松本の兄 松本隆博 目指すはNHK紅白歌合戦出場

松本の兄 松本隆博 目指すはNHK紅白歌合戦出場

弟の七光りどころか、松本人志が「怖い」と恐れる実力派。座右の銘は「やればできる できるしかない」


松本隆博はカールが大好きだった。
あのフワッ、シュワッとする食感がたまらない。
しかしたまにカリッとするものも混じっていて、
「不良品や。
つくる工場のオッサンが焼きすぎたんや。
やっぱりカールは熟練工に焼いてほしいわ」
とグチった。
弟、人志が遠足にいくときも
「おやつはカールが最高やで。
ぎょうさん食べた気になるやろ」
とアドバイスした。

テレビをみていて
「♪それにつけてもおやつはカール♪」
とカールのCMが流れると弟、人志は
「何につけるねん!」
と怒り気味でツッコんだ。
松本隆博は
「それはとにかくカールにしとけっていう意味ちゃうか」
と諭したが、その後も弟、人志は
「せやから、何につけるんじゃ」
「チッお前、せやから何につけるんじゃ」
と怒り続けていた。

あるとき松本家は毎朝、ビン牛乳を取り始めた。
子供3人に毎朝2本が配達され、
「飲んで、飲んで、休んで、ちゅうことで」
という方式がとられた
母、秋子は仕事に行く前に3人の子供の弁当を作っていたが、多忙のためか、キレイに布で包んであるのに弁当の中は空っぽのときがあった。
あるときはご飯の真ん中にサバの缶詰が缶のまま刺さっていて、松本隆博は
「缶切りは?」
と思いながら、仕方なくご飯を食べていくと、ご飯の下、弁当箱の端のほうに缶切りが埋まっていた。
夜ごはんが夕食が焼きソバだった次の日、弁当箱に焼きソバだけが詰まっていた。
固まってほぐれず箸でブロック状にカットして食べながら、松本隆博は
「四角脳みそ模様」
と名づけた。

ある日、松本隆博は
「卵焼きが甘すぎる」
とクレームを入れると、母、秋子は
「(砂糖を)入れたほうがおいしい」
といった。
「食べるのは俺やん。
その本人が甘いゆうてるねんで」
「あーわかった。
明日から入れへんから」
秋子はそういったが松本隆博は
(ヤツはそういっていつも入れる)
と翌朝、気づかれないように弁当づくりを監視。
秋子が卵を割って箸で混ぜ始めたところで
「オカン!」
と出ていき、現場を押さえた。
「なんやのアンタ」
「みたで。
砂糖入れたよな」
「入れてないよ」
「見てたで。
ホラ、ここに砂糖が落ちてるし」
「・・・・入れたほうがおいしいに決まってるがな。
栄養満点やないの!」

「アレちゃうか」
松本隆博が小学校5年生のとき、家族で食事中、父、譲一が柱に下げてある水枕を指した。
松本家ではよくゴキブリが出て、夜中、ゴソゴソと音がして、電気をつけるとサーっと消える。
一体どこにいくのか謎だったが、どうもそのアジトが水枕の裏ではないかというのだ。
「よし、やろか」
「うん」
家族はアウンの呼吸で立ち上がり、各自、殺虫剤、新聞紙、スリッパなど武器を持った。
「ええか?」
父、譲一が水枕をのけると、水枕の形にゴキブリがかたまっていた。
そして放射線状に飛んだり走ったり、いっせいに逃走。
父、譲一は殺虫剤を家族にかけ、母、秋子は絶叫、姉、直美は泣き、人志はパニック。
松本隆博は気を失った。

テレサ・テンがデビューしたとき、それまで歌手というと美男か美女しかなれないと思っていた松本家の兄弟は、
「え、なんで」
「ブサイクやん」
「それも腹立つブサイクさやん」
と驚いた。
それからというものテレビでテレサ・テンが出るのを待つようになり
「あー兄ちゃん、出てるで」
「出てる?
あー腹立つわ」
「うわっ、めっちゃ腹立つ」
歌っている最中にカメラ目線になると
「わーーーー」
「腹立つブサイクやなあ」
「はっら立つわ、もー」
と大盛り上がり。
テレサ・テンは兄弟でブームになった。

松本家は、「長助」という猫と「ペル」という犬を飼っていた。
ペルは2代続き、初代ペルはマルチーズと何かのミックス。
主に父親、長男、次男が、交代でペルを散歩連れていった。
あるとき人志は散歩中、ペルを公園の木にリードで縛って、悲しそうな顔で
「ペル、もうお前のことを飼えなくなってもうたんや。
すまんな」
とドッキリを仕掛けた。
「ク~ン、ク~ン」
悲しむペル。
「これで終わりや」
人志が離れるとペルは絶叫。
その声を聞いて人志は泣いてしまい
「策士、策に溺れる」
と反省した。

