<3年B組金八先生>桜中学には金八先生以外にも個性派教師がたくさん!(パート1~2)

<3年B組金八先生>桜中学には金八先生以外にも個性派教師がたくさん!(パート1~2)

3年B組金八先生シリーズ。もちろんメインは金八先生なのですが、それ以外にも印象に残る先生がたくさん登場しています。金八先生以外の先生たちを振り返っていきたいと思います。今回は初期から登場している先生をまとめました。


乾先生(カンカン)

まずは数学のカンカンこと乾(いぬい)先生。乾先生は金八が松ヶ崎中学に赴任していたパート3と数本のスペシャルを除き、全シリーズに出演しています。金八先生以外で最も長く出演している教師ですね。演じているのは声優としても活躍されている森田順平さんです。

金八先生より若く、第一、第二シリーズでは一番の若手。かっこいい若者という位置づけでした。家ではクラシックを聴きながら船のプラモデルを作ったりと優雅な生活を送っていましたね。ですが嫌味で怒りっぽく生徒からは嫌われていました。数学担当ということもありことあるごとに金八と対立していましたね。生徒にブチ切れて授業をボイコットするなどの問題もありました。初期のシリーズでは数学が嫌いな生徒のための数学とは何か教える回もありました。

乾がカンと読むことや、怒りっぽいという理由でつけられたカンカンというあだ名ですが、本人は「パンダみたいじゃないか」と怒っていましたね。

初期ではかなり嫌味な先生だった乾先生ですが、年を重ねるごとに丸くなり、途中からは金八先生の一番の理解者となりました。あだ名についても自分から「数学のカンカンです」と名乗ったり、「結構気に入っている」という発言も出ています。

かなり正確が変わっていきますが人間年を取ると変わっていくものですから、その辺もリアルに感じます。

国井先生

国井先生は第一シリーズから登場する理科の先第3,第8と数本のスペシャル以外すべてに出演しています。演じているのは茅島成美さん。

理科の教師で、乾先生同様生真面目な性格で、ヒステリックな一面も持っていました。過去に不良生徒をしかりつけたことがきっかけで暴走族に乗り込まれたという経験を持ち、不良生徒に異常な拒否反応を見せていました。

第1シリーズは3年D組、第2シリーズは3年C組、第4シリーズでは3年A組の担任と主幹教諭兼務を兼任することになり、第5シリーズでは教頭になりました。乾先生同様、最初は金八のことをよく思っていなかったのですが年を重ねるごとに丸くなっていきました。

校長になるという夢があったのですが最後までかなわず。別の女性が校長になった時ははじめは嫉妬していましたが、トラブルが起こった時にはしっかり支えていました。SP11で退職していますが、ファイナルでは金八の娘・乙女の結婚式に出席という形で登場しています。

服部先生

社会科担当で野球部の顧問の服部先生。第1シリーズ、第2シリーズをメインに登場しています。第1シリーズでは3年A組担任、兼学年主任で、第2シリーズでは2年生を担任していました。第1,第2シリーズでは野球部にまつわるエピソードもあったので結構活躍されていましたね。演じているのは上條恒彦さんです。

その後は桜中学から去っているのですが第4シリーズは梅園中学オープン学級、SP9以降は公立フリースクール「風」園長になっていてたびたび物語に登場しています。

最初から金八のよき理解者で桜中学を去った後も相談役として活躍されていました。みんなから好かれそうな先生で、学校に1人はいてほしい存在だなと思います。

田沢先生

第1,第2シリーズのマドンナ的存在だった美術教師、田沢先生。名取裕子さんが演じています。SP3で退職して、その後は画家として活動されていますが、物語にはたびたび登場しています。

金八先生や乾先生にも憧れの存在で、第1シリーズでは田原俊彦さん演じる沢村に本気で恋をされていました。

家庭科教師でシングルマザーの池内先生(吉池和子さん)のいとこで、池内先生の自宅「池内商店」に住んでいました。金八も初期はそこで下宿していたのでひとつ屋根の下に暮らしていましたね。学校より、家で登場することの方が多かったような気がします。

ちなみに、池内先生も第4シリーズ以降は桜中学を去っていますが、たびたび登場しています。第7シリーズでは子供からの電話相談を受ける「あだちチャイルドライン」に勤務して金八の教え子と話していました。(ですがお互いに気がついていません)ファイナルでは乙女の結婚式に出席しています。

君塚校長

君塚校長は第1シリーズ、第2シリーズで桜中学の校長をしていました。この時代に女性の校長はかなりめずらしかったでしょう。演じているのは赤木春恵さんです。専門教科は数学で、第2シリーズでは乾先生の代わりに加藤の数学を見ていました。

定年後は教育110番のテレホンオペレターとして働いていて、たびたび金八に協力しています、スペファイナルでは乙女の結婚式に出席し、祝辞を述べています。

学園ものでは校長もしくは会長が主人公の破天荒な教師の理解者、教頭もしくは教頭が批判というパターンが多いともいますが、金八もそれですね。君塚校長は初期から金八の見方の存在でした。

その時教頭をしていたのは野村教頭(早崎文司さん)。背検体を気にする小心者で、教頭時代は金八先生のこともよく思っていませんでした。校長になってからは金八に絶対の信頼を寄せるようになりました。

金八先生への態度がみんなどんどん変わっていますが、金八先生自身もだいぶ変わっていますからね。第2シリーズまではいいお兄ちゃん的教師でしたが、第4シリーズからはお父さん的な感じになっていますからね。破天荒ではなくなっていました。

脇役の先生たちにもそれぞれドラマがあって改めて面白い作品だなと思いました。

関連する投稿


榊原るみの娘で女優の【松下恵】現在どうしてる?

榊原るみの娘で女優の【松下恵】現在どうしてる?

女優の榊原るみさんの長女として生まれ、ご自身も女優の道へ進んだ松下恵さん。女優業の他にバラエティ番組でも見かけていましたが、最近はあまり姿を見ていないような・・・。そこで、松下恵さんの活動を振り返りつつ現在の様子も調査してみました。


【上脇結友】『ぽっかぽか』のあすかが “はは” に!大人になっても活躍する結友ちゃん

【上脇結友】『ぽっかぽか』のあすかが “はは” に!大人になっても活躍する結友ちゃん

かつて放送されていた昼ドラ枠「花王・愛の劇場」の人気シリーズに『ぽっかぽか』というドラマがありました。主人公は、父・母・娘のあったか3人家族。特に話題になったのが娘のあすかで、演じたのが子役デビューしたばかりの上脇結友ちゃんでした。現在も女優として活躍する結友ちゃんを振り返ります。


メインキャストから脇役まで!【鶴見辰吾】の出演ドラマを振り返ってみた!

メインキャストから脇役まで!【鶴見辰吾】の出演ドラマを振り返ってみた!

12歳の頃から俳優活動を始めた鶴見辰吾さん。デビュー以降、本当に数多くの作品に出演され様々な役柄で私たち視聴者を楽しませてくれていますよね。この記事では、ほんの一部になってしまいますが、そんな鶴見辰吾さんの出演ドラマについて振り返ってみました。


ドラマ出演は意外と少ない!近藤真彦さんの出演ドラマまとめ

ドラマ出演は意外と少ない!近藤真彦さんの出演ドラマまとめ

たのきんトリオとして人気アイドルだった近藤真彦さん。ドラマ出演は意外とあまり多くはないのですが、近藤真彦さんの出演ドラマを振り返ってみましょう。


主演作は主題歌もヒット!田原俊彦さんの出演ドラマまとめ

主演作は主題歌もヒット!田原俊彦さんの出演ドラマまとめ

アイドルとして活動しながらドラマにも出演してきた田原俊彦さん。ドラマ主題歌も担当することが多かったですよね。田原さんの出演ドラマをまとめました。


最新の投稿


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体『UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)』が、設立40周年を記念し、特別イベント「無限大記念日」を書泉ブックタワー(東京・秋葉原)にて開催します(2025年12月24日~2026年1月12日)。第1次UWFの貴重な試合映像や控室、オフショットなど、4,000枚以上のアーカイブから厳選された写真が展示されます。復刻グッズや開催記念商品も販売され、当時の熱狂が蘇ります。


グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

株式会社グラニフは、TVアニメ『幽☆遊☆白書』との初コラボレーションアイテム全21種類を、2025年12月2日(火)より国内店舗および公式オンラインストアで販売開始します。主人公の浦飯幽助をはじめ、桑原、蔵馬、飛影のメインキャラクターに加え、戸愚呂、コエンマなど欠かせないキャラクターをデザイン。11月26日より先行予約も開始され、ファン必見のラインナップです。


全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

アシェット・コレクションズ・ジャパンは、隔週刊『1/18 エクストラスケール 国産名車コレクション』を2026年1月7日に創刊します。全長約20cm、1/18スケールのダイキャスト製で、日本の自動車史を彩る名車を精巧に再現。ボディラインやエンジンルーム、インパネなどの細部ディテールにこだわった「エクストラ」なコレクション体験を提供し、マガジンでは名車の開発秘話や技術を深掘りします。