんいっちゃうもん(いちゃもんTV)
遠くて近き言霊たち
読者投稿コーナーに『競争』という要素が加わって、すさまじい熱気と活気が感じられました。
さくまあきらさんへのインタビュー
さくまあきらさんが印象に残っている投稿戦士5選
投稿戦士とは
歴代優勝者
ジャンプ放送局
ジャンプ放送局II
ジャンプ放送局III
ミスJBS
可愛い女の子のイラストを投稿するコーナーもありました。
絵柄には時代を感じさせるものもありますが、一周して逆に新鮮な萌えに感じる人も少なくないかもしれません。
帰ってきたジャンプ放送局
まとめ
このジャンプ放送局は、ジャンプの黄金期の中心的役割だったと言っても過言ではないかもしれませんね。
ネット全盛の今日とは、また一味違う活気や面白味があったように感じます。