松本隆博が中学1年生のとき、夜、ご飯の後、家族でテレビをみていると、近所から
「犬が車にはねられた」
という情報が入った。
「まさか」
と思いながらいってみると、それはペルだった。
目撃者によると車はそのまま走り去り、ペルははねられた後、数歩、家に向かって歩いて力尽きたという。
松本家はパニックになり、松本隆博は泣きながら血が出るほど柱を殴り、人志も部屋中を走りながら泣き叫んだ。
以下、人志が小6のときに書いた作文。
----------------------------------------------------------------

イヌ 

6年2組 松本人志

ぼくが4年の時の夏に犬をもらった。
まっ白で小さかった。
本でくらべるとテリアに一番似ていた。
はじめは全然なかなかった。
その頃、もう夏休みは、3日ほどにせまっていた。
そして、兄と一緒に犬のくさりを買いに行った。
一番小さいのを買った。
首輪も一番小さいのを買った。首輪はまだ大きくて桐で穴をあけた。
そして学校が始まった。
学校が終わると急いで家に帰り、犬をくさりからはずして、家のそばで遊んだ。
そして名前はいろいろ考えた上「ペル」にした。
ペルはすぐ大きくなり、1月頃にはぼくでも抱けないほどだった。

1月29日9時ごろ、父と兄と3人でお風呂に行った。
その時父が「もうペルのくさり離したで」と言った。
ぼくは、「何で」と言った。
「もう大きくなったから、勝手にどっか行って、おなかすいたら帰ってくるやろ」と言った。
そして、お風呂から帰ってきて、ペルを探しても全然いなかった。
だんだん心配になってきた。
そしたら、どっかの人が「この辺で犬が車にひかれた」と言っていた。
そして、「ダンボールの中にその犬の死体がある」と言っていた。
ダンボールの中の犬はペルだった。
そして、ぼくが5年の夏に新しい犬をもらった。
今度は黒と白の犬だった。
今度はぜったい大事にしようと思った。
そして名前はまた「ペル」にした。
今でもペルは、大きくすくすく育っている。

----------------------------------------------------------------
ある日曜日、松本隆博は小学校の校庭で2代目ペルを放して走らせた。
同じグラウンドで少年サッカーの試合をやっていて、ペルはそのピッチ内に乱入。
試合は中断。
みんなが見守る中、ペルはピッチのど真ん中に穴を掘って、ウンコ。
その上、それを食べた。

人志が虫歯で顔が腫れて学校を休むことになり、母、秋子はパートに行く前に
「大事な電話が昼かかってくるから、普通やったらお母ちゃん帰ってきてその電話出るつもりやったんやけど、その電話だけ出といて」
と頼んだ。
「おう、わかった」
そういって人志は顔にサロンパス貼って寝転んだ。
やがて
「ドンドンドンドン」
誰かがドアを叩き
「松本さん、ぺルが逃げてるよーーー!!」
といった。
(もし誰かを噛んだらシャレならん)
人志はあわてて裏から出た。
そしてグランドで2代目ペルを発見。
しかしペルは遊んでもらえると思ってはしゃぎ、なかなか捕まらない。
「そんなんちゃうねん!」
人志はガッっと捕えたが、首輪が抜けてしまっていて、つかむところがなくヘッドロック状態で家まで連れて帰った。
つなごうとしているとき、電話の鳴る音が聞えた。
「電話や!」
あわてて玄関を開けようとしたがカギがかかっている。
裏口に回って家に入ったが電話は目の前で
「チーン」
と切れ、外をみるとペルが走り回っていた。

関連する投稿


佐良直美の現在|芸能界引退と“レズ疑惑”の真相、動物愛護活動と歌手復帰

佐良直美の現在|芸能界引退と“レズ疑惑”の真相、動物愛護活動と歌手復帰

昭和を代表する正統派歌手・佐良直美。「世界は二人のために」で鮮烈なデビューを飾り、紅白13回出場、レコード大賞も受賞。1980年の“レズ疑惑”報道を機に芸能界を離れるが、その真相や復帰の理由、現在の動物愛護活動、知られざる近況エピソードまでを紹介する。


2丁拳銃    愛人12人の小堀裕之と経験人数、生涯1人の川谷修士、そしてその妻、小堀真弓、野々村友紀子は、同じ1974年生まれ

2丁拳銃 愛人12人の小堀裕之と経験人数、生涯1人の川谷修士、そしてその妻、小堀真弓、野々村友紀子は、同じ1974年生まれ

NSC大阪校12期生、1993年結成の2丁拳銃が、2003年にM-1への挑戦を終えるまで。


“結果発表オーディション”の完全版!『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』のBlu-ray&DVD第29弾が発売!!

“結果発表オーディション”の完全版!『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』のBlu-ray&DVD第29弾が発売!!

よしもとミュージックより、Blu-ray&DVD『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!(祝)放送36年突破記念Blu-ray 永久保存版(29)(音)結果発表オーディション完全版』の発売が決定しました。


リットン調査団  芸歴34年目、19年ぶりに単独ライブを行うまで

リットン調査団 芸歴34年目、19年ぶりに単独ライブを行うまで

お笑いという正解がない世界で「自分がやりたいことをやる」という信念を貫き、ダウンタウンから「リットンは面白い」といわれながらも全然売れず、たくさんの後輩に尊敬されながら追い抜かれ、ある意味で他の追随を許さない最強コンビ。


「WOW WAR TONIGHT~」から30年が経過!浜田雅功による初のアルバム「結果発表 of BEST ALBUM」が配信決定!!

「WOW WAR TONIGHT~」から30年が経過!浜田雅功による初のアルバム「結果発表 of BEST ALBUM」が配信決定!!

日本テレビ系バラエティ番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」で2024年に開催された、浜田雅功の「結果発表オーディション」から誕生したアルバム「結果発表 of BEST ALBUM」の配信が決定しました。


最新の投稿


サンリオの原点が60年ぶりに復刻!やなせたかし初の市販詩集『詩集 愛する歌』が2026年4月に発売決定

サンリオの原点が60年ぶりに復刻!やなせたかし初の市販詩集『詩集 愛する歌』が2026年4月に発売決定

サンリオの出版事業第1号であり、「アンパンマン」の生みの親・やなせたかし氏の初市販詩集『詩集 愛する歌』の復刻が決定。1966年の初版本を忠実に再現し、2026年4月1日に発売されます。NHK連続テレビ小説「あんぱん」でも注目を集める本作は、やなせ氏とサンリオ創業者の絆から生まれた伝説の一冊です。


「ひふみん」の愛称で親しまれた将棋界のレジェンド・加藤一二三九段が死去 86歳

「ひふみん」の愛称で親しまれた将棋界のレジェンド・加藤一二三九段が死去 86歳

「ひふみん」の愛称で親しまれた将棋界のレジェンド・加藤一二三九段が1月22日、86歳で死去しました。「神武以来の天才」として14歳でプロ入りし、現役最長62年の記録を樹立。大山康晴十五世名人らとの激闘や藤井聡太竜王との対局など、将棋界に残した偉大な功績と、誰からも愛されたその生涯を振り返ります。


『北斗の拳』×『花の慶次』札幌で「漢の生き様」を体感!限定グッズ満載のPOP UP SHOPが開催

『北斗の拳』×『花の慶次』札幌で「漢の生き様」を体感!限定グッズ満載のPOP UP SHOPが開催

『北斗の拳』と『花の慶次 ―雲のかなたに―』の熱き世界観が融合した「漢の生き様 POP UP SHOP」が、2026年1月16日よりMARUZEN & ジュンク堂書店 札幌店にて開催。名場面を再現したアクリルジオラマやステッカーなど、ファン垂涎のグッズが勢揃い。購入特典には伝説の「でかいババア」も登場します。


徳永英明、40周年記念盤『COVERS』に玉置浩二、吉井和哉らが賛辞!豪華コメント到着

徳永英明、40周年記念盤『COVERS』に玉置浩二、吉井和哉らが賛辞!豪華コメント到着

1月21日に発売される徳永英明のデビュー40周年記念アルバム『COVERS』。そのリリースを前に、楽曲のオリジナルアーティストである根本要(スターダスト☆レビュー)、吉井和哉、玉置浩二、AIから祝福のコメントが到着した。名曲たちが徳永の歌声でどう生まれ変わるのか、アーティスト間のリスペクトが垣間見えるメッセージと共に紹介する。


不朽の名作『銀牙 -流れ星 銀-』の限定グッズが復刻!「カワセルくじ」でファン待望の再販スタート

不朽の名作『銀牙 -流れ星 銀-』の限定グッズが復刻!「カワセルくじ」でファン待望の再販スタート

高橋よしひろ氏による不朽の名作漫画『銀牙 -流れ星 銀-』のオンラインくじが、ファンの熱烈な要望に応え「カワセルくじ」にて復刻再販を開始しました。ビッグサイズのクッションや名シーンを再現したハンカチ、ユニークなパズル型キーホルダーなど、ここでしか手に入らない限定グッズが多数ラインナップされています。