ジョイナーの「女子100mの世界記録」がついに破られるかもしれないと話題に!!
1988年のソウル五輪などで活躍したフローレンス・ジョイナーが持つ、女子100メートル走の世界記録「10秒49」が30年以上の時を経てついに破られるかもしれないと、陸上ファンなどを中心に話題となっています。
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現在注目を集めているのは、エレーン・トンプソンヘラ(29)とシェリーアン・フレーザープライス(34)の二人のジャマイカ人陸上選手。トンプソンヘラは今年に入って世界歴代2位となる10秒54をマークし、先日の東京五輪でも10秒61のオリンピック記録で金メダルを獲得、フレーザープライスも同じく今年になって世界歴代3位となる10秒60を記録しました。ジョイナーが引退して以来、30年以上にわたり彼女の記録に迫る選手が現れておらず「10秒49」は不滅の記録とまで呼ばれていただけに、二人の選手の今後の動向に期待が高まっています。
かつてのジョイナー。特徴的な容姿でも話題となりました。
ジョイナーだけじゃない!今でも残る80年代の世界記録の数々!!
ついに破られるかもしれないジョイナーによる不滅の世界記録。一方、女子の陸上競技では80年代の記録が現在も破られておらず、世界記録として残っているケースが散見されます。ここでいくつかピックアップして確認しておきましょう。
400m競走
まずご紹介するのは女子400m走。1985年に当時の東ドイツの選手、マリタ・コッホが出した「47秒60」が世界記録として残っています。先日行われた東京五輪では、バハマのショーナ・ミラー=ウイボが48秒36で金メダルを獲得しています。
800m競走
800m競走では、チェコスロバキアのヤルミラ・クラトフビロバが1983年に出した「1分53秒28」が世界記録として残っています。東京五輪では、アメリカのアシング・ムーが1分55秒21で金メダルを獲得しました。これはアメリカの国内記録となっています。
走幅跳
走幅跳では、当時のソビエト連邦のガリナ・チスチャコワが1988年に記録した「7m52」が世界記録となっています。東京五輪では、ドイツのマライカ・ミハンボが7m00で金メダルを獲得しています。
砲丸投
砲丸投では、当時のソビエト連邦のナタリア・リソフスカヤが1987年に記録した「22m63」が世界記録となっています。砲丸投は世界歴代の上位8位までが80年代までに記録されたものとなっており、70年代の記録も散見されるのが特徴。東京五輪では、中国の鞏立姣(ゴン・リージャオ)が20m58で金メダルを獲得しました。
このように、80年代を中心に突出した記録が残っていることで有名な女子陸上競技。とはいえ、近年になってかつての記録が破られた例(2015年の1500m走など)もあり、ジョイナーの不滅の記録もいつかは抜かれることが予想されます。今後の女子陸上競技に注目です!
